【中央官庁所管 特別民間法人(従業員数:約4000名)】
内部統制アドバイザー
【都市銀行(現メガバンク)】
都内支店 融資担当
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【金融工学系ベンチャー企業】
業務室室長 経営企画、財務、法務、総務等全般
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【創業90年超・従業員数700名 製造業】
常務取締役 CFO 管理本部長(20年勤続)
塩沢 真司 氏 57歳 / 男性
学歴:宮崎県立高校 理数科 卒
旧帝国大学 経済学部 卒
証券アナリスト2次試験合格
私は大学卒業後、都市銀行へ入行し、在籍中は中小企業融資や支店計数管理等に携わりました。
当時はバブル景気が絶頂から崩壊へと向かっており、銀行も融資方針の大転換で、貸付はむしろ回収すると褒められ、新規案件をもらうと嫌がられるような、今では想像し難い時代でした。
そうなってくるとモチベーションを保つことが難しくなり、都市銀行は退職し、知人とともにIPOを目指し、金融関係のベンチャー企業を設立しました。
その会社では、金融システムを投資家へ提供することを主業務としておりました。
途中でベンチャーキャピタルから投資を受ける等、少しずつ企業規模も大きくなっていた最中、某大手システム開発会社に企業買収されることとなり、それを機に退社し、製造業の中堅企業へ転職しました。
3社目では役員として管理部門全般を担当し、会社も順調に業績拡大していたところでオーナーチェンジとなり、社内環境も望まぬ方へ大きく変化したことから、再び転職を決意するに至りました。
今回の転職活動も「再び」(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋様にお世話になりました。
再び、というのも、実は前回の転職活動でも高橋様にお世話になっていたからです。
前職の企業をご紹介いただいた時は15年以上前となります。
そう考えると大変感慨深いのですが、今回の転職活動に於いてはエリートネットワーク様に最初からお願いしたわけではなく、広告でもよく見かける転職エージェント3社ほどへ先に登録をしておりました。
退職を決めた後、会社の同僚からそれらの転職エージェントを勧められもして、50代では求人案件も少ないだろうし情報はたくさんもらった方が良いだろう、という、もちろんエリートネットワーク様のことは頭にありましたが、いずれ登録するとして、まあ取り敢えずこっちはこっちで登録してしまおう、の割と軽い気持ちでした。
各転職エージェントへ私の履歴書、職務経歴書も提出し、一応、各転職エージェントの担当者ともweb面談を行いました。
私からの希望として、「紹介してもらえる会社は私の経歴を鑑みるに財務の求人案件が中心だろうが、財務特化とかIPO準備とか、この辺りはもういいので、できれば幅広く会社管理を担当させてもらえるような会社がありがたい」ということを面談でも丁寧に説明して申し入れしました。
一方、その頃にはエリートネットワーク様にも転職希望の申し入れを終えていたと思います。
しかし、その後、各転職エージェントから紹介された会社は見事にIPO準備要員ばかりでした。
情報はたくさんもらった方が良い、とはいっても、私の希望から外れていればあまりうれしくはありません。
「時間が経って窮すれば別だが、今の段階ではIPO関係は一旦お断りしたい、といちいち返事をするのもちょっとなぁ……せっかく紹介してもらったんだし、私はそこまで選り好みできる立場じゃないだろうし……」としばらく葛藤していた矢先に、エリートネットワークの高橋様より面談のアポイントのご提案を頂きました。
面談は、大変に長らくご無沙汰しておりました、からの始まりでした。
前回の面談より15年以上経っているにもかかわらず、高橋様は私のことをよく覚えておられ、これには少々驚きました。
私の現状や希望等を事細かにお聞きいただく中で、「インターネットを前面に出す会社は嫌ですよね?」とズバリおっしゃられた場面がありました。
なんだか時代に遅れた人の典型みたいですが今さら隠せず、その通りだと申し上げると、高橋様は間髪入れず「それで行ってみましょう」とスッとおっしゃられました。
現在、IT系の会社が求人案件の多くを占めていることは私も認識しており、「今の時代、そこを避けると厳しいですよ」とか言われても仕方ないところなので意外でもありつつ、「そうそう、やっぱりまだ今は自分が馴染めない会社を受けるほど無理することはないよな……」と、気持ちが随分楽になり、私に寄り添っていただけたことを心強く感じた瞬間でした。
履歴書の表記や写真についても、他の転職エージェントの担当からは特に指摘もありませんでしたが、私がこれらにあまり気を遣っていなかったことは高橋様にはすっかりお見通しで、先回りしてアドバイスを頂いたりもしました。歳を取っていつの間にかこういう自分事にも横着になっていたのかもしれません。
「やはり今回も、エリートネットワーク様一本でお任せしようかな」
と心の中で成った次第でした。
最終的には、高橋様からご紹介を受けた会社様の一社で無事内定を頂きましたが、実はこちら様は最初ご紹介を受けたとき、私は全く門外漢の業種だったので、深く考慮することなく辞退した会社様でした。
ただ、他の辞退した会社については高橋様も普通にご了解いただいたのですが、こちら様だけは「それでも応募してみたらどうですか」と後押しされた会社様でした。
確かに先様は、私がそこまでの熱意は既になくなっていた財務やIPO準備の求人案件ではなかったものの、シンプルに「なんで?」と不思議でした。
しかし、高橋様といろいろやり取りさせていただく中で、そう言われればそうかもしれない、とこの会社様に興味を持ち始め、改めて応募を依頼した経緯があります。
実際に会社の幹部様と面接させていただくと、このような方々と一緒に働きたいという思いが湧いてきて、内定を頂いたときは大変うれしくほっとしたと同時に、高橋様の後押しがなければこちら様には応募しておらず、想定もしていなかった業種への転職となったことに今は意外な自分を感じております。
結果的には、15年以上前の面談、及び今回の面談を通して高橋様がプロの目で私という人間を見る中で、この会社様と結びつくような何かピンと来たものを感じていただいたのだろうと拝察しております。
これこそエリートネットワーク様の特徴である、転職希望者とのカウンセリングと法人営業が分業制でない一貫サポート、の成果でしょうし、私は運良くその恩恵にあずかることができました。
最初に気軽に登録した他転職エージェントとエリートネットワーク様を同列にしたまま転職活動をしていれば、いずれどこかの時点で、年齢による焦燥感からあまり乗り気ではないけど先に紹介された会社へおしなべて応募し、内定をもらえたどこかの会社にそのまま入社して、まあこんなもんで仕方なかろう、とにかく就職できたし、となっていたかもしれません。
改めて、高橋様には良い転職先をご紹介いただき、心から感謝しております。
高橋様のお陰で、妥協でなく納得のいく転職ができたような気がいたします。
もちろんこの機会を吉とできるかは私次第です。そうできるよう、まだまだ頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。