大手鉄鋼メーカーグループの専門商社 薄板輸出の法人営業職
東証プライム上場 大手総合物流企業 国際航空貨物輸送の法人営業職(米国西海岸での駐在経験あり)
北條 勇輝 氏 30歳 / 男性
学歴:神奈川県立 普通科高等学校 卒
文系 私立大学 卒
TOEIC 800点
国際航空貨物取扱士(基礎・危険物)
新卒での就職活動時は、特にインターンシップの参加などの準備もせず、就職活動が解禁となったタイミングで何となく説明会への参加を開始するような、そこら辺の意識が低い学生だったと記憶しています。
この業界・職種で働いてみたいといった特定の拘りもありませんでしたが、将来的には海外で働いてみたい気持ちはこの時からありました。
これは窮屈なことが嫌いな私の性格上、異動が少なく同じ事務所で腰を据える働き方がイメージできず、漠然と刺激的でダイナミックに感じる海外勤務に憧れを抱いていたのだと思います。
とはいっても当時は長期海外滞在経験もなく、自分がすぐにそのような働き方ができる段階に達していない事は客観視できていました。
そんな中で、ある程度の経験を積んだ20代の社員を毎年海外業務トレーニングに派遣している大手総合物流企業のことを知り、まずは海外に出ることを目標にその会社への就職を決めました。
新卒で入社した会社では、国際航空貨物輸送の輸出入の法人営業・貿易実務を中心に、約7年半業務に従事しました。
比較的異動が多い会社で、複数の異動を経て様々な業界の企業を担当しました。基本的に若手のうちはバックオフィスで実務を中心に経験することが多いのですが、私は上司にも恵まれ、社内では比較的早い入社3年目から矢面に立った営業対応をしてきました。
業務知識は長く勤めれば自然と身に付くものかと思いますが、割と早い段階から担当顧客の管理職クラスを相手に対応してきたことで、主体的に仕事を進める感覚と面白さを学ぶことができました。
また、入社4年目には海外業務トレーニングに応募・無事合格し、コロナウイルスの影響で1年間延期となりましたが、6年目には米国拠点での勤務を経験しました。
期間は1年間と短かったですが、漠然と描いていた海外勤務への憧れが自分でもやれそうだといった自信に変わった事が一番の収穫だったと思います。
社会人経験を積み、任せてもらえる仕事が増えるにつれて、もっと稼いで生活レベルを向上させたいといった気持ちが強くなってきました。
社内規定の条件から外れていたため、社宅への入居など福利厚生の恩恵をあまり受けてこなかったこともあり、何年もかけて社内で昇給を重ねるよりも、良い条件で自分を評価してくれる企業へ移った方が合理的だと考えるようになりました。
また、先述の通り米国での海外勤務を経験しましたが、帰国後の業務はその経験と関連性がない配属であること、次の海外駐在の機会までは先が長いこともあって、モチベーションの維持が難しくなり転職先を探し始めました。
転職時に拘ったことは、社会人として確実なステップアップになることと海外経験を積めることです。
前の会社は広く名の知れた企業で愛着はありました。
自身の働きは上司から評価してもらえており、今後再び海外に派遣されるレーンにも乗れていたため、長く勤め続ければその恩恵も受けられたかと思います。そのため、大して条件アップしないのであれば無理に環境を変える必要がないとも考えており、その点のバランスを意識した上で求人を見ていました。
気づいた点は、探せば求人は沢山あり、転職もキャリアの選択肢の一つにすぎないことです。
今回は初めての転職活動だったこともあり、希望する企業が見つかり採用してもらえる可能性があるのか、始める前は不安に感じ少し身構えてしまっていた部分がありました。
しかし、実際に始めてみると沢山の企業が中途社員を募集しており、主体的に行動すれば縁は転がっているものだと感じました。
自分の現状に満足できていない方は、転職活動をあまり重く捉えず、選択肢の一つとして求人の情報収集だけでも一歩踏み出してみるのも良いと思います。
反省点は、ご紹介頂いた求人にまずは1社応募してみたところ、あっさり決まってしまったため、同時並行で受けた他の企業との比較ができなかったことです。
今回は縁があったと捉えていますが、ある程度絞り込んだ求人の中から複数社同時に応募し、比較しながら進めるやり方も良かったのではないかと感じています。
現在は社会人8年目ですが、商社での勤務は初めての経験です。取り扱う鉄鋼製品も予備知識が無いため、先ずは初心に帰り真摯に学んでいこうと思っています。
ただ、前職では様々な経験をしてきました。きつい経験も何度も乗り越えてきましたので、そこにはしっかり自信を持って新しい環境で頑張っていきたいと思います。
また、海外出張も多く将来的には駐在チャンスもある職場なので、グローバルに活躍する理想のビジネスパーソンに近づけるようフットワークは軽く色んなチャンスに飛び込んでいきたいです。