プライム上場 財閥系 海運会社 事務系総合職
日系大手 信託銀行 市場部門
長野 俊久 氏 32歳 / 男性
学歴:私立高校 卒
慶應義塾大学 経済学部 卒
TOEIC900点台
新卒の就職活動の時は、学部のゼミで金融システム論を研究していたことがきっかけで、金融市場にプレイヤーとして参加し、 専門性を磨くキャリアを望んでいました。
また、海外駐在を一度は経験してみたいという想いもあり、メガバンク・信託銀行、アセットマネジメント会社を中心に面接を受けていました。いくつかの会社からオファーをいただく中、他部門からでも市場部門に異動可能な公募制度が用意されていることや、お会いした先輩方の人柄の良さが決め手になり、前職の信託銀行を選びました。
初期配属は希望していた市場部門ではなく、地方支店の営業部門でした。営業職の仕事には当初苦戦しましたが、先輩や上司に助けられ、3~4年目には若手なりに周囲に認められる成果を出せるようになりました。
営業の現場における、お客さま・社外関係者・同僚など様々な方々との交流から得られた充実感は、唯一無二のものです。
また、市場部門への異動希望をアピールすべく、業務外では証券アナリスト資格の取得やTOEICの点数の向上に取り組んでいました。
お陰で、入社5年目には市場部門に異動となりました。営業部門とは全く異なる雰囲気の職場で戸惑いもありましたが、3年程でトレーディング業務に関する基礎的な能力を習得できました。
その後、継続的に英語学習に取り組んでいたことも手伝い、海外拠点での業務の機会をいただきました。市場部門という本業での海外業務はチャレンジングであり、また新型コロナウイルスの影響で事業環境が激変する中での危機対応など、拠点全体の運営を考える点での成長に繋がったと感じています。
おおよそ新卒の就活時に想定した通りのキャリアを歩んでいましたが、前職における今後30年のキャリアを展望した時に、市場部門で専門性を追求するよりも、現場に近く、実体経済への手触り感がある仕事の方が、自らの人生をより豊かにできるのではないか? と考えるようになりました。
情報を収集するうちに、業種を変えるなど新しいことにチャレンジするならば年齢的にも早い方が良いと感じ、転職活動を開始しました。
自己分析の結果、私が今後のキャリアに求めることは「社会貢献の実感」「幅広い産業との関わり」「海外駐在の機会」の3点におおよそ集約されました。
これを踏まえて業界・企業研究を進めたところ、条件を満たす業種はいくつかありましたが、海運業は以前から業務を通じて関心を寄せていたことや、営業部門・管理部門を横断しながらローテ―ションを繰り返すキャリアに魅力に感じ、第一志望になりました。
その頃、転職サービスのウェブページ上で、偶然(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの篠原さんが、海運業へのキャリア入社を複数成功させたという実績を拝見し、助言をいただくことにしました。
転職活動では、新卒の時と異なり、業務と並行して自己分析・企業研究・ES作成・試験対策・面接対策を進める必要があります。
特に私は初めての転職活動且つ、志望する企業の応募期限が迫っている中でのエントリーだったので、「限られた時間でいかに効率良く、内定を得るのに必要な準備をできるか」が課題でした。
転職カウンセラーの篠原さんからは、ES作成・面接など各ステージで具体的な対策方法を助言いただいた他、WEBと対面それぞれの模擬面接を行っていただきました。また、ご準備いただいた(大量の)想定質問に対して一つ一つ自分なりに回答を考えたことが、企業理解の深化や面接でのスムーズな応対に繋がったと感じています。
新卒で入社した前職も非常に気に入っており、以前は転職など全く考えていませんでしたが、ふとしたきっかけで転職活動を始めることになりました。総合商社や海運など、日本を代表するグローバル企業への入社パスは新卒の頃の自分には考えられなかったが故に、今回入社する企業から内定をいただいたことは、これまでのキャリアにおける自分の成長を実感することにもなりました。
ただし、入社がゴールではないので、新卒で前職に入社した頃のがむしゃらさと謙虚さを思い出し、業務を通じた社会貢献と自己成長を追求していきたいと考えています。