メガバンク系リース会社の法人営業職。海外事業縮小をきっかけに、財閥系 海運会社の総合職へ

メガバンク系リース会社の法人営業職。海外事業縮小をきっかけに、財閥系 海運会社の総合職へ

No.1545
  • 現職

    【東証プライム上場 財閥系 海運会社】
    陸上総合職

  • 前職

    【メガバンク系 大手リース会社】
    建機営業部 ショベル、ラフテレーンクレーン、クローラークレーン等のファイナンス提供、ショベル割賦債権の買取案件主担当
    →タイ進出日系企業向け法人営業(新規開拓及びルート営業) 年間ベスト案件・銀賞

矢倉 達也 氏 30歳 / 男性

学歴:慶應義塾高等学校 卒
慶應義塾大学 法学部 政治学科 卒
※在学中に約1年間アメリカ University of Utahに交換留学
TOEIC 860点
日商簿記検定試験2級
ビジネス実務法務検定試験3級
銀行業務検定試験 財務3級

① 新卒での就職活動

日本の製品を海外に販売する事、海外を舞台に働く事、という2点を軸に新卒での就職活動を行っていました。
私の幼少期、父が長らく単身赴任で海外に駐在しており、英語を使って仕事をするという点に憧れがあったのだと思います。
私自身も大学時代に米国に留学し、日本の製品が海外で広く知られているという点に驚きと嬉しさがあり、海外事業に携わりたいという考えが強くなりました。

就職活動にて様々な業種を調べていく中で、前職のリース会社の存在を知りました。
日本の製品の海外向け販売を資金提供の形で支援できる、航空機や船舶のような大型物件の資金提供も可能といったスケール感の大きさに惹かれ入社を決めました。

② 前職の担当業務

入社後は2年間国内で、建設機械の販売時におけるファイナンス提供を行っておりました。
具体的には、機械を販売したいメーカー側と、購入したいが手元キャッシュ温存の為に支払方法に悩んでいるユーザー側の間に入り、メーカー側には当社から支払、ユーザー側にはリースという支払方法を提供していました。
建設機械業界には、面倒見のいい昔かたぎの方が多く、メーカー/ユーザー双方から社会人としての基礎を学ばせて頂いたと感じています。

その後、タイの現地法人に異動となり、在タイ日系企業向けの法人営業を5年弱行っておりました。
建設機械のビジネスとは異なり、お客様にどのようなニーズがあるのかを探しながらの提案型営業のスタイルでした。
お客様の属する業界の動向を見て、設備投資をする流れがないかどうか、省エネ意識の高いお客様であれば、太陽光発電に興味はないだろうか、という事を考えながら法人営業を行っておりました。

③ 転職のきっかけ

会社として海外事業の一部縮小が発表された事と、リース市場規模の縮小トレンドがきっかけです。
海外事業に携わりたいという思いで入社し、幸いな事に20代半ばで海外駐在の機会も頂きましたが、継続的に海外事業に携わるという事が難しいだろうと判断し、転職活動を開始しました。

リース市場規模の縮小に対しては、会社としては他の収益事業創造の為に様々な試みを行い、実際に会社の規模としても成長してはいました。ただ、自身が携わりたい事業なのか、という点に疑問がありました。

④    転職活動で拘った事項

海外をベースとして「自分が出来る事」、「自分がしたい事」という観点で会社の情報収集を行いました。
「自分が出来る事」とは、前職の業務経験をすぐに活用が可能な同じリース業界での転職、「自分がしたい事」とは海運業への挑戦でした。

海運業については、海外事業に携わる機会が非常に多い点に一番に惹かれました。
そして、前職の資金提供よりも具体的に目に見える事業である点、どんなに良い製品があっても運ぶという役割がなければ、触れる事も出来ないという事業自体の不可欠性に強く興味を持ちました。
今まで全くと言っていい程、知識のなかった海運業でしたが、会社HPや中期経営計画にて主要事業とその方向性を確認し、更に入社意欲が高まり、第一志望となりました。

⑤ 転職活動での気づき

面接に向けて、今まで自分が会社で行ってきた実績の棚卸をするという事が必要になりましたが、この作業自体が非常に良い機会となりました。
1年毎のレビューをする事は今までもありましたが、入社してからの約7年間の振り返りは、今までやって来た仕事の自信と、更に何が出来たかという反省にも繋がり、客観的に自身を見直すことが出来ました。

新卒での就職活動時には、「働く」という事が具体的にイメージも出来ておらず、どの会社か、という点だけで選んでいた部分もありました。
しかし、転職活動においてはどの会社でどのように働き、どのように成長していきたいかを思い描いた上で自身のキャリア実現が可能かどうかという点も非常に重要であると感じました。

⑥ 最後に

私は海外に駐在している時から情報取集を始めました。
実際、対面での面接やテスト受験など、日本に帰国してから行わなければならない項目も多くありましたが、(株)エリートネットワーク様は、オンラインでの対応も含め、最後まで共に伴走して頂いたように感じます。

誰しも就業中の業務を行いながら、転職活動をすることはエネルギーを要する事ではありますが、転職活動が終わった現時点では良い判断となったと考えています。
新しい海運会社で勤務を開始した後も、初心に返り学ぶ姿勢を忘れず、最後まで転職が良い判断であったと思える業務が出来ればと思います。

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