【東証プライム上場 財閥系 海運会社】
事務系総合職
【東証プライム上場 大手日系メーカー】
管理部門 法務系
中岸 綾花 氏 28歳 / 女性
学歴:東京都内 私立 中高一貫女子校 卒
一橋大学 法学部 卒
TOEIC 885点
新卒での就職活動は、正直苦労しました。
幅広い業界のインターンや会社説明会へ精力的に参加し、それだけで “就活” をばっちりした気になっていました。
大学の先輩たちが軒並み希望企業に入社しており、自分もそれなりにうまくいくだろうと甘く考えていましたが、自己分析が足りず、軸も明確に定まっていませんでした。
書類は通過するものの一次面接で落ちまくり、一次面接がうまくいっても最終面接でそれまでの面接失敗経験がよぎり、緊張して落ちることもありました。
面接で度々失敗しても振り返って向き合うことが怖く、軌道修正できませんでした。
短期間で次々と落ちて一人で精神的に追い詰められていく中、前職の日系メーカーに拾ってもらって就職することができました。
第一志望の海運会社は狭き門で、当時は新卒採用メインの印象でしたので、もうご縁はないだろうなと思っていました。
採用面接に苦手意識を持ったまま、前職で長く頑張ろうという気持ちで入社しました。
配属先は法務の一種のコーポレート部門でした。
希望とのギャップはあったものの、前職の業種にとっては重要な分野で専門性が高く、グループ全体としての方針を決める立場でやりがいがありました。
ただし、社内で経験を積んだベテランが多く新卒で配属されることが稀な部署で、境遇の近い先輩を見ると、基本的には将来的な異動の見込みはありませんでした。
その分野を極める道もありますが、新卒から定年までそれだけをやり続けることが私にはイメージできませんでした。
今の若いうちから自分の会社人生がそこに決まっていて、未来が狭まっているような閉塞感を感じていました。
長い会社人生、もっと色んなことを経験して、自分に向いていることを見つけたいと思いました。
また、自分としてはやりがいを感じており頑張ろうとしていても、他部署の人から「その部署への新卒配属は可哀想」と言われることもあり、その点も辛かったです。
家族や友人は自分の仕事について生き生きと自信を持って話しているのに、私は人に聞かれても誤魔化して堂々と話せない状況にありました。
このような悩みはありつつも、メーカーながら地方転勤がなく安定して生活できるこの場所で満足しよう、置かれた場所で咲こう、と自分に言い聞かせていました。
主に下記3点の理由で、ずっとキャリアへのモヤモヤを抱えていました。
① 新卒就活の結果が100%希望通りではなかったこと
② 配属先から異動の見込みがないこと
③ 大学の同期と比べて給与水準が低いこと
①②は上述の通りで、③は、他業界で働く大学の先輩や友人たちと比較して感じていたことです。
また、社内の同期内でも、転職や希望制の社内異動制度を活用した動きが増えてきていました。
前職の人事制度も変化して自律的なキャリア形成を謳っている中、受け身で現状への不満を会社のせいにしていてはだめだ、自分で動かないと取り残される、と危機感を持っていました。
そんな中、本格的に転職を決意したきっかけは、結婚と家族の海外赴任でした。
キャリアを大きく変えるなら年齢的に今しかない気もする中、休職帯同するという選択肢が浮上しました。
休職して数年後に復職する場合、社内異動の可能性や未経験職種への転職はより難しくなるだろうと感じました。
今後のライフイベントを考えると、復職した後も安定して働き続けることも良さそうでしたが、「自身のキャリアに対するモヤモヤを一生抱えていくのか?」「後で自分を責めたり、海外赴任した家族のせいにしたりしないか?」と思い、結果がダメでも前職という働き口はあるのだから、後で後悔しないように転職活動をしてみることに決めました。
無数にあるエージェントの中でどこを選べば良いのかわからず、とりあえず大手エージェントに登録して転職活動を開始しました。
転職で自分が何を実現したいのかはっきりしないまま、プロのカウンセラーがなんとかしてくれるだろうと他責思考でしたが、カウンセリングでは本質を突かずで、転職の軸は定まりませんでした。
また、カウンセラーからは、この歳・経歴で異業種への転職は難しい、年収アップも期待できないとあまり前向きではないコメントを受けました。
違和感も覚えつつ、少しでも気になったら応募してみて!と言われ、大量に送られてくる求人案件の中から、様々な業種・業界を選んで応募しました。
流されるままに選考は進みましたが、エージェントと企業間の会話はあまりされていなさそう、自分は大量の顧客のうちの1人でしかないという印象を受けました。
あくまで私個人の体験で、エージェントとの相性もあるため、全てがそうというわけではありませんが…。
それなりに面接は乗り切って内定ももらいましたが、前職を辞めてまで行きたいと心からは思えませんでした。
家族に相談し、「そもそも紹介される求人案件がエージェントによるのでは?」「もっと給与水準の高い業界を目指したら?」とアドバイスをもらいました。
大手エージェントでの転職活動では時間と労力を無駄にしてしまいましたが、どこかしら行き先はあると分かってひとまず安心できましたし、面接が苦手な身としては、場数を踏んで練習ができたので結果的に良かったと思います。
改めてエージェントを探す中、友人の紹介でエリートネットワーク様に出会いました。
面談を申し込んですぐに面談日が決まり、担当カウンセラーの黒澤様と電話面談を行いました。
ここでも結局受け身でわがままな希望ばかり並べましたが、丁寧にヒアリングし、私の志向、やりたいことを的確に整理して下さいました。
また、新卒ばかりの狭き門だと思っていた海運会社が最近はキャリア採用を増やしており、エリートネットワーク様の実績も多く、十分チャンスがあると伺いました。
銀座にあるオフィスに出向いて黒澤様と対面で面談する機会も頂き、より信頼度が増したので、ここエリートネットワーク様にかけてみようと決意しました。相手の顔が見えるって大事です。
面談後にご提案頂いた求人案件は有名企業ばかりで、どの企業もぜひ入りたいと思えました。
そこに受かるポテンシャルがあると思って頂けたことも嬉しかったです。まあ自分なんか受かるはずはないと思いつつ、とりあえず挑戦してみることを決意しました。
こだわった点は、前職で担当していた専門分野からは脱すること、ジョブローテーションがあること、他人に誇りを持って仕事(社名も、業務内容も)について話せるようになること、給与水準アップ、です。
逆にあまり重視しなかったのは、ワークライフバランスです。
ライフイベントがあっても働きやすいところが前職の良い点と感じていましたが、実際どこの会社でも制度は整っていますし、いざその時が来たらなんとかなるだろうと思いました。
起きてもないことを心配しても仕方なく、身軽な今のうちはバリバリ働きたいと考えました。
1番は、何か迷いがあるなら動いてみるべきだということです。
社内異動制度も活発に使われている昨今、自身の置かれた状況への不満を会社のせいにして、流れに身を任せていては勿体無いと思います。一度うまくいかなくても、新卒で希望が叶わなくても、十分挽回のチャンスはあります。
2つ目は転職エージェントによる違いの大きさです。
無数にあるエージェントの中からどこを選ぶかが、まずハードルが高く、面倒でもあります。
エリートネットワークという名前からして敷居が高いなと思っていましたが、大丈夫でした(笑)。
迷っている方はぜひ安心して門戸を叩いてみて下さい。
エリートネットワークさんは企業側としっかり会話ができている印象があります。私個人の案件に限らず、普段から企業側と密にコミュニケーションされているのが伺えました。
3つ目は、面接は準備と振り返りが全てだということです。
私は、自身の業務を棚卸し、想定質問への回答を考え、スクリプトも用意して、喋ってみていました。
また、企業研究のため、会社概要や、新卒採用ページ、キャリア採用ページ、IR情報の他、日経電子版などで数年分のニュースを調べました。
時間はかかりますが、志望理由に厚みが出ますし、面接に臨む際の自信になるのでやってよかったです。
志望度が比較的高くない企業でも調べているとポジティブな面が見つかり、入社意欲を高めて面接に臨めました。
あとは、YouTubeに新卒向けの企業紹介等も数多く掲載されているので、忙しくても通勤途中やジムで見ることができておすすめです。
面接が終わったらなるべくすぐに問答を振り返り記録することも大事です。
前職の仕事をこなしつつ短期間に様々な会社を受けていると、一次面接で何を話したか案外すぐ忘れてしまいます。
不出来な自分に向き合うのは辛いですが、面接の反省を次に生かすことができます。
私は、志望度が高い本命企業群の一次面接で早々に落ちました。その理由は完全に準備不足でした。
落ち込みましたが、気持ちを切り替えて他社の面接を重ねながら改善できたことはよかったです。これは私にとっては、新卒就活から成長した点でした。
1人だったら相当傷ついたと思いますが、転職カウンセラーの黒澤様が企業との間にいることで精神的な支えになりました。
これを乗り越えて改善すれば、次は絶対に受かると信じて期待して下さいました。
最後になりましたが、今回ご支援頂いた黒澤様及びエリートネットワーク様に対して、改めて厚く御礼申し上げます。
新卒の就活時から憧れていた業界に身を置けることになり本当に嬉しいです。
現状を変えるために自分の意志で転職活動を始め、新卒就活のリベンジも果たす納得のいく結果を掴めたことが自信にもなりました。
次の職場の仕事内容やスピード感についていけるか不安になることもありますが、選考でお会いした皆さんと働けると思うとワクワクします。早く一人前になり貢献できるよう頑張っていきたいと思います。