転職準備の為TOEIC 950点、米国公認会計士合格した32歳。新卒時から憧れていたグローバル展開する老舗玩具メーカーの経理職に

転職準備の為TOEIC 950点、米国公認会計士合格した32歳。新卒時から憧れていたグローバル展開する老舗玩具メーカーの経理職に

No.1577
  • 現職

    【東証プライム上場 老舗玩具メーカー】
    連結管理本部 経理財務室 財務部 財務課

  • 前職

    【地方自治体】
    市役所 健康福祉部

    【東証プライム上場 グローバル電子機器メーカー】
    事業部計数部門 管理会計業務・IT関連業務(インフラ関連)

浅田 奏平 氏 32歳 / 男性

学歴:県立高校 卒
旧・帝国大学 経済学部 卒
USCPA 米国公認会計士(Washington州)
統計検定1級
応用情報技術者試験 合格
データサイエンティスト検定リテラシーレベル
日商簿記検定2級
実用英語技能検定準1級
TOEIC 950点

① はじめに

今回、(株)エリートネットワーク様にサポート頂き、新卒時に落ちてしまった憧れの玩具メーカーへ転職を果たすことが出来ました。
私は地方在住の、1児(未就学児)の父です。子育てや仕事と並行しながら転職活動を行い、無事に第一志望から内定を頂けたのは、家族の支えとエリートネットワーク様、ご担当下さった転職カウンセラーの保坂様のサポートがあってこそだと思っています。

サポートして下さった保坂様に感謝すると共に、私のように転職活動をしている皆様へ少しでも私の経験が参考になればと思い、拙い文章ではございますが、転職体験記を記載させて頂きます。

② 新卒時の就職活動

私は学生時代に児童ボランティアサークルに所属していたこともあり、「子供達の笑顔を作る仕事」を就職活動の軸とし、ゲーム・エンタメ・マスコミ・玩具業界に幅広く応募しました。
新卒時の就職活動を振り返ると、自己分析の浅さや奥手で口下手な性格もあり、面接に辿り着いても1次面接で落ちてしまう等、悔いの残る結果となりました。
結果的に志望していた業界への就職は叶わず、子育てに力を入れている地元の地方自治体に入庁する事になりました。

③ 新卒で入庁した地方自治体での業務と、1度目の転職

地方自治体では市民生活支援業務に従事していました。
当時の私はどちらかというとバリバリ仕事をしたいという訳ではなく、ワークライフバランスを大事に出来ればと思っていたので、働き方はマッチしていました。
また、ジョブローテーション制度で数年に一度部署の異動がある点も、飽き性な私にとっては色々な経験が出来るから良いかなと思っていました。
地方自治体に勤務している間に結婚し、安定した生活が出来るという点でも不自由はありませんでした。

ただ、3年も勤めると業務を通じて自分自身に汎用的なスキルが身についていないことに対して不安を覚えるようになりました。
そして、私自身の強みを考えた時に、大学時代に取得した簿記2級やTOEIC 750点程度(当時)等、会計や英語のスキルを伸ばすことが出来る事業会社に勤めたいと思いました。
妻も私の意向を理解してくれたため、転職活動を開始しました。
結果として、未経験ながら簿記やTOEICのスコアからポテンシャルを高く評価して頂き、地元の東証プライム市場に上場するグローバルメーカーへ転職する事が出来ました。

転職先のグローバルメーカーでは計数管理部門に所属し、主にIT関連業務と管理会計業務に携わっていました。
管理会計においては、業績報告や計数分析等を行い、BIツール等を用いて経営の意思決定に役立つデータ提供を行っていました。

④    2度目の転職に踏み切った背景・理由・転職準備等

今回、再度転職を検討した理由は、「英語や会計の知識を備えたグローバル人材になりたい」という思いが強くなったからです。
この自分がなりたい姿に対し、実情として、業務上で英語を使う機会が全くないことに危機感を覚え、業務での英語使用や海外駐在を経験したいと思うようになりました。
前職では、残念ながら管理会計を行う人材には英語の使用や海外駐在をする機会が与えられなかったため、そうした環境を求めて再度転職をすることにしました。

ただ、2度目の転職であること、業務上での英語使用経験がない中でビジネスレベルの英語力を求められる業務に挑戦することから、経験不足を補うために資格を取得して転職に備えることにしました。
具体的にはTOEIC 900点越えの達成と、米国公認会計士の資格取得に挑戦しました。
前者は8ヶ月程、後者は予備校に通い1年2ヶ月程かかりましたので、足掛け2年かけて、次の転職に備えました。

米国公認会計士の資格取得に挑戦する時点で、将来的な転職を考えている旨は妻に伝えていましたが、当初、妻からは「年収が上がるなら転職は構わないが、地元を離れたくない」と言われていました。
前職が妻と私の地元のメーカーで、友人が多いことや両親の子育てのサポートを受けやすい状況にあったためです。
そのため、リモートワークが可能で転居不要な就職先も検討しました。
(結果的に勤務地の関係もあって家族で転居をすることになりましたが、何とか妻の理解を得ることが出来ました。)
本格的な転職活動は、米国公認会計士の最終科目の試験が終わってからスタートしました。

⑤    転職活動でこだわったこと

今回の転職活動の軸は下記2つで、非常にこだわった点です。
 ① 世界中の子供達の笑顔を作る仕事
 ② 英語と会計を活かせる仕事

業界は、新卒時目指していたゲーム・エンタメ・マスコミ・玩具業界に再挑戦しようと考えました。
ただ、米国公認会計士の資格を活かすならば、監査法人やコンサルで経験を積む方が将来のキャリアに役立つかもしれない等の葛藤もありました。
そのため、幅広く求人案件や情報を持っているエージェントにお願いをしようと思いました。

⑥ エリートネットワークを選んだ理由

色々なスカウトサービスに登録をし、エリートネットワークの保坂様からスカウトを頂きました。
殆ど返事も出来ない状況でしたが、幸いスカウト自体は毎日頂いていた中、保坂様からのスカウトが目に留まりました。
紹介求人数が多いという口コミや、保坂様なら信頼してご相談出来るという直感から、面談をお願いしました。
私の就職活動の軸や、コンサルや監査法人も迷っていることを伝えると、事業会社やコンサル等数十社程、幅広く求人案件を紹介して頂きました。

その中に新卒時は不採用になった玩具メーカーがあり、私自身も子供も製品のファンであったことから、第一志望として応募したいと考えました。
求人で求められている経験が私にはなく、応募しても書類が通過しないのではと非常に不安になりましたが、どうしても応募したかったため、保坂様に相談したところ、「大丈夫ですよ」とお言葉を頂き、応募することにしました。

無事に書類選考を通過し、その後も面接の前のサポートや面談後の志望企業へのフォロー等を行って頂き、最終的に第一志望の玩具メーカーに内定を頂くことが出来ました。
転職カウンセラーが法人営業を兼任しているエリートネットワーク様のお力添えがなければ、書類は通過していなかったと思っていますし、その後のサポートも適宜対応頂けたことが、この結果に繋がったと感謝しています。

⑦   転職活動を振り返り、気づいた点や心掛けていた点、やっていて良かった点、反省点

[気づいた点]
・転職は経験重視
経験不足を補うため資格取得に挑戦しましたが、想像以上に経験がないと落ちると思いました。
実際面接後に「印象は良いけれど、求める実務経験が足りない」とフィードバックされ、見送りとなったことがありました。
私の経験がITを齧ったり、会計をやったりと中途半端なこともあり、書類自体も中々通らず大変でした。
経験自体はどうしようもない部分とは分かっており、それを補うために資格等の準備をしていましたが、やはり無理なところは無理だと改めて気付かされました。
こればかりは辛かったですが、割り切るしかありませんでした。

[心掛けていた点]
・七転八起
面接をした企業は面接後に面接シートを作って、どんな質問があって、どのように回答したか、またその時の面接官の反応等を記録しました。
落ちた会社は「あの質問に対してあの回答が良くなかったな」といった心当たりが割とあったので、次の会社で同様の質問があった際にどのように回答するべきか考えて臨みました。
明らかに失敗した面接を思い返して記録を書くのは精神的にも辛かったですが、第一志望に受かるためにと思ってやっていました。
自分はメンタルが強くないので、第一志望でなくても、それなりに志望度が高い企業に落ちる度に落ち込んでいました。
ただ、面接の傷は面接でしか癒せない、次の面接では前回の会社の面接シートの反省点を活かして頑張ろうと思い、意を強くして面接に向かっていました。

[やっていて良かった点]
・第一志望前に面接経験を積んだこと
新卒時から面接が極度に苦手だったため、面接経験を積もうと思い、第一志望に応募する前に何社か面接を受けていました。
自己PRの準備や企業分析はしていましたが、最初は2回目の転職活動とは思えない酷い回答をしてしまう等、自分の不甲斐なさに落ち込むこともありました。
前述の面接シートを活用して、何度も面接を重ねることで、それなりに回答出来るようになりました。
第一志望の面接の時には、思うような回答は出来なかったところもありましたが、とにかく熱意をアピールし続けたことが功を奏したかと思います。
面接が苦手な方は、第一志望前にある程度志望度が高い企業で面接経験を積むことをオススメします。

[反省点]
・エージェントは信頼出来る会社に絞ること
転職活動当初は自分の市場価値を知りたかったこともあり、片っ端からエージェントに登録していました。(保坂様、申し訳ございません)
結果的に色々面談の連絡が来て、あまり受けるつもりはないけど話は聞いてみようかなと流されてしまい、時間をかなり浪費しました。
私の場合は志望業界がある程度決まっていたので、今思うとそれほど数多くのエージェントに登録しなくて良かったなと思っています。
一方、そのような時間があったからこそ改めて自分が何をしたいのかを整理が出来た側面もありますので、良かった部分もあります。
例えば、話を聞いた結果、監査法人やコンサルではなく、自分は事業会社で働きたいという結論になりました。
とはいえ、上述の通り時間を浪費する可能性がありますので、最終的には自分に合ったエージェントに絞った方がいいと思います。
ちなみに、私は最終的にはエリートネットワーク様一本にしました。
必要な時にだけ要点を押さえて連絡して下さるので、自分のペースを崩すことなく、転職活動が出来ました。

⑧ 次の職場に向けた意気込みや覚悟

新卒時にはご縁がなかった憧れの企業で働く機会を頂き、世界中の子供達の笑顔を作るという自分の夢への第一歩を踏み出せることを大変嬉しく思っています。
面接官の皆様のお人柄も良く、面接を通じてより働きたいと思った企業です。
転職先では、経理財務業務に携わります。
米国公認会計士として、自らの専門性を高めながら、英語力や会計知識を備えたグローバル人材へと成長し、世界中の子供達の笑顔を作る仕事をバックオフィスとしてサポートしていきたいと思います。
大変なこともあると思いますが、初心と感謝の気持ちを忘れずに、全力で頑張りたいと思います。

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