国立研究開発法人の事務系総合職女性28歳。創業150年の財閥系素材メーカーの企業法務担当に

国立研究開発法人の事務系総合職女性28歳。創業150年の財閥系素材メーカーの企業法務担当に

No.1581
  • 現職

    【東証プライム上場 財閥系 素材メーカー】
    創業以来の主力カンパニー部門 人事総務部 企業法務担当

  • 前職

    【国立研究開発法人】
    事務系総合職
    ※霞が関の中央省庁 研究開発専門職として出向

横川 杏奈 氏 28歳 / 女性

学歴:福島県立 安積高等学校 卒
立教大学 法学部 国際ビジネス法学科 卒
TOEIC 810点

① 新卒時の就職活動

新卒時の就職活動では、公共性の高い仕事に携わりたいという思いがあり、独立行政法人やエネルギー・資源関連の民間企業を志望していました。
一つの企業の営利を追求するよりは、自身の働きが間接的にでも社会貢献につながる方がやりがいを持って働けるだろうと考えたためです。

大学は法学部ですが、高校時代は理系専攻だったこともあり、文系職ながらも研究現場の近くで最先端の研究開発を支えられる点にも魅力を感じ、最終的には独立行政法人(国立研究開発法人)に、事務系総合職として就職しました。

② 入所した研究所での担当業務や体得スキル

国立研究開発法人では1、2年目は法務・コンプライアンス部に所属、3年目は研究部門のサポート業務を担当しました。

法務・コンプライアンス部では契約書のリーガルチェックや研究者から寄せられる法律相談、訴訟対応、研修企画などを経験しました。
研究者の方から研究を進める上で生じた課題について法律相談を受けることもあり、研究の内容などを把握、問題を整理し顧問弁護士に相談しながら解決策を考えることは、チャレンジングでしたが、案件ごとに異なる性質・背景があることに面白みを感じ、やりがいを持って取り組むことができました。

また、4年目には霞が関にある国立研究開発法人の所管省庁へ出向する機会を得ました。
出向先では同研究所の業績評価や中長期目標の策定業務に携わりました。研究所内での業務では見えてこなかった国の政策決定プロセスをマクロな視点で学ぶことができました。

こうした業務経験の中で、一般企業法務的な法令解釈能力だけではなく、さまざまなステークホルダーと合意形成を図りながら案件を進めていく素地が養われたと感じます。

③ 今回、転職に至ったきっかけ

新卒の就職活動の時から一つの組織に勤め続けるイメージはなく、漠然とどこかでキャリアアップのための転職を意識していました。

2020年4月に研究所に入所しましたが、その年は新型コロナウイルスの流行により経済が大きく停滞し、テレワークなどの新しい働き方が急速に浸透した年でした。
このような変化は、多くの人にとって働き方や仕事と生活のバランス、キャリアを見つめ直すきっかけになったのではないでしょうか。

私は新卒の時にはジェネラリスト志向でしたが、働く中で次第に手に職をつけてキャリアを歩みたいと思うようになり、世間でもジョブ型人事の導入が進んできたことも後押しし、今回、専門的な仕事ができるポジションへ転職しようと思い至りました。

④    こだわり

公共性の高い事業を行っているという新卒時の軸に加え、業務を通じて専門性が獲得できることを重視していました。

転職活動を始めた当初はコンサルをメインに求人を見ていましたが、(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの松浦さんに企業法務の求人案件をご紹介して頂いたことで、自分の考え・視野も広がり、法務ポジションへの応募を始めました。
ご紹介頂いた求人案件の企業の選考プロセスが順調に進み、結果、複数の民間企業の法務ポジションで内定を頂くことができました。

⑤    転職活動を通じて気づいた点

初めての転職活動でしたが、面接においては新卒採用の時のような選考を受けているという印象はあまりなく、むしろ求人案件のポジションや企業の事業内容が応募者側のニーズにマッチしているかどうかという点も重視されていることを感じました。

⑥    次の職場にかける意気込み

初めての民間企業は国立研究開発法人、霞が関の中央省庁とは全く違う環境ですが、これまで経験してきた業務や知見が少なからず自分の力になっていると信じて、引き続き一つ一つの仕事に丁寧・真剣に取り組んでいきたいです。

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