独立行政法人でパキスタン駐在を経て、27歳で政府系金融機関へ

独立行政法人でパキスタン駐在を経て、27歳で政府系金融機関へ

No.1496
  • 現職

    政府系 金融機関 投資部門 クレジット投資及びオルタナティブ投資担当

  • 前職

    独立行政法人 発展途上国向けODA(円借款)、技術協力、インフラ事業・農業関連事業における投融資業務(パキスタン駐在)

芦田 宏行 氏 27歳 / 男性

学歴:山口県立 山口高等学校 卒
上智大学 文学部  卒
TOEIC(Listening & Reading)925点
実用英語技能検定1級
実用フランス語技能検定3級

① 学生時代に遡った新卒での ”就活” の時の志向

新卒の就活時は、海外経験や英語力を活かして「日本の力で世界をより良く変えられる仕事に就きたい」と考えていました。
特に、紛争等でビジネスや支援の手が届きにくい開発途上国での仕事に携わりたいと思い、政府系機関や総合商社、メーカー等の企業を志望しました。
結果として、ご縁あって開発途上国への技術協力・資金協力等を行う政府系機関で働くことになりました。

② 入社した会社・部門での担当業務、体得したスキル

前職では幅広い分野の業務を担当させていただきました。
初めの2年間は南アジア地域での政府向けローン案件の形成、その後の2年間は中東や中南米等で活動する関係者の安全管理・危機対応を担当しました。
また、パキスタンでの約1年間の海外駐在も経験しました。支援の分野としては、電力、農業、畜産、漁業、麻薬対策、ジェンダー主流化、IT、港湾等を担当しました。

相手国政府関係者やコンサルタント、メーカー等の多様な関係者と日々やり取りする中で、交渉力や調整力が鍛えられたと感じています。
また、安全管理業務を通じて政治経済・治安情報を収集し事業での判断に活かす、リサーチ力・分析力が身に付いたと考えています。

③ 転職に至ったきっかけ

転職理由は大きく2つあります。
1つは日本の経済成長や発展により直接的に貢献したいと考えた点、もう1つは金融機関に身を置いて投融資業務に集中的に取り組みたいと考えた点です。

前職で相手国政府の中央省庁の方々と共に働く中で、彼らが自国の成長のために昼夜を問わず奮闘する姿を見て、自分ももっと母国である日本のために、力を尽くしたいと考えるようになりました。
また、前職でファイナンス関連の業務に関わる中で、資金ニーズを満たすことにより、実現できなかった事業が実施できるようになり、社会や人々の生活に大きなインパクトを与えられる金融の力や可能性に気付きました。

駐在生活の中で多様なバックグラウンドの方々と出会い、その中で自身のキャリアを見つめ直した際、金融業界に身を置いて上記を実現したいと考えるようになりました。

④ 自身がこだわった事柄、逆に、従来のこだわりを捨てた点

主な転職活動の軸は、上述した①日本の経済成長や発展により直接的に貢献できること、②投融資業務に集中的に取り組めること、の2点で、いずれも譲れない部分でした。
これらを基に、政府系金融機関やメガバンク、商社への転職を志望しました。

また、これまでのこだわりとして「海外(特に途上国)を現場として働くこと」、「開発途上国の発展に資する仕事に就くこと」等がありました。
転職を検討し始めた際、家族にも相談しつつ時間をかけて自身の今後のキャリアについて考え直した結果、中長期的に投融資業務に携わりたいとの考えに至りました。
敢えて自身の活躍のフィールドを絞り過ぎる必要はないと考え、上記②を特に優先する形で、これらの点は捨てました。

他方、国際協力への思いは全く無くなった訳ではなく、仕事以外の別の形で続けていきたいと考えています。

⑤ 転職活動を通じて学んだ点

転職活動を経て、労働市場において魅力的な人材を目指し続けることの大切さに気付きました。
転職活動前はあまり意識しておらず、日々目の前の業務のみに集中していましたが、魅力的な人材(=市場に求められる、転職可能な人材)であることは、転職等を通じてキャリアの自由度を高めるだけでなく、所属する会社でのパフォーマンスそのものにも活きるものだと実感しました。

⑥ (株)エリートネットワークを利用して良かったポイント

国家公務員、省庁、政府系機関からの転職者支援の実績が豊富におありとのことで、民間企業への転職時における留意点や心構えについて多くの具体的なご助言を頂けました。
また海外駐在中に全てオンラインで活動したため、面接時の通信環境等に不安があり、特殊な環境下での活動だったかと思いますが、親身にサポート頂けた点がとても良かったです。

⑦ 次の職場に賭ける意気込み

新しい職場では、政府系金融機関の投資部門でクレジット投資やオルタナティブ投資等を担当致します。
念願叶って投融資関連の業務に就くことができ、嬉しく思います。
新しいフィールドでの仕事ですが、自分で選んだ道ですので、楽しんで取り組みたいと思います。

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