東証プライム上場 財閥系海運会社 財務部 財務担当
メガバンク 都内支店(中小企業担当)→本店国際・海外部門→海外トレーニー 欧州赴任
山脇 祐奈 氏 30歳 / 女性
学歴:私立高校 卒
東京大学 教養学部 教養学科 卒
運動会 バレーボール部 卒部
TOEIC 960点
元々飛行機が好きで、新卒での就活では当初航空会社に惹かれており、運良く内定を頂くこともできました。
しかし就活を進める中で、学生時代にバレーボール部での活動に明け暮れていたこともあり、世の中について全く知らないことに気付かされました。このまま、航空業界という特定の業界に新卒で入っていいのかと、一旦立ち止まって改めて考えてみました。
ちょうどその時期、銀行のお話を伺う機会があり、金融であれば航空業界も含めた幅広い企業との関わりを通じ、世の中の仕組みを理解できるのではと思いました。また海外在住経験は特になかったのですが、異なる文化には幼少時よりとても興味があり、海外に関わるチャンスが多そうだとも思い、入行を決めました。
新入社員は慣例として、支店での窓口業務研修後、中小企業宛の法人営業担当拠点に配属されることになっており、私も計2年半経験しました。
営業拠点は東京都港区にあり、歴史の長い地元企業から、創業間もないベンチャー企業まで、幅広いお客様を担当させて頂き、とても勉強になる日々でした。
次の配属先として、新卒の就活から引き続き興味のあったトランスポーテーション関連の業務を志望していました。その結果、本社の海外業務を統括する部署にて、欧州にあるトランスポーテーション関連のグループ会社の資金調達を担当しました。この時の業務が、今回の転職を考える大きなきっかけとなりました。
その後入社6年目の途中より、海外トレーニーとして2年間欧州に派遣され、現地拠点のいくつかの部署をローテーションしました。
前職の入社後3-6年目の約3年間で経験した海外グループ会社の資金調達業務を通じ、財務の仕事をやってみたいと強く思うようになりました。
銀行員なので、普通は「貸す」側の立場にいますが、この業務では「借りる」側の立場を経験しました。調達計画の策定や、ローンや社債など個別の調達案件の実行を、このグループ会社のメンバーと一緒に行いました。企業の戦略や特性を踏まえ資金調達をすることや、調達を通じてビジネスを支えることのやりがいを、この業務を通じて強く感じました。
ちょうどこの頃、身の回りで転職をする人が相次いだことで、自分も意識するようになり、いつかは事業会社で財務をやってみたいと漠然と感じるようになりました。
その後、6-8年目で海外トレーニーとして欧州に赴任し、毛色の異なる内部管理関連の業務を経験しました。この業務も勉強になりましたが、現地の友人や社員と出会い様々な価値観に触れる中で、今後何をしていきたいかを改めて考えるようになりました。その結果、これまでの業務で一番、心から楽しんでいた資金調達や財務を軸にしてみたいという気持ちが強まったのが、転職に至った最大の理由でした。
上記の理由から、財務を軸として転職の機会を頂けるお話があるか、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの篠原さんにご相談させて頂きました。
色々な業種をご紹介頂く中で、次第に、ただ財務や資金調達がやりたいだけではなく「何のために調達をするのか」、すなわち事業そのものに深く興味を持てるかどうかが、自分の中で鍵となっていることに気付きました。
また、多くの日系企業にて部署のローテーションがある中で、財務を軸にしつつも、他の部署もぜひ経験してみたいと思える企業に入りたいと考えるようになりました。
そのような中、新しい職場となる海運事業にとても惹かれました。
新卒の就活時から一貫して興味があり、実務としても担当したトランスポーテーション事業であること、また物流を通じて世の中の根幹を支えるという使命感を社員の方から感じたことが理由でした。
社員の方の雰囲気も本当に素敵で、学ぶところが沢山あると思い、是非働きたいと感じるようになりました。
最終的に内定を頂けた時は、本当に嬉しかったです。
前職でも色々な経験をさせて頂きましたが、漫然と働き続けるよりも、一度立ち止まってやりたいことを見つめ直すことで、真に楽しいと思えることに向かって舵を切る事ができ、本当に良かったと思っています。
篠原さんには、書類や面接の準備をする過程で多くの率直なアドバイスを頂き、各社とのコミュニケーションも迅速かつ丁寧に行って頂きました。海外駐在時からスタートした転職活動でしたが、篠原さんにサポート頂いていたので安心して進めることができました。本当に感謝しています。