公認会計士、4大監査法人から大手証券会社の公開引受部へ

公認会計士、4大監査法人から大手証券会社の公開引受部へ

No.1387
  • 現職

    東証プライム上場 大手証券会社 公開引受部

  • 前職

    大手監査法人 マネージャー 公認会計士

鈴木 太郎 氏 33歳 / 男性

学歴:法政大学 経営学部 経営戦略学科 卒
慶應義塾大学大学院 商学研究科 商学専攻 修了

公認会計士

① 新卒での就職時の志向

私は高校時代に将来、公認会計士として活躍することを志しました。そのため、新卒時は大学在学中の公認会計士試験合格に向けて勉強しており、いわゆる新卒の就職活動の経験はありません。
大学在学中の合格は叶わなかったのですが、その後、大学院に進学し、大学院在学中に公認会計士試験に合格し、大手監査法人に入所しました。

② 前職での担当業務や実務経験、体得したスキル

前職の大手監査法人では、上場企業に対する会計監査・内部統制監査に加え、IPO支援業務を多く担当している部署に所属していましたので、IPO関連業務及び各種アドバイザリー業務も経験することが出来ました。
監査業務を通じて、会社のビジネスや内部統制を理解することが出来たことに加え、クライアントの様々な役職の方に対してヒアリングする機会があり、ビジネスや物事の考え方を身に付けることが出来ました。
アドバイザリー業務では、クライアントの課題解決に向けてクライアントと同じ目線で取り組むという経験が出来ました。
これらは、何ものにも代え難い貴重な経験だったと考えています。
加えて、私自身社会人として1社目の会社だったということもあり、一般常識、ビジネスマナーも身に付けることが出来ました。

③ 転職するに至った理由

私は前職の大手監査法人で昇進・昇格することをベースにキャリア形成を考えておりました。
しかし、たまたま自分自身が担当している業務に一区切りがつくタイミングが重なり、新たなチャレンジをもし転職というカタチでするのであれば、自分の年齢も勘案すると、実質的にはラストチャンスになると思いました。

その中で、これまでのキャリアを最大限活かしつつ、新たなチャレンジが出来る仕事として、前職の業務経験の中で一番やりがいを感じていたIPO関連業務をメインに今後のキャリアを形成したいと考えました。
IPO関連業務の中でも監査法人側の業務はある程度、経験することが出来たので、次は主幹事証券側の業務を経験したいと考えた結果、証券会社の公開引受部に転職することを決意しました。

④ 自身のこだわり

転職先の企業を選定にするにあたり、自分自身がやりがいを持って働けるか、新たなチャレンジが自分のキャリアアップに繋げることが出来るかという2点から、大手の証券会社の公開引受部に応募しました。
逆に、働き方や給与面についてはあまり重視しませんでした。

⑤ 転職活動を通じて、気づいた点・反省点

気づいた点:今までのキャリアを振り返り、今後のキャリア形成に関して深く再考する良いキッカケになったと感じています。
今回はご縁があって転職するという結論に至りましたが、転職しないという結論になったとしても非常に有意義な時間だったと考えております。

反省点:前職で管理職となってから、常にキャリア形成のことは頭の片隅にはあったものの、前職でキャリアアップすることに重きを置いていたため、転職活動に一歩踏み出すことが出来ていませんでした。
しかし結局、転職を決意したので、転職することも見据えた準備(業界理解、企業研究、資格取得等)や、前職でのキャリアアップを蔑ろにしてでも幅広い業務経験を積んでおけばよかったと感じています。

(株)エリートネットワークのサポートについて:縁あって転職カウンセラーの篠原様にご担当頂きましたが、私のタイプや性格を踏まえて、適時適切なアドバイス及びサポートをして頂きました。
私に対しては1〜10まで全て手取り足取りアドバイスするのではなく、基本的には私自身に考えさせて(自分自身の人生の重要な意思決定なので当然だとは思いますが)、それを否定するわけではなく、こちらが疑問に思っていることに的確なアドバイスを頂けたり、応募書類の添削をして下さりました。自分自身で主体的に行動するタイプの私としては、非常に好感が持てました。
また、私の転職活動時期はゴールデンウィークを挟むスケジュールで、私とも応募先の企業様とも日程調整が難しいタイミングだったと思いますが、迅速丁寧にご対応頂きました。その結果、転職活動開始から約1ヶ月程度というスピードで無事に内定を頂くことが出来ました。

⑥  次の職場に賭ける意気込み

前職の業務経験を活かすことが出来る業務ではあるものの、新たなチャレンジとなりますので、自己研鑽に励むことは当然として、クライアントの悲願であるIPOに向けて全力でサポートしていきます。

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