内部監査で海外赴任をしたく、CRO企業からメガバンクへ

内部監査で海外赴任をしたく、CRO企業からメガバンクへ

No.1399
  • 現職

    メガバンク 内部監査部門 海外対応の内部監査担当

  • 前職

    東証プライム上場 CRO企業 CRA担当後に内部監査部門 内部監査担当

毛利 寅雄 氏 32歳 / 男性

学歴:名古屋高等学校 卒
明治学院大学 文学部 英文学科 卒
Purdue University School of Languages and Cultures 卒
TOEIC 905点
実用英語技能検定 準1級
HSK(漢語水平考試)5級

①学生時代に遡って新卒での “就活” の時の志や志向

新卒としての就職活動は、大学卒業後にアメリカの大学院に進学し、大学院在籍中に行いました。そのため、日本の学校に在籍している方と同じスケジュールで動くことは難しく、ボストンキャリアフォーラムで就職活動をしました。
応募する企業は、キャリアフォーラムに参加していた企業の中で、世の中への貢献度が高い事業をしていると感じる業界の企業、という軸で検討しました。例えば、金融業界や医薬品開発業界などが希望する業界でした。
企業研究は、日本で会社訪問をすることが難しかったこともあり、企業のウェブページを閲覧し、疑問点や気になる点をスカイプ面接や対面面接で面接官に聞く、といった形で行いました。

②入社した会社/その後の現職での担当業務や実務経験、体得したスキル

◆転職までに経験した業務:
 ・CRA(Clinical Research Associate:臨床開発モニター):3年
 ・内部監査:2.5年

キャリアフォーラムでの就職活動では、臨床開発を主力事業としている企業から内定を貰えたため、帰国して新卒入社しました。
入社企業は、CRO(Contract Research Organization:医薬品開発業務受託機関)業界に属している企業で、主に国内外の製薬会社より受託した治験を実施することが主な業務の企業です。入社後はCRAとして勤務しました。
世の中には患っている疾患に対する治療薬が無かったり、治療薬があったとしてもあまり効果が望めず、新しい薬が手に届くことを待ち望んでいる方がいます。その新薬を世の中に出すためには、治験を行い、新薬候補の安全性や効果等のデータを収集し、国に承認される必要があります。
治験は治験実施計画書という治験の実施方法が細かく記載された計画書に沿って行われ、CRAは、治験実施計画書通りに治験が実施されているか、被験者(治験に参加している方)の安全性に問題がないか等のモニタリングをすることが主な業務です。

CRAとして3年勤務した後、私の希望で所属企業の親会社である持ち株会社に転籍し、内部監査部で勤務を開始しました。
内部監査部では国内外のグループ会社への内部監査の実施、及び対象会社へのJ-SOX評価の実施をしていました。転籍後は、英語対応が必要な海外グループ会社への内部監査の実施を主に行いました。
内部監査は経営者の目線でグループ会社の状況を把握、維持、改善する業務のため、経営者目線でグループ会社全体の事業内容や状況を見ることができたことは貴重な機会でした。初めて内部監査が実施されるグループ会社もあり、監査結果をCEOやCOOに直接報告し、状況報告や改善に向けた提案ができたことにやり甲斐を感じながら業務をしていました。

③今回転職するに至った背景や理由・きっかけ(主因並びに誘因)

前職での内部監査にやり甲斐を感じていましたが、内部監査人としてより成長するため、より大規模な企業で様々な内部監査の経験を積みたいと考えるようになっていきました。
特に英語を使った海外監査に携わる業務経験を積み、将来的には海外駐在ができる可能性のある企業で勤務したいと考えるようになりました。

④こだわったり、譲れないと考えた軸、逆に、従来のこだわりを捨てた点

転職活動をするにあたり、まずは希望する業界の検討から始めました。転職時の業界選びの基準は、新卒の頃と変わらず、世の中への貢献度が高い事業をしていると感じる業界に属する企業であるという軸で検討しました。
その結果、金融業界を第一志望にしました。理由としては、医薬品開発等の世の中に大きい貢献をしている企業であっても、事業を遂行するためには銀行から資金を調達しているからこそ活動できている一面があるため、金融業界が世の中への貢献の大元であると考えたからです。
その金融業界で海外に対する内部監査に携わりたい、更に将来的には海外駐在をしたい、という希望を軸に具体的な転職活動を始めることを決意しました。

⑤転職活動を通じて、気づいた点や学んだ点、反省点等

今回の転職が初めてのため、具体的な転職活動の流れや事前準備方法等、漠然とした状態で転職活動を開始しました。
エージェント選びをしたいと考えましたが、どのようにして探すのか、数あるエージェントの中でどれが良いのか分からなかったため、リクルートダイレクトスカウトに登録してみました。
そこで(株)エリートネットワーク様の転職カウンセラーの梨本様や他の複数のエージェントからスカウトメッセージをいただき、7社のエージェントの方とやり取りをさせていただきました。どのエージェントも流れはほぼ同じで、私の希望要件の確認、案件紹介、志望動機の作成補助等ご支援いただきました。

転職活動を始めた頃から、無事に終えられた現在を振り返ると、エリートネットワーク様が圧倒的に良かったと感じています。
理由としては、他の6社のエージェントでは窓口担当者が複数人いたり、企業によって窓口担当者が別れていて、日々新しい窓口の方との電話やメールがストレスだったことです。また、案件紹介時にお伝えした希望と関係の無い案件や、業務内容や年収希望に全く合致していない案件を紹介されることも多々ありました。

一方、エリートネットワーク様では梨本様に全てのプロセスで一貫してご対応いただき、私の事を総合的に把握いただいた上でリードしていただけたため、とても心強かったです。
具体的には、企業研究のやり方、私の希望聴取、希望に沿った数多くの求人案件紹介、志望動機書作成方法のご指導、志望動機案のレビュー、企業への応募、面接対策、結果連絡等、全て梨本様が窓口となってご対応いただけました。
また、梨本様には曜日や時間も大変柔軟にご対応いただけ、仕事をしながらでも無理なく転職活動できたことも大変有り難く感じています。

その結果、他のエージェントではあまり感じられなかった「一緒に転職活動をしていただけている」という心理的安心感を非常に強く感じました。
転職活動の結果は無事、第一希望の大手メガバンクの監査部で海外対応に携わり、海外駐在の可能性があるポジションに転職することができました。また、年収面においては希望を大幅に上回ることができました。

この度の転職活動を振り返ってみると、梨本様に効率的且つ効果的にご指導いただけたこと、梨本様に全面的にサポートしていただいているという心理的安心感があったこともあり、転職活動の負担をあまり感じることなく終えられた、と改めて感じました。
反省点を敢えて記載すると、初めからエリートネットワーク様一本で転職活動をしていれば、より効率良く、負担を減らした活動ができた、ということです。

⑥次の職場に賭ける意気込みや覚悟等

私の内部監査の経験は2.5年と短く、金融業界での経験は初めてですが、日々学習をし、早急に業務を任せてもらえ、将来は海外駐在できるように頑張っていこうとやる気に満ちています。
この度の転職活動の成功は、エリートネットワーク様の梨本様に大変きめ細かいリードをしていただけた賜物です。
エリートネットワーク様、梨本様、本当にありがとうございました。

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