米国公認会計士(USCPA)24歳。あまりにもホワイト過ぎる政府系金融機関から、より高度な金融ビジネスに携われるメガバンクへ

米国公認会計士(USCPA)24歳。あまりにもホワイト過ぎる政府系金融機関から、より高度な金融ビジネスに携われるメガバンクへ

No.1586
  • 現職

    【東証プライム上場 メガバンク】
    総合職(大企業法人営業担当)

  • 前職

    【中小企業への支援を行う政府系金融機関】
    総合職(審査業務等)

竹渕 拓也 氏 24歳 / 男性

学歴:私立大学 文学部 卒
TOEIC 970点
米国公認会計士試験(USCPA) 全科目合格

① 幼少期

私はサラリーマンの父親と専業主婦の母親の間に一人っ子として生まれました。
実家は東京郊外にある戸建て住宅です。平凡極まりないステータスの私ですが、普通の人とは違う点が一つあります。
それは、父親の海外赴任に伴い東南アジアで数年間生活した経験があることです。
現地では日本語が通じなかったので、幼いながらに英語を使って生活していました。

② 新卒での就活(サマーインターンシップ)

大学生になり、非常にハードな音楽系サークル(朝から晩まで練習部屋に閉じ込められて先輩に毎日詰められる)と、アパレル店でのアルバイト(仕事が覚えられなくて店長に毎日詰められる)に忙殺されながら日々を過ごしました。
そんな私が大学生活で後悔している点は、サークルとアルバイトにかまけて、就職活動を甘く見ていたことです。
当時から英語が得意で、学歴も悪くなかったので、有名企業の内定くらい簡単に取れるだろうと高を括っていました。

大学3年生の夏になると、周囲はソワソワし始めます。
今まで社会や経済の動きに何の興味もなさそうだった友人が、気づけば日経新聞を購読しています。理由は明白で、サマーインターンが始まるからです。
私自身、とりあえずマイナビとリクナビに登録し、6月1日から手当たり次第にエントリーを開始しました。

サマーインターンのエントリー結果はボロボロでした。
有名企業には結局1つも通らず、化粧品小売、人材業界とIT業界のベンチャー企業のインターンに参加して、私の夏は終わりました。
ここで奮起できればよかったのですが、私は諦める方の選択肢を取ってしまいました。
現実逃避をするように、今まで通りサークルとアルバイトだけをこなし、あとはサークル仲間と遊んでばかりの生活に逆戻りしてしまいました。

③ 新卒での就活(本選考)

そんなことをしていると、あっという間に本選考の季節(大学4年生の春)がやってきてしまいます。
自堕落な私は、就活対策を一切せずに迎えてしまいました。
焦った私は、志望業界を大幅に絞り、一点突破で内定獲得を目指す作戦に出ます。
「自分に向いている仕事は何だろう」という問いを、この時点で初めて自分に問いかけました。

当時の私が出した結論は、まさかの「公務員になろう!」でした。

これに深い理由はなく、①根は真面目な性格である、②父親が公務員系の仕事に就いていた、という2点だけで決めました。
とは言っても、ここから公務員試験の対策を開始する訳にもいかず、政府系金融機関の選考に絞ってエントリーをすることにしました(厳密には公務員ではないのですが…)。
幸運にも政府系金融機関数社から内定を獲得することができ、主に中小企業向け金融を手掛ける組織へと入行を決めました。

こうして私の不器用な就職活動は幕を下ろすことになります。

④    入行した政府系金融機関

入行先では一貫して融資業務に携わりました。
今振り返ると非常にノンストレスな日々を送っていたように思います。その理由は労働時間と社風にあります。

まずは労働時間についてですが、残業時間が厳しく規制されていて、週に2日は定時で上がることが必須でした。
勤怠管理はPCのログイン・ログオフ時間で管理されていたため、ごまかすことはできません。

社風については「穏やか」の一言につきました。
声を荒げたり、手を上げたりするような人は1人もおらず、何か話しかければ、みんなフレンドリーに答えてくれます。
ノルマは一応ありましたが、達成へのプレッシャーはあまり感じませんでした。
「会社に行きたくない」という気持ちを、きっと誰もが感じたことがあると思いますが(特に月曜日)、新卒時代に私がそのような感情を抱いたことはありませんでした。

⑤    USCPAの取得と、不発に終わった初めての転職活動

非常に恵まれた環境でキャリアをスタートさせましたが、この経験だけでは自身の市場価値が高まらないと考えていました。
そんな入行1年目の私は、偶然見つけたUSCPA(アメリカの公認会計士のこと)予備校の割引キャンペーンにまんまと乗せられて、入校してしまいます。
合格までに総額70万円くらいはかかりました。
ただ、お金はかかりましたが、試験は順調にパスすることができ、幸い入校から1年ほどで全科目合格することができました。

時間とお金をUSCPAにつぎ込んだ私は、何としても投資額を回収しようと意気込み、さっそく転職活動を開始してしまいます。
USCPA合格者であれば誰でも知っているであろうA社の転職エージェントに相談し、監査法人へエントリーをしました。

しかし、転職活動を進めることについて、私はここで怖気づいてしまいます。
というのも、当時はまだ社会人2年目になったばかりで、離職するには早すぎるのではと不安に感じたからです。
また、担当の転職エージェントをあまり信頼できなかったことも理由の1つです。

結局、監査法人へのエントリーは選考途中で全て辞退し、初めての転職活動は不発に終わります。
転職意欲がみるみるしぼんでいった私は、ひとまず現職に専念することを決め、そのまま1年が過ぎました。

⑥    再びの転職活動

社会人3年目になった私は、心の中で再び転職意欲に火がつくのを感じていました。
業務にも慣れ、人間関係が出来上がった一方で、やはり日々の仕事に物足りなさを感じていたからです。

現在手掛けている案件よりもずっと規模の大きな仕事や、難易度の高い仕事に従事したいと思うようになりました。
前職では小規模な案件をひたすら何件もさばく必要があり、一言でいえば「質より量」が求められる職場でした。
また、国内案件100%で、得意の英語が活かせないことも引っかかっていました。

その一方、私のスペックで転職活動をしたところで、良くて監査法人くらいしか行けそうにありません。
目指すべき方向を完全に見失った私は、藁にもすがる思いで、手当たり次第に転職支援サービスへ登録をしました。
ちなみに、この時登録したサービスのうちの1社が(株)エリートネットワーク様でした。

⑦ 他社転職エージェントとエリートネットワーク様の違い

複数の転職支援サービスを利用したからこそ、エリートネットワーク様と他社のサービスについて、明確な違いを知ることができました。

最も顕著なのは、求職者の意思を尊重してくれる点です。
担当カウンセラーである久井様との最初の接点は電話でのヒアリングから始まったのですが、そこでは「なぜ転職したいのか」「次の職場で何がしたいのか」を深く丁寧に聞いて頂きました。
その電話にて私が「もっと高度な金融領域の仕事に挑戦したい」ということを正直に打ち明けたとき、鼻で笑われるかと不安でしたが、「適切な対策を行えば実現可能ですよ」と力強くお答え頂いたのを今でも覚えています。

転職活動をしたことがない方は、「そんなの他社でもそうじゃないの?」と思われるかもしれません。
はっきり言いますが、他社の転職エージェントはここまで優しくありません。

私が利用した転職エージェントの場合、顔合わせのオンライン面談をサッと済ませ、その後は早速エントリーに入っていきました。
応募書類のチェックをお願いしても、ほぼノーチェックで返されてしまいます。
応募する業界や職種についても、転職エージェントのおすすめに沿って何社か応募し、落ちたら次にまた何社か応募し、最終的に内定を獲得するまでそれを繰り返すのが一般的な様子でした。

一方、久井様の場合は、応募書類のチェックや面接対策についても、非常に入念に行って下さいました。
Zoomでの面談も何回設けて頂いたか、もはや覚えていないほどです。

⑧ エリートネットワーク様にサポート頂いた選考結果

今回の転職活動で企業の選考に応募するにあたり、最終的に私は2社の転職エージェントを利用しました。
某社にてBIG4コンサル4社の選考、エリートネットワーク様にて金融機関3社の選考を受けました。
この結果がなかなか対照的だったので、参考までにご紹介できればと思います。

まずBIG4コンサルですが、書類で3社落ち、残る1社も面接で落ちてしまいました。
私は金融機関出身のため、完全な異業種転職ということになり、若干不利だった点は否めません。
それでも書類くらいは通ると思っていただけに、なかなかショックでした。

金融機関については、政府系金融機関のオープン採用とメガバンクのコース別採用に応募しました。
いずれも入社難易度でいえば、相当高いとされる企業でした。
それでも蓋をあけてみれば、メガバンクから内定を頂くことができ、政府系金融機関についても、終盤の選考まで進むことができました(メガバンクにて先に内定が出たため辞退)。

この結果は、私からすれば腑に落ちるものです。
BIG4コンサルへの応募にあたっては、我流で作成した応募書類をそのまま使ったため、書類落ちも仕方ありません。面接も自力で対策して臨みましたから、落とされても納得です。

一方、金融機関への応募にあたっては、久井様のご指導のもと応募書類を一から作り直し、何回も添削を受け、ようやく提出をしています。
面接対策もZoomで複数回行って頂き、想定問答集まで準備して臨みました。
プロの指導のもと、できる準備をすべて行ったからこその結果だと感謝しています。

⑨ 最後に

ここまでお読みになった方の中には、新卒就活の結果に納得し切れていない方や、現職を続けることへの疑問を抱いている方がいらっしゃるでしょう。
そういう方は、ぜひ転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
きっと自分が視野狭窄に陥っていると分かるでしょう。


とりわけエリートネットワーク様をおすすめできるのは、時間や労力をしっかりかけ事前準備をしてでも、自分の理想とするキャリアを掴み取りたいと考えている方々に対してです。
あなたが熱意をもって転職活動に取り組むほど、ご担当者もその熱意に応えてくれるはずです。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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