日系 大手生命保険会社 本社総合職 企画部門 主任
国家公務員 霞が関勤務 総合職(係長)
津村 愛里 氏 29歳 / 女性
学歴:私立大学 法学部 卒
TOEIC公開テスト 805点
この度、(株)エリートネットワーク様からの多大なるサポートをいただき、国家公務員から民間企業へ転職することができました。
そもそも、今の職場から転職するかしないか、また、転職するとしてもどのような転職先を見つけ、選んでいくのかは、当然ながら画一的な正解があるものではなく、それぞれが歩んできたキャリアや置かれた状況、今後実現していきたいことなどによって、何通りもの道があると思います。その前提に立った上で、私と同じような境遇で自分自身のキャリアに悩んでいる方々が、この体験記をお読みいただいたときに、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
学生時代の就活では、数多くの人々に貢献できる仕事がしたいという思いがあり、また、大学で法律を学んでいたこともあって、国民の日常を支え、法律のスキルも活かせる国家公務員を志望しました。
当時、民間企業にも興味関心はありましたが、公務員試験の準備期間も考慮した結果、国家公務員に絞って就職活動を行うこととし、最終的には、希望通り中央省庁から内定をいただきました。
霞が関での仕事は、より良い社会の在り方を考えながら社会的影響力の大きい案件を扱う場面も多くありました。
法改正などの大きな案件に関わった際には、自分が携わった仕事で社会のルールが動いていくのだという実感を味わうことができましたし、そうした仕事の結果が報道等でも取り上げられ、世の中に浸透していく様子を見聞きした際には、大きなやりがいを感じることができました。
また、霞が関では1~2年に一度は異動があるため、比較的短いスパンで様々なアプローチが必要な業務に携わってきたほか、多くの案件を同時並行で進めたり、国会関係の対応など至急の案件に迅速に対応したりと、若手のうちから密度の濃い職務経験を積むことができる環境だったと感じます。
そのような中で仕事をしていくうちに、初めて携わる分野への適応能力や、役所内外との調整力、合意形成能力、スピードと正確性を意識した仕事の進め方などが身に付いていったように思います。
国家公務員として働く日々は、自分の携わった仕事がきちんと形になった時には達成感も大きく、頑張って良かったと強く感じられる一方で、政策の本筋を考えていくような案件だけに常に注力できるわけではなく、それ以外の手続的な周辺業務、国会対応なども含め、日々山のように仕事が積み重なっている状態でした。
大量の業務を必死に回していこうと夜遅い時間まで働き、終電近い時間で、あるいは終電後にタクシーで帰宅したり、スケジュール的に間に合わない案件がある場合にはそれをカバーするために土日も働いたり……という状況が常態化していました。
霞が関では、ご家庭のある方々が仕事と家庭を両立しながら働くことは想像できないほど大変だと思いますが、他方で、私のような若手独身者は、特に一番働ける人材として忙しい部署への配属が多くなる傾向にあったため、そういった面で、自分自身で能動的に業務量をコントロールしづらいという大変さはあったとは思います。
国の政策を担う重要な仕事を、責任を持って取り組んでいきたいという思いを持つ反面、激務続きの中で、あと何十年もこのような働き方をしていくのだろうかと考えると、気が遠くなる思いがしましたし、健康に長く働き続けられる自信も徐々になくなっていきました。
もちろん、国家公務員としての仕事への思い入れもありましたし、未練がなかったとは言い切れません。
他方で、このもやもやした気持ちを抱えながら働き続けたら、いつかどこかで後悔するかもしれないし、激務続きの中で自分を擦り減らした状態で働き続けても良い仕事は成し遂げられない、また、中央省庁の外に出ても自分の心持ち次第で世の中のためになるような仕事は続けていけるだろう……と考えるようになりました。
こうして私は、中央省庁を離れようと考え、転職を決意しました。
さて、転職しようと決意したものの、正直なところ、何から始めれば良いのか分からず、とりあえず一般的な転職サイトに登録していた際に、そのサイト経由でエリートネットワーク様からお声掛けをいただきました。
お声掛けをいただいたエージェントは他にもありましたが、エリートネットワーク様のウェブサイトを拝見すると、この『転職体験記』のように、これまで国家公務員から民間企業への転職をサポートされた実績も多数あるようだと分かりました。
サイトに掲載されている情報を読んでいくうちに、私の中では「これほど適したエージェントは他にはない!」と感じたため、思い切って転職サポートをお願いすることにしました。
実際にエリートネットワーク様でお世話になると、まずは転職カウンセラーの方が丁寧に面談してくださり、私自身のこれまでの職務経験や、今後転職で実現したいことなどを一つ一つ紐解きながら聞いてくださいました。話していくうちに、自分自身の考えも少しずつまとまっていったように思います。
また、実際に転職活動を始めてからは、各選考に向けた対策や適切なアドバイスもご提供いただきました。
初めての面接の前に模擬面接での練習をしてくださったり、各企業の面接に向けての基礎情報や対策方針を示していただいたりするうちに、自分の中でもさらに企業研究が進んでいきました。
振り返ってみると、改めて、とても手厚いサポートだったと感じます。
転職活動を開始した直後は、これまでの経験やフィールドとしていた分野も踏まえて、自分の第一印象で選んだ企業に応募させてもらいましたが、選考が思ったように上手く進まないことも多く、自分の中で焦りもありました。
当初応募していたような求人は、転職カウンセラーの方から積極的にお勧めしていただいた求人ではなかったのですが、今になって考えてみると、国家公務員という、ある意味で特殊な職務経歴では、これまでの実績を活かして特定の業務分野で即戦力となれる人材を求めているような民間企業の求人については、なかなか超えづらいハードルもあったのではないかと思います。
そのような中で、転職カウンセラーの久井様から、社風・働く環境や採用実績等も考慮した上で、私に合うのではないかと積極的に勧めていただいた求人の一つが、今の転職先でした。
もちろん、中途採用として企業の戦力になれるような人材を求めているという点に変わりはないのですが、これまでに国家公務員出身者を幹部候補生として複数採用した実績があり、国家公務員出身者の採用に前向きな企業であったという点が、初期の選考段階でスムーズに進むことができた一因ではないかと思います。久井様は、そうした部分も見通した上でお勧めの求人を提案してくださっていたのだと、転職活動を終えてみて実感しましたが、おそらく自分一人の考えだけでは選択できなかった求人だと思いますし、そもそもエリートネットワーク様で転職をサポートいただかなければ巡り合うことも難しい求人だったのではないかと考えています。
このように転職エージェントを活用させていただいて、転職のプロに常に相談できる状態で転職活動に臨むことができたからこそ得られた結果ですので、こうした観点でもエリートネットワーク様とのご縁があって本当に良かったと思っています。
実際のところ、今の転職先についてお勧めしていただいた時、最初は、これまで馴染みのない分野でもあり、自分の中で応募するかどうかの迷いもありました。
しかし、企業について色々な角度で調べていくうちに、社会貢献度の高い事業を様々扱っている点や企業経営の姿勢に好感が持てたことで、対象とするフィールドは異なりますが、自分が新卒で中央省庁を選んだ時に感じていた思いやビジョンを捨てずに働ける企業ではないかと思うようになりました。
また、選考が進んで面接を行っていただいた際にも、一般的によくある淡々と質問を受けそれに答えていくような形式的な面接ではなく、企業への理解が深まるよう面接官の方が丁寧に説明もしてくださいましたし、働く環境としても腰を据えて長く働けるような職場であると教えていただき、面接官の方々の印象がとても良かったこと、加えて、国家公務員出身で中途採用された社員の方との面談の機会も設けていただいて自分自身が働いていくイメージがより明確になっていったことで、面接を重ねていくうちに志望度が更に高まっていきました。
こうして、最終的に、ワークライフバランスを実現するのみならず、取り扱う仕事内容や企業の社風や雰囲気も含めて満足のいく職場から内定をいただけたことは、本当にありがたく感じています。
そして、当初、応募を迷っていた時の自分は何を迷っていたのか?と思えるほど、次のフィールドはここだとしっくりくるような納得感を持って内定を受諾できたことで、自分にとって、とても良い形で転職活動を終えることができたと思います。
初期の面談の際にサポートいただいた高橋様、篠原様、そして特に、メインで担当いただき、面接日程のスケジュール調整や応募先企業との連絡のみならず、転職活動中の様々な相談に乗っていただいた久井様には、心から御礼を申し上げたいです。
新しい仕事、初めての民間企業ということで、少し緊張する部分もありますが、それ以上に今は、新たな人生の第一歩をとても楽しみに感じています。
次の職場で、採用して良かったと思っていただけるよう、今後の仕事に真摯に向き合い、そして、これからも世の中の多くの人々に貢献していけるように働いていきたいです。