東証プライム上場 財閥系海運会社 事務系総合職
東証プライム上場 グローバルブランドを多数持つ化粧品メーカー BtoC商材の法人営業→ブランドマーケティング
古馬 泰也 氏 33歳 / 男性
学歴:私立 土浦日本大学高等学校 卒
早稲田大学 社会科学部 社会科学科 卒
TOEIC L&R 885点
正直に申し上げて、特別な経験やスキルは何もなく、授業、アルバイト、サークル活動を頑張る、所謂“普通の大学生”でした。
ただ、大学に入学する時点で決めていたことは、「とにかく忙しい学生生活を送ること」です。
感覚的な部分もありますが、やはり充実した日々=体感時間が短いという考えがあったため、逆算してとにかく常に何かで忙しくしていれば、必ずや充実した学生生活を得られると考えていました。
そのため、例えばゼミのフィールドワークであれば徹夜覚悟で勉強をすることもありましたし、サークル引退~就職活動スタートまでの期間は、遊び納めるためにまたもや睡眠時間を極限まで削り、遊び倒すという生活を送っておりました。
この「とにかく忙しい日々を」というのは、私の単なるポリシーではありますが、新卒で入社した企業の最終面接にて、「あなたの学生生活を漢字一文字で表してください」という質問をされ、「瞬です。一瞬でここまで来てしまいました。私の考えとしては~」と、上述の考えを話し、面接官との話が弾んだことを考えると、結果オーライだったかなと思います。
新卒の就職活動の際は、最初は「とにかく大手に入りたい」と考え、金融、広告、メーカー等、幅広い業界の説明会に参加していました。
その中でもメーカー、特に日常的に身近にある消費財メーカーでの仕事は、業務内容の具体例が想像しやすく、更に人の役に立つことというイメージが持てたため、途中からは消費財メーカーに軸足を置いた就職活動をしておりました。
上述の「人の役に立つこと」というのは、決して聖人的な考えではなく、自分のモチベーション維持のためのものでした。
この先40年以上社会人として仕事をしていく中で、常にモチベーションを安定させることは至難の業だと学生ながらに考えており、どうすればそれが叶うか?を自問自答していました。
その結果、自分の行動が人を支えたり、ポジティブな気持ちにさせたりしたと自認出来れば、私は自分の存在価値を認識し、モチベーションを維持出来ると考えました。
よって、日々の生活という極めて身近な空間で、日常的に人の役に立っていることを自覚出来る消費財メーカーでの仕事に強く興味を持ちました。
入社した会社では、主に法人営業職としてキャリアを積みました。
具体的には、小売店の店頭に直接伺う個店営業、その後は小売店の本社を担当する本部営業を計10年程経験しました。
その後は、グローバルブランドのマーケティング部門に異動し、1年強の経験を積んだところで今回の転職に至りました。
営業部門、マーケティング部門での経験を経て、具体的な資格を伴うスキルは特別取得していません。
一方、この2つの部門に共通していたのは、関与者の中心に立って大なり小なりのプロジェクトを回していく立場である点、細かいデータ分析が必要とされる点です。
それにより、事実の分析を行いながら、情報を整理して関与者に発信していくことを自然に行えるビジネス筋肉が身についたと思います。
具体的な資格等を持っていないものの、上記は私が転職活動においても具体的なエピソードを交えながら強くアピールしたポイントになります。
転職に至った具体的な動機は、率直に言うと待遇面を改善したいという思いからです。
前職においては、かなりハードな働き方をしていた一方で、業界水準的にも収入上昇が緩やかであり、そのアンバランスさに物足りなさを感じることがありました。
同業界での転職では、大幅な待遇改善は見込めなかったため、異業種から未経験でのチャレンジが可能であり、かつ給与水準もアップする海運業界に強く魅力を感じ、情報収集を進めました。
また、海運業は、元々新卒の就職活動時に自身が持っていた「人の生活の役に立つ」ことを実感出来る仕事であるという点も、強くマッチングを感じたポイントです。
メーカーが優れた製品を生み出しても、それを届ける海運業がなければ人々の日常に価値を与えることは出来ない、そのような点に現職と共通する魅力を感じ、転職活動における第一志望業界としました。
まず強く感じたのは、資格等を伴うスキルが無くとも、仕事での実務経験と学びがあれば、十分にアピールポイントになるという点です。
元々は、「資格が無いのに転職なんて難しい」と考えていましたが、実際に選考を受けてみると、法人営業やマーケティングでの経験談に、どの面接官の方々も真摯に耳を傾けてくれました。(勿論企業による温度差はあると思います)
一方私の場合は、日々の自己分析が不足しており、これまでのビジネス経験で何を得たか?どのような課題があったか?という分析を、積み重ねてこなかったことが反省点と感じました。
それ故に、選考に向けて改めて膨大な自己分析を行うことになりましたが、短期集中の分析ではやはり穴もあり、結果的に面接を進めながら完成度を高めていく形となりました。
もし、今後転職を考えている方は、日常的に自分の実務経験から得たスキル、ビジネスパーソンとしての自分の課題を分析し溜めていくクセをつけておくと、いざ転職活動を行う際の負担軽減、質の向上に繋がると思います。
今回、私は海運業界への興味までは自身で行きつきましたが、その後(株)エリートネットワーク様にサポートを頂き、1社目の選考でご縁を頂く運びとなりました。
正直出来すぎた結果と感じる部分もありますが、その背景には真摯にサポート頂いた転職カウンセラーの方の存在がありました。
単なる選考対策というより、過去の面接傾向から、その企業が求める人物像、自分とマッチングする部分等をクリアにすることが出来、無事内定を頂くことが出来ました。
サポート頂いたエリートネットワーク様、そしてここまで育ててくれた前職企業への感謝を忘れず、しっかりと次の海運会社で自身のキャリアビジョンを実現していきたいと思います。