一部上場 金融系企業 内部監査
4大監査法人 会計監査 公認会計士(マネージャー)
飯嶋 啓吾 氏 41歳 / 男性
学歴:県立高校 卒
四年制大学 経済系学部 卒
日商簿記1級
公認会計士
大学選択にあたって、将来的に資格の取得を目指していたので、経済系の資格に強い大学及び学部を選択しました。大学2年生の途中から公認会計士の資格を見据え、そもそもの適性があるかの確認のため、日商簿記試験を受験しました。
日商簿記試験を3,2,1級と順調にクリアーしたことから、ある程度見込みがあると考え、2年生の後半から専門学校に通い、大学卒業年に3年間の受験勉強の末、会計士2次試験に合格しました。
会計士試験を目指していたので、いわゆる【就職活動】を一切経験しない状態でした。
二次試験合格後に就職した大手監査法人には十数年お世話になりました。
入社後は、法定監査を中心に監査業務の経験を積みました。監査先として関与した業種は、物流、飲食、インフラ、不動産、エネルギー、サービス等様々な業種業態を経験しました。実施した業務は、会計監査、SOX監査、IT監査となります。
アドバイザリー業務としてクライアント先の定款や規程を作成する業務、国の財務諸表を作成する業務も実施しました。また、監査クライアント先への提供サービスの一環として、財産管理、資金管理、金融基礎知識に関する研修業務を提供することもありました。更に、所属する監査法人内の業務として、新人研修、専門分野の研修を担当し、一からの資料作成、研修講師を実施しました。
そのほか、日本公認会計士協会のある分野の専門委員として、専門分野における実務指針の改定作業等に関与しました。
転職を考えるきっかけとしては、子供の誕生により、自分の家庭としての経済的、育児的な持続可能性を妻と話し合ったことがきっかけとなります。
従来から、監査業務、アドバイザリー業務を実施していたため、企業の中で、自分の経験、知識を活かすことができる働き方をしたいと考えていたこともあります。また、40歳という節目も経過し、自分の今後の身の振り方を考えて、転職を決心しました。
転職するにあたり、自分の中でのキーとなる要素はいくつかありました。
・転職の時期。すなわち、前職の監査チーム内での役割があるため、監査期間の途中での退職は極力避けたい(前職への恩義、クライアント先への迷惑もかけたくないという理由)
・年収、すなわち、現行の年収を下回らないこと(扶養家族がいるため)
・ライフワークバランスが前職より改善する見込みがあること(子供も小さく、共働きのため)
・監査業務(前職の経験が活かせること)
・利益率が高く、かつ、総利益額が多い会社であること(監査で様々な会社を見てきた経験上、利益が薄い会社は、待遇もそれなりであるとの個人的な見解を有していたこと)
転職活動を通じて気づいた点としては、前職の監査法人においても、転職市場においても、英語力が高く評価されるという点です。前職でも英語力があると幅広い業務の機会がありますし、転職市場においても有力な道具になると思いました。
また、中途採用者を募集している会社は、明確で且つ具体的な希望人材像のイメージがあるので、その会社の希望スキル、人物像に照らして、自分がフィットしていると感じたら、募集している会社が求めているスキルを面接の場でしっかりアピールすることが大切と感じました。
次の職場は、幅広く様々な事業をしている会社なので、様々な会社・業種で監査をしていた自分の経験を活かすことができる場と考えています。しっかりと自分のパフォーマンスを発揮し、職場や法人に貢献をしたいと考えています。
個人的には、自分の転職に求める条件にしっかり合った会社に転職が決まったため、転職活動及び結果に満足をしているとともに、妻も喜んでくれているので、それがまた嬉しいです。
自分を担当して下さった転職カウンセラーの梨本さんは非常に頼りになる方で、且つ、細やかな心遣いがさりげなくでき、応募書類の記載内容、記載順序、面接時に必要な訴求ポイントを的確にアドバイスして頂きました。梨本さん自身、大企業のご出身なので、大手の企業組織における風土や社内力学、社内の意思決定プロセスを熟知しており、いわゆる「しっかりとした企業」に転職をしたい自分にはまさに適任の一言でした。
梨本さんのサポートは非常に丁寧親切でした。面談をしながら、応募書類上のキーワードを自分の気づかない引き出しからしっかりと引き出して頂きました。
また面接指導は、1社1回ではなく、1次面接、2次面接、3次面接で誰が面接官で、その場合どの点に力点を置いて訴求をすればいいのか、を的確にアドバイスして頂きました。
そのため、私は合計4社、通算6回の面接を受けましたが、面接を受けて、不合格を頂いたのはたった1回の面接だけでした。
今振り返ってみて、大学卒業の際に全く就職活動をしなかった自分が、転職において「面接合格率83%」を獲得できたのだと実感しました。それをご指導して下さったのが梨本さんです。私の転職で重要な要素である、転職時期、年収の2点についても各面接時の回答ぶり等、実践的で有効なアドバイスをして頂きました。
梨本さんは監査法人から転職をする方へのご担当経験も多かったので、監査法人出身者がお世話になるには非常に頼もしかったです。また転職先として、メーカー、インフラ会社、総合商社に強いため、しっかりした会社への転職を考える際は、ぴったりのご担当者だと思いました。
また、転職した後のキャリア、働き方のことも自分のことのように親身になってご検討をして下さり、会社をご紹介して頂けます。転職した後の60,65歳までのことを考えて、適切な会社を紹介して頂けたので、転職後も安心して末永く定年まで勤務をしたいと考えています。
新しい職場は、公認会計士の方やそれ以外の中途入社の方が多くいらっしゃる活気のある職場との説明を頂いているので、これまでの自分の経験と新しい職場の方のご経験による刺激を受けて、更なる成長ができる機会と考え、今から新しい職場での勤務を楽しみにしています。
以上