薬剤師のMR、外資系製薬会社から創業130年の老舗専門商社の総合職へ

薬剤師のMR、外資系製薬会社から創業130年の老舗専門商社の総合職へ

No.1323
  • 現職

    一部上場 創業130年の老舗化学品専門商社 総合職

  • 前職

    外資系製薬メーカー 地方都市の営業所 MR(薬剤師)

日下部 浩太 氏 30歳 / 男性

学歴:北海道札幌南高等学校 卒
北海道大学 薬学部 薬学科 卒
薬剤師
MR認定資格
TOEIC 865点
マーケティングビジネス実務検定C級
サウナスパ健康アドバイザー

【 はじめに 】

今この『転職体験記』をご覧になっている方は、少なからずご自身の現職での働きについて何かしら不満を持っていたり、自分の今後のキャリアについて不安があったりという方々だと思います。自分自身に関しても、前職に不満を持ち、且つ転職活動に不安を持っている一人の転職希望者でした。

私の転職活動が好転したのは、(株)エリートネットワークさんとの出会い、転職カウンセラーの高橋さん・堀さんとの出会いがあったから、といっても過言ではないかと思います。
結果的に、志望していた東証一部上場の化学品専門商社から総合職の内定を頂くことができ、他業界へのジョブチェンジということもあり、一抹の不安は抱えながらも、これから自分が本当に働きたい環境で働けることに非常にわくわくした気持ちです。

少しでも転職を希望されている読者の方々のお役に立てれば、という思いで、私の転職活動について記載させて頂きます。

【 新卒時の就職活動について 】

大学では薬学を専攻しておりました。国立大学ということもあり、大学3年後半から大学6年までは昼夜研究室での研究活動と共に、薬剤師資格を取得できる学科でしたので大学病院などでの実務実習を中心とした大学生活を送っておりました。

私自身、積極的で行動的な性格であり、数多くの人とコミュニケーションをとるのが好きであったことから、研究職や薬剤師になることは考えず、しかし医薬品の社会的価値は多分に肌で感じておりましたので、医薬品にかかわる会社に入社することを念頭に新卒の就職活動を行っておりました。具体的には、製薬メーカーや総合商社(医薬品分野)です。

その中で内定を頂いた、外資系製薬メーカーに入社を決めました。

【 前社でのキャリア 】

新卒で入社した外資系製薬メーカーでは約4年間営業職(MR)として経験を積みました。主な業務内容としては、BtoC営業で、顧客は処方権のある医師です。その顧客に対して、治療課題の解決のために医薬品の提案を行うこと、そして医薬品は病気が治る・症状が緩和するというプラスの効果と同時に、副作用などのマイナス部分も同時に持ち合わせておりますので、安全性情報の提供や収集も非常に重要な仕事になります。

前職では非常に多くの新薬の上市を経験し、県内の新薬の立ち上げにも取り組むことができました。新薬情報は顧客からも非常に要望が多いものですので、その情報提供や処方の依頼は非常にやりがいの感じられるものでした。また、通常の顧客との面会だけでなく、新薬の講演会の企画立案・運営や本社の他部門とのコラボレーションなども経験できたのは、自分の成長につながったと思っております。

前職で身についたスキルを思い返してみると、コミュニケーション能力が挙げられるかと思います。特に顧客が医師という、いわゆる社会的な地位の高い顧客となりますので、コミュニケーションの取り方や、専門性のある顧客に知識レベルを合わせるという意味で非常に成長できたのではないかと思います。また、顧客が医薬品を処方する患者ベースで提案することが求められますので、治療に困っている患者さんについてヒアリングをする必要もありました。

コロナ禍に入り、今までの営業スタイルでの活動が難しくなるとともに、本来企業の花形であるはずの医薬品営業職の数が業界全体で右肩下がりであること、そして自分の働きと10年目、20年目の社員と比較した時の自分の成長の伸びしろが少ないことから、医薬品業界で営業職・MRを続けることに不安を感じ、徐々に転職を意識し始めるようになりました。

【 今回の転職活動 】

私自身が抱いた懸念・不安は前職の会社へのものでなく、医薬品業界自体へのものでしたので、他業界への転職を志しました。

いわゆる大手の手広く求人案件紹介を行っている人材会社に登録することから始まり、担当者との面談を数多く行いましたが、率直な心境としては、「自分は他業界には行けないのでないか」という不安を感じました。
「医薬品営業職からのジョブチェンジは、なかなか難しいです」、「製薬会社の本社勤務になって、マーケティングなどの職能を身につけてから、他業界を考えてみてはどうでしょうか?」などのネガティブなアドバイスばかりで、今後のキャリアへの不安は募る一方でした。また、書類通過後のサポートも一般的な面接での留意点について単にメールが来るだけで、まともな面接対策はありませんでした。

そのような中で、エリートネットワークさんからお声がけ頂き、藁にも縋る思いで面談を行ったところ、他業界への転職に関するネガティブなお話は全くなく、むしろ私自身のことを誰よりも理解するためにじっくりとヒアリングし、寄り添ってくれたように思います。最終選考まで進んだ企業に関しては、別途企業担当者との個別面談も組んで頂き、より企業への理解が深まる大変貴重な機会でした。

志望する業界や企業、そして私自身のことを誰よりも知っている、エリートネットワークさんにお声がけ頂いてなかったら、おそらく私は前職の営業職として、不安を抱きながらまだ働いていたことと思います。

自分の転職活動に不安を持っている方や本当に納得のいく転職をしたいと思っている方々には、是非一度エリートネットワークさんに相談してみることを、お勧めいたします。

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