エネルギー会社での用地取得・地権者交渉経験を持つ27歳女性。業務の幅を広げたく金融系の再生可能エネルギー部門へ

No.1481
  • 現職

    東証プライム上場 多角的に事業を展開する総合金融会社 エネルギー事業部門 再生可能エネルギー開発担当

  • 前職

    東証プライム上場 世界規模でのCO2削減と電力安定供給に資する大手エネルギー会社 設備新設における用地取得・地権者交渉業務

藤並 有砂 氏 27歳 / 女性

学歴:県立高校 卒
慶應義塾大学 法学部 法律学科 卒
TOEICスコア 700点台後半

① 新卒での就職活動

就活時は「公共性の高い業務ができる会社」という軸を設定していました。
理由は、大学までの人生を振り返ると「自分のためよりも、他の人の役に立つと実感できることのために動く方がモチベーションが上がる」と感じていたことから、「利益追求型が中心となるビジネスよりも、人が生きる上で必要不可欠なものを整えるようなビジネスに携わりたい」との考えに至ったからです。
大学2年生の終わり頃からインターン等へ参加し始め、通信会社や政府系金融機関等の内定をいくつかいただきましたが、最終的に自分が設定した軸に最も近い仕事ができると考えたエネルギー会社への入社を決めました。

② 入社した会社・部門での担当業務

新卒で入社したエネルギー会社では、設備新設・更新に伴う用地取得業務を所管する部署へ配属されました。
地権者交渉や許認可申請等といった用地取得の根幹となる業務を中心に担っていましたが、測量工事の発注や支払等に伴い生じる経理・資材調達等のような業務に部分的に関わる機会もいただいており、恵まれた立場であったと感じています。

③ 転職に至ったきっかけ、こだわった点

社会人になってから改めて大学の先輩や同期等、社外で働く人々と仕事について情報交換をする中で、世の中に数多あるどんな仕事においても「人の役に立つ」という重要な側面を持っている、ということに気づくようになりました。
そんな中、自分が働く環境や抱えている業務を踏まえてこの会社でのキャリアを考え直してみると、今後ますます用地取得色の強いキャリアを歩むことになる可能性が高い事に気づきました。
確かに用地取得業務はエネルギー業界にとって必要なスキルではあるものの、自分としては、より幅広いスキルを身に付け、プロジェクト全体に携わるような役割を担いたいと強く感じていたため、前職の会社で歩む事になりうるキャリアと自分の意向にギャップを感じるようになりました。
また、自分自身のライフステージが少しずつ変化し、今後の人生設計を考え直していくと、エネルギー会社で勤務する上で避けることが難しい「転勤」のリスクが重くのしかかるようになりました。

こうした要因から「ザ・インフラ業界の企業で働き続けなくても、自分が新卒時代に叶えたかったことはできるのではないか」と感じるようになり、「『公益性を持っている』と自分の中で納得できる範囲で、異業界も含めもう少し視野を広げ、新たな活躍の場を探したい」と考えるようになりました。

こだわりとしては「公益性を完全には損なわないと自分で納得できる業務」「転勤のリスクをより下げること」としていました。
一方で「年収アップ」についてはあまり拘らず、キープが精一杯であろうと諦めていた部分はありました。

⑤ 転職活動を通じて学んだ点や反省点

転職活動を通じて「どんな業務でも、魅せ方次第で違った評価を得ることができる」ことが分かり、自分の将来の選択肢を広げることができました。
私が携わっていた用地取得業務はある種、エネルギー会社特有の業務だと見られがちです。
そのため、転職活動を始めたばかりの頃は、インフラや不動産等の限られた業界にしかスキルを評価してもらいにくいのでは、との考えに陥っていました。
実際、(株)エリートネットワーク様に出会う前は、転職サービス経由で出会ったエージェントの方から提示いただいた同業他社(待遇や社格は前職より少し下がる可能性がある)の求人案件をなんとなく見つめ「少しは妥協するしかないのか…」と諦めかけた部分もありました。

しかし、今回ご担当いただいた転職カウンセラーの梨本様と出会い、転職活動の方針がガラッと変わりました。
梨本様との初めての面談で、待遇面や社格等を少し諦めているという当方の状況を正直にお話ししたところ「ここで焦って妥協するのは悪手である」とはっきりお伝えいただき、ハッとしました。
確かに、将来的に相応の期間携わることになる会社を妥協して決めてしまっては、後々後悔してしまうことが容易に想像できました。
面談の中で梨本様に、当方のスキルから幅広い業界・業種をご提案いただいたことで「自分のピンポイントと思えたスキルでも、こんなに幅広い仕事を選択しうるのか」と自信をつけることができました。

反省点としては「転職活動の軸(公益性)に合致している、と自分で設定したハードルが高かったこと」「社格を下げることを無意識に拒否していたこと」でしょうか。
梨本様にご提案いただいた企業群は非常にレベルが高く、どこに入社しても文句のない会社ばかりでしたが、そこから更に自分の軸に従って候補をバッサリ減らしました。
レベルの高いものから更に抽出して志願した結果、中々選考を通過せず、一時期は辛い思いをした時期もありました。
しかし、私のモチベーション低下に気づいた梨本様に、電話面談やメールでのアドバイス等、様々な方法で支えていただいたこともあり、諦めずに挑戦し続けることができました。

その結果、異業界において「自分の軸に沿った」かつ「社格・待遇面ともに申し分ない」ポジションにご縁をいただき、強い納得感を伴って転職活動を終えることができました。

⑥ 最後に

新しい職場では、これまで培ったスキルを活かしつつ、慣れてきたら少しずつ業務の裾野を広げていきたいと考えています。
また、今回ご縁をいただいたポジションはエネルギーに関係するものでしたが、今後自分の興味がエネルギー以外の業務にも広がったら、恐れず挑戦してみたいです!

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