データアナリスト、よりデータドリブン文化の強いプライム上場企業へ

データアナリスト、よりデータドリブン文化の強いプライム上場企業へ

No.1370
  • 現職

    東証プライム上場 大手インターネットサービス企業 ストラテジックプランニング職

  • 前職

    小売業(TV通販) プランニング部門  データアナリスト

佐藤 幸太郎 氏 32歳 / 男性

学歴:群馬県立 桐生高等学校 卒

横浜市立大学 国際総合科学部 国際総合科学科 経営科学系 卒

統計検定2級
TOEIC 820点

① 新卒時の就職の志向

元々、企業の規模や一般的な知名度にはあまり関心が無く、「枠に囚われず、色々なタイプの仕事(職種)ができそうか」、
「それをスピード感を持って実行できそうか」という2つのポイントで判断していました。
大学卒業当時は、これがやりたいという明確な希望職種は定まっておらず、可能な限り色々な職種を経験しながら、色々な職種の人と関わることができる環境であれば、自分に合った仕事に出会えると期待し、事業領域の広い企業やスピード感のある企業、業界上位の企業を中心に就職活動をしていました。

② 入社した会社での担当業務や実務経験、体得したスキル

入社直後から3年間は、マーケティング部でCRM施策の企画運営を担当していました。その後、商品部門で販売計画のプランニングを担当する部署に異動しました。そこでは、自分で必要なデータを考え、それを使って意思決定を進める必要性に迫られたことが、私のキャリアの転換点でした。
データ活用の可能性と面白さに触れ、本格的・専門的に学びたいと思い、データ分析や利用促進を専門とするチームへ異動させてもらいました。そこで、各種ツールの使い方や分析ノウハウを体得するとともに、現場が抱える抽象的な課題や日々の悩み事を、具体的な仮説・要件に落とし込み、伝わりやすいアウトプットに変えていきました。その面白さ・キャリアとしての可能性を感じたことが、最も大きな学びだったと思います。

③ 転職するに至った背景や理由、きっかけ

前職のデータアナリストという仕事は、とても面白く、これからもキャリアの軸にしていきたいと思っています。一方、「マーケットにおけるデータ人材」について考えた時に、前職で扱っていたデータの種類や量、分析サイクルのスピード感や複雑性などの点において、多くの企業や組織で活躍するレベルにはまだまだ達していないと感じていました。

④ 転職活動でのこだわり

最もこだわった点は、転職先で自分に何ができるのか? という点です。
前職における仕事内容や給与、人間関係への不満は無く、あくまで自分の仕事のスケールアップを求めて転職を決意したため、目先の条件などに左右されないよう、次の2点にマッチするかで判断をしていました。
・ボトムアップ文化が根付いており、それが求められる環境か
・一緒に働くメンバーが高い意識とスピード感で働いているか
自分で課題を発見し、価値あるアウトプットに変えていけるかどうかは、もちろん自分のスキルや提案の質によります。一方で、所属する組織がボトムアップを求めているか、また一緒に働く多くのメンバーも同じような姿勢で仕事をしているか、という組織のカルチャーにも大きく左右されると思っています。
私自身が最大限パフォーマンスできる環境はそのような環境だと思っていますので、転職活動における最も太い軸にしていました。

⑤ 転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、反省点など

私は今回の転職活動以前に、2回転職活動自体は行っていました。過去2回の転職(希望)理由も、今回とほぼ同じですが、「マーケットにおけるデータ人材」に求められるスキルや経験と、当時の私のデータアナリストとしての実務経験のギャップの大きさを痛感する結果となりました。
具体的には、扱うデータの種類や量の少なさや、ツール、プログラミング言語などハード面のスキル不足もありましたが、それ以上に
「前職におけるデータ活用の課題として何を認識し、そこに対し何をしてきたか?」
「実際にデータを意思決定に使う現場側に対し、どんな働きかけをする中でどんな仮説検証をしてきたのか」
「エンジニアでもサイエンティストでもない自分が、データ活用の文脈でどう価値を出せるのか?」
といったソフト面のスキル・経験を強く問われたことが印象に残っています。

転職活動を通じた、職務経歴書の作成~面接・フィードバック・反省は、確かに半端ではない労力と勇気がいる作業です。
しかし、3度の転職活動で次の大きな2つのメリットを感じました。
・会社の外で通用するために、自分に足りないスキルがわかる。
・今の会社においても、自分の棚卸ができることで、年度の振り返りや次の目標設定、やりやいことの表明がしやすくなる。
1つ目はその通りともいえるメリットですが、2つ目については、ほとんどの会社員が年間(あるいは半年)の振り返りをしているはずですので、その都度、職務経歴書をアップデートをするのが良いと思っています。私はこの4年間、毎年(時には数か月に1回)、アップデートを重ねてきました。
転職するにしろ、今の会社にいるにしろ、「転職活動」自体をやり続けることには大きな意味があると思っています。

⑥ 次の職場にかける意気込み

自分にとっては、今回が初めての転職ですので不安も大きいですし、きっと最初は気疲れをするのだと思います。
ただ、前述の通り、前向きな意味で「いつでも転職できる」準備をしておくことは、自分自身の継続的な成長と精神衛生上大きな意味を持つと思っていますので、そのようなメンタルを心掛けていこうと思っています。

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