東証プライム上場 財閥系 海運会社 総合職
東証プライム上場 有名 大手食品メーカー SCM部門 業務標準化、BPR、モーダルシフトの推進
坂野 紀之 氏 30歳 / 男性
学歴:大阪府 私立高校 卒
同志社大学 社会学部 卒
日商簿記2級
ITパスポート
ビジネス会計2級
TOEIC 730点
学生時代の部活動や課外活動の影響から、“人々の生活を豊かにしたい” という軸でメーカーを中心に受けておりました。
メーカーは、直接的に人々の生活を豊かにしているということが目に見え、仕事のイメージがしやすかったためです。中でも、自身の好きな商材に携わりたいと思い、前職に入社いたしました。
SCM関連の部署に配属となり、生産計画・物流現場・モーダルシフトを主に担当しました。
生産計画の担当期間が最も長く、トレードオフ関係にある営業・生産のニーズに対して、部門横断での調整を行い、供給責任を果たしてきました。また、キャリアの中で一貫してSCMに携わり、川上~川下までを経験し、SCM領域における課題抽出~改善提案を行ってきました。
前職を通じ、入社時の “人々の生活を豊かにしたい” という目標は、ある程度実現できていると感じていました。
しかし、生活の豊かさはあらゆるモノ・サービスによって支えられていると感じるようになり、今後は1つの商材ではなく、物流を中心に様々な領域からアプローチし、より高い次元で目標達成していきたいと思うようになりました。
前職では、メーカーであるため自社内物流がメインであること、また商材が限定的であり、様々な領域に携わることが難しいことから、転職を決意しました。
上記の通り、業務領域を広げたかったため、転職活動の軸は “様々な商材/物流に携わりたい” でした。
おのずとグローバル企業に絞られてきますが、どの業界・企業を受けるのか、明確な動機・理由までは見つけられずにいました。
まだ志望業界も曖昧な中で、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの梨本さんと、一度目の面談をさせていただきました。1時間ほどお話しさせていただき、これまでのキャリアや想いをお伝えさせていただきました。
しかし、私が思い描く今後のキャリアと、これまでの経験やスキルを鑑みた時に、駐在経験もなく、英語をもう少し頑張らないと厳しいとのアドバイスをいただきました。そこで、もう少し英語を勉強してから、また面談することになりました。
正直、梨本さんからのアドバイスはどれもごもっともでした……。同時に転職の厳しさも教えていただきましたが、私にとっては、このアドバイス・判断が正しかったと今でも思っています。もし、このタイミングで選考に参加しても、間違いなく自分が納得できる転職活動にはなっていなかったと思います。これまでの経験・スキルだけで企業を選定するのではなく、あくまでも私の本当にやりたいこと、その本質的な部分を尊重してくださる姿勢に感銘を受け、その他エージェントとも面談していましたが、この日から梨本さんにお願いさせていただくことにしました。
面談後は必死に勉強し、数か月後、英語が目標値にギリギリ届いたため、再度面談をさせていただきました。その時初めて、選考に参加する企業選定に話が及び、海運業界を第一志望として進めていくことにしました。
転職活動期間中は、適宜梨本さんから書類添削や面接の事前アドバイスをいただき、終始冷静な状態で臨むことができました。当然ですが、仕事をしながら転職活動をしていくことになりますので、あまり多くの企業を一気に受けることは難しいと感じていました。
結果的に海運は2社のみ選考を受け、その内の1社から内定をいただきました。内定のお電話をいただいた時は本当に嬉しく、また梨本さんへの感謝の気持ちで一杯になりました。
常に5~15年先のキャリアプランを考えておくことの重要性を改めて感じました。将来から逆算することで、今やるべきことが明確になり、現職を継続するのか・転職すべきなのか判断することができます。普段から将来を考えていないと、現職に不満があっても、今何をすべきか分からず不満を抱えたまま継続してしまったり、年齢の面で転職のタイミングが遅くなってしまうリスクが高まります。
もし転職がベターであると判断した場合には、先述しましたが、経験・スキルなど現状の自身のレベルから企業を選定するのではなく、今後の自身のキャリアプランを考えた時に、自分にとって最適な企業にトライすることが大切だと思います。
もし、そこに今GAPがあるなら、それを埋めるように努力してからトライすればいいと思います。早く結果が欲しくなる気持ちも分かりますが、転職自体が目的にならないようにすることが重要です。
希望通りの海運会社に転職でき、非常に嬉しく思います。
とはいえ、まだスタート地点です。新卒とは違い、中途採用は入社後すぐに配属され、即戦力にならないといけません。異業種出身などの言い訳は通用しないので、まず入社までの数か月間で準備しておくべきことをしっかりとやっておきたいと思います。入社後は仕事を覚えながらも、これまでの実務経験を活かした発言・提案を行っていきたいと思います。