生保営業職35歳。子どもの小学校入学を機に、転勤を避け且つ専門性を身に付けたいと、大手生命保険会社からメガバンク系信託銀行へ

生保営業職35歳。子どもの小学校入学を機に、転勤を避け且つ専門性を身に付けたいと、大手生命保険会社からメガバンク系信託銀行へ

No.1520
  • 現職

    メガバンクグループの大手信託銀行 HRビジネスコンサルタント

  • 前職

    日系 生命保険会社 コンプライアンス部門→個人営業部門→法人営業部門

高原 隆紀 氏 35歳 / 男性

学歴:早稲田大学 商学部 卒
簿記検定試験2級
ファイナンシャル・プランニング技能士2級
ビジネス実務法務検定3級

<新卒での就職活動>

大学生時代、こうなりたいといった目標は特になく、そのため就職活動では業種を縛らずに色々な企業の会社説明会に参加しました。
よく言われる就職活動の軸といったものはなく、「文系だから営業職かな」、「日頃接するものだから食品会社に興味があるな」、「商学部だから金融業界を受けてみようかな」、「IT企業ってどんなところだろう」といった程度の意識でした。

そんな中、会社説明会で「愛する人に残す最後のプレゼントという意味で、イギリスでは生命保険を ”ラストラブレター” と呼ぶこともある」という話を聞き、そのような素敵な制度を多くの人に広めたいと考え、生命保険会社を志望し、入社致しました。

<入社した生命保険会社での経験>

前職の生命保険会社では、個人営業を中心に担当してきました。
主な業務は、実際にお客様を訪問する営業職員への営業指導や採用活動、内部管理などです。

入社以降、初期配属では支社での業績管理や、本社でのコンプライアンス関連の業務といった内勤の仕事を経験しており、物事を理屈で考える癖が付いてしまっておりましたが、営業現場では理屈よりも人の感情を理解しなければなりませんでした。
そのため、20代で初めてマネジメントを経験する機会を与えられたものの、戸惑いながら、また、時には周囲とぶつかり合いながら少しずつ仕事を覚えていった気がします。
その後、30代には、多い時には20数名の営業職員の部下を預かれるようになるまで成長出来ました。
その中で、生命保険会社での仕事では、自分の言動で一緒に働く仲間やお客様がどのように感じるかを、常に考えながら仕事をすることを特に学べたように思います。

<今回転職するに至ったきっかけ>

今回、転職を決意したきっかけは、子どもの小学校入学を機に、転勤の頻度を少しでも減らせるようにしたいと考えるようになったことです。

前職の生命保険会社では、おおよそ3年に一度、転居を伴う異動がありました。私自身、旅行気分で住む地域を変えられることから、転勤はどちらかといえば好きでした。
しかし、子どもが生まれ、小さい頃は転勤について深く考えることはなかったものの、幼稚園の転園時に友達との別れに涙を流す姿を見て、このままで良いのだろうかと考え始めました。
そして、いよいよ小学校に入学するタイミングが近づいてきたことから、一つの場所で腰を据えて仕事に取り組める環境を求めるようになったことが、今回転職することになったきっかけです。

<こだわった事柄>

今回の転職でこだわったことは、次の仕事では専門性を身に付けたいということです。
前職の生命保険会社では、幅広い業務を経験することができた一方、自分自身の強みや専門性を身に付けることができていませんでした。
そのこと自体、転職を真剣に考えるまで自分自身で気がついていませんでした。
これは入社した会社が悪いわけではなく、これまでキャリアについて深く考えることがなく、人事異動に対しても明確な希望を出さず、自分のキャリアを会社任せにしてしまっていたことが原因だと今は考えています。
その結果、一貫した業務経験などをすることができず、自分自身の強みを持つことができなかった反省から、転職にあたっては「今後のキャリアの軸にすることができる専門性を身に付ける」ことにこだわろうと考えて活動致しました。

<転職活動について>

今回、転職をするにあたって、私が強く希望していたのは以下の3点です。
① 転勤(引越し)の回数が減らせること
② 専門性のある仕事
③ 異業種への挑戦
①と②については、上で書かせて頂いた通りですが、せっかく勇気を出して転職するのであれば、別の業種にチャレンジしたいと思っていました。

転職活動を始めるにあたり、まずは複数の大手エージェントへ登録し、カウンセラーとの面談をしましたが、どのエージェントも希望③については、年齢を考えると難しいといったニュアンスで話をされました。
そして、面談した後、伝えていた希望と全く合わない求人の紹介があり、話を聞いてもらえてなかったのかと残念に感じたり、とにかく応募数を増やすようにだけアドバイスがあったりと、自分がしたい転職活動とはかけ離れた活動を当初していたように思います。

そんな中、転職サイトを通じて(株)エリートネットワーク様から連絡を頂き、今後の転職活動について相談したいという思いで登録しました。
早々に初回面談があり、今回転職する理由や叶えたい希望について、また、これまでの経歴や実務経験について事細かに聴いて頂きました。
率直に、私自身がどのような人間なのかを真剣に理解しようとして頂いた感覚でした。

また、面談の中で「異業種」の希望については今回も無理だと言われるかと思っていましたが、厳しいものの無理ではないと仰って頂き、転職活動に希望が見えた気がしました。
実際、他エージェントのサイトを通じて自分で応募した企業よりも、エリートネットワーク様を通じて応募した企業の方が書類や面接の通過率も高かったように感じたので、これまでの経験や相性を見た上で薦めて頂いていると感じました。
また、大切な面接前には打ち合わせ・面接対策など、手厚くサポートをして頂き、不安を感じることなく転職活動を進めることができました。

これまでも転職を考えたことは多々あったものの、自分には無理だろうと勝手に諦めていたり、違う環境でやっていけるのか不安に感じて動き出せなかったのですが、実際に動いてとりあえずでもプロに相談してみることで、サポートして頂けることとなったので、勇気を出して動き出すことが大切だと感じました。

また、地方に住んでいたので、面接に行くにも交通費が大変だな……と考えていましたが、ほとんどの面接がオンラインであり、地方に住んでいても影響がなかったので、こんなことなら心配ばかりせず、もっと早く動いていれば良かったです。

<最後に>

今回、ご担当頂いた(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの黒澤佑太郎さん、高橋さんには本当に手厚く、丁寧にサポート頂き、改めて感謝申し上げます。
初めての転職、異業種への転職と不安はあるものの、自分で決めた選択なので後悔することがないよう、また希望通り専門性を身に付けられるように自己研鑽に励みながら、望んだ結果を残すべく取り組んでいきたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。

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