社長賞受賞の52歳・営業担当部長。勤続30年で培った自治体向け営業経験を活かし、保守サービスのマルチベンダーへ(10年弱の単身赴任に幕)

社長賞受賞の52歳・営業担当部長。勤続30年で培った自治体向け営業経験を活かし、保守サービスのマルチベンダーへ(10年弱の単身赴任に幕)

No.1509
  • 現職

    ITハードウェア保守サービスのベンダー企業  営業本部 法人営業

  • 前職

    国内大手SIer 関西営業本部 自治体・公共市場営業担当部長(社長賞・本部賞・功績賞 受賞)

大森 富男 氏 52歳 / 男性

学歴:都内 私立大学 経済学部 卒

① 新卒での就職活動

私の就活時期はバブル崩壊直後で前年度に比べ、新人の採用枠が減少していた頃でした。
大学では経済学を専攻していた為、当初は、銀行・証券分野に進むことを検討していました。
しかし、今後、情報技術の進歩が予想されていたことから、情報系(現在でいうとIT系)の会社も並行で志向し、当時の自分の要望が概ね満たせた上、内定が出るのが最も早かった前職の企業へ入社を決めました。

当時の入社理由は、教育体制が整っていること、企業として安定していること、営業職として勤務できること等です。
実際に入社してみると、多少業務が忙しくはありましたが、想定通りの職場でそれなりに満足していました。

② 入社した会社での担当業務や体得したスキル

22歳で入社してから52歳で転職するまでの30年間、首都圏と関西圏の自治体市場中心にITインフラ環境、自治体ソリューションの販売を行う部署に在籍していました。

体得したスキルは、自治体・公共市場におけるインフラ関連、自治体業務の知識をもとにした自治体へのソリューションの提案、獲得のノウハウや新領域の創出です。
また、幹部社員として、所属部署の受注売上拡大、メンバーのスキル向上、新規市場の開拓等のマネジメントスキルを獲得しました。

③ 転職に至ったきっかけ

転職を考えた理由は、4点あります。
1点目は、これまで顧客の要望を踏まえて他社製品も含めた最適な提案を行えていましたが、徐々に自社ソリューション中心の販売を求められる様になったこと。自分と会社の提案活動へのスタンスにギャップを感じ始めていました。
2点目として、社内の会議、資料作成が大幅に増え、肝心の顧客への提案活動に割ける時間が著しく減少したこと。
3点目として、長期間単身赴任・転勤をしていましたが、娘の東京での大学進学を機に、活動拠点を一か所(東京)に戻したかったこと。
最後に、会社の業績は好調ではありましたが、グループ会社含めた統廃合や方針変更が多く、組織の変更による早期退職、役職離任等が頻繁に行われ、社内全体で業務へのモチベーション、満足度が大幅に低下し、今後の働き方への不安が大きくなってきたことです。

そういった理由から、条件の合う企業への転職を志向し、転職サイトに登録したところ、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーである堀さんに声を掛けて頂きました。
短期間での転職活動でしたが、ありがたいことに条件の合う企業が見つかりました。

④ こだわった事柄、逆に、こだわりを捨てた点

こだわったことは下記の4点です。
①    東京勤務であること(家族との生活を重視)
②    これまでのスキルを活かせ、スピード感のある仕事ができること
③    家族にも納得してもらえる企業を選ぶこと
④    長く勤められ、これまでの給与と大きく変動しないこと

こだわりを捨てた点は下記の2点です。
①    マネジメント職には拘らない
②    多少の残業時間の増加は問わない

年齢が52歳ということもあり、希望する条件の観点から私が入社を望む企業を見つけたり、内定を頂いたりすることは困難に思えました。しかし、堀さんからご助言を頂きながら、希望条件はあまり下げずに選考を進めることにしました。
結果的に、希望が叶う事業会社を見つけることができました。

⑤ 転職活動を通じて気づいた点

気付いた点は以下3点です。
①    焦らず、ただし、集中して転職活動を行うことが大事 
その為には、自分の希望の優先順位を決めておくことが大切です(妥協できる点とできない点の明確化)

②    転職カウンセラーの方のアドバイスをしっかり聴き、実務経験や成功体験が伝わり易い応募書類を作成すること

③    希望の条件に合う企業は可能な限り応募する
面接を沢山経験することで、緊張せず面接に臨むことができるようになります。

⑥ 転職活動を通じての反省点

入社の時期から逆算した転職活動を行うべきでした。
内定を頂いた時期が自分の想定よりも早かった為、入社まで長めに待って頂くことになりました。

⑦    次の職場に賭ける意気込み

初めての転職の為、入社後に上手くやっていけるか不安な気持ちはありますが、まずは戦力になれるように一生懸命頑張りたいと思っています。
会社が自分に何を求めているのかをしっかり理解し、貢献できるようにしたいです。

この転職者を担当したカウンセラーに
転職相談したい