【東証プライム上場 DXやAI、IoTなどの先端技術を活用した独立系ITコンサルティング企業】
コンサルティング本部 シニアコンサルタント
【東証プライム上場 カメラやプリンター、オフィス機器などの精密機器・電気機器メーカー】
長崎製品技術部
ネットワークカメラの製品開発担当
⇓
宇都宮工場 光機調達推進部
半導体露光装置に使用するメカ・電気部品の購買業務担当
⇓
デジタルプリンティング本部
家庭・オフィス向けプリンタに搭載するソフトの開発・設計担当
髙木 宗一 氏 31歳 / 男性
学歴:私立 江戸川学園取手高等学校 卒
首都大学東京 システムデザイン学部 システムデザイン学科 卒
首都大学東京大学院 システムデザイン研究科 経営システムデザイン学域 卒
TOEIC 650点
中小企業診断士
C、python、アセンブラ
お恥ずかしい話ですが、新卒時の就活の軸は、「誰もが知っているような有名で大きな会社に入る」でした。事前にインターンシップやOB訪問等はせずに、三月の就活解禁と同時に慌てて活動を開始したと記憶しています。業界研究や自己分析などもままならず、とりあえず書類選考が通った企業の選考を片っ端から受けまくるという毎日を送っておりました。
そんないい加減な活動でしたが、幸運にも、大学院で研究していた経営工学分野での知見を評価していただき、前職に入社することといたしました。
入社してから地方の事業拠点への出向による研修を経て、調達部門に配属されました。職場は宇都宮工場で、取り扱っていたのは半導体露光装置という、半導体の生産工程の一部に使用される装置です。この装置の金属部品、電気部品の調達バイヤーとしてキャリアをスタートさせました。
調達バイヤーの仕事は一言で申し上げれば、「品質の良い部品を、納期通りに、できるだけ安く買ってくること」です。そのための取引先の生産体制の改善や価格交渉、納期調整、秀でた技術を有した取引先の開拓など、が主な業務となります。
私が調達部門で従事した3年半は、外部環境の目まぐるしい変化に伴い、特に業務が煩雑かつ膨大な期間だったと感じています。コロナウィルスの蔓延に伴い、世界各所で生産停止や部品不足が相次ぎ、サプライチェーンがボロボロになる中、活況な半導体需要を取り込みたい経営陣の意向から、装置の生産台数は下げられないという板挟み状態にありました。
自分の担当部品の遅延を責められ、生産ラインが停止してしまうかもしれない、というプレッシャーを感じる毎日は、ストレス耐性とメンタルを大きく鍛えてくれたと感じています。
当時を振り返ると、非常に裁量が大きく、成長できる環境で仕事をさせていただいたと思いますが、当時の私は、そのことへの有難みを実感できておらず、下記理由で調達部署から出たいと考えていました。(転職活動を機に改めて経験業務の棚卸をしてみて初めて気づきましたが)
① 一定期間業務経験を積み、新鮮さがなくなってきたこと。
② 調達しかできない人間になることに危機感を感じたこと。
③ 設計・開発といった、製品のバリューチェーンの上流に関わりたいと考えたこと。
当時の調達部門は、一度担当取引先が決まると、長期間それが変わらない体制にありました。三年も同じ取引先と業務を行っていると、何か新しい知識が増える場面は少なく、膨大な業務をいかに効率よくこなすか、という能力だけが磨かれていくように感じていました。(これも大事なスキルですが……)このまま大きな知見の集積もなく、調達しかできない人材となってしまうことに対し、危機感を覚えたと記憶しています。
また、間接部門である調達は自分で手を動かしてモノを作る、ということはしません。
実際にモノを製作するメーカーを管理する、ということが主業務であり、だんだんと製品開発の実務により多く関わりたいという思いが芽生え、職種の変更を決めました。
社内で職種転換が行える制度を活用し、プリンターの組み込みエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。
周りはほとんどが情報系の学部出身で、普段からPCいじりが好きな方々の中で、全くの素人である私が入っていけるのか、という不安がありましたが、全く経験のない分野に0からチャレンジするということへのワクワク感を感じておりました。
組み込みエンジニアとしては、事前の研修の期間を入れて約2年間業務に従事しました。率直に言って、非常に難しい業務であったと感じています。調達部門での業務と違い、ソフトの世界は目に見えません。何が問題で何が起こっているのか、を理解することに非常に苦労し、何かを指示されると、その意味を調べるのに数時間かかるといった状態で、何とか必死に業務をこなしておりました。しかし、この状態を苦しいと思うことはなく、新しい知見が自分の中に蓄積され、徐々に理解できる範囲が増えていく日々は非常に充実していたと感じています。
前述したように、業務の内容自体に不満はありませんでしたが、転職を考えるようになった理由は、以下二点です。
① 年収を上げたい
② ポータブルスキルを身に付けたい
それまであまり自分の収入に拘りはありませんでしたが、30歳を過ぎ、ライフステージを次へ進めていく必要性を実感した時、より待遇のよい会社で働きたい、と思うことが多くなりました。また、前職で二つの部門を経験して感じたことは、業務を進めるうえで必要な知識の半分以上は、その会社でしか使えないものであるということです。前述したように、知識が積み重なる楽しさは実感していましたが、同時に、それはあくまで自社のプリンターのシステムの中の細分化された一部であり、他で応用できるものなのだろうか、と疑問を覚えるようになりました。もちろん前職の企業に骨を埋めるつもりであれば問題はありません。しかし、当時の私にはその自信はなく、どこに行っても通用する汎用性の高いスキルを身に付けたいと考えるようになりました。
この二点の希望を満たせる職種として、志望したのがコンサル業界です。コンサル業では、プロジェクトごとに多様な業界・職域に関わることが出来ます。多種多様な業界の経営層に提案を行う上で、さまざまな知見の早期吸収を求められ、クライアントからの高い期待値に応えるだけのアウトプットを出し続ける経験は、自分を大きく成長させてくれると考えました。
自分より前に転職活動をしていた先輩から、株式会社エリートネットワークの転職カウンセラーの黒澤様をご紹介いただき、活動を開始しました。初めての転職活動で緊張を感じておりましたが、最初の面談でとてもフランクに対応いただき、気持ちが大変楽になったと感じています。
30歳過ぎかつ未経験の業界、ということもあってか、思ったよりも書類が通らない事態に不安とショックを感じておりましたが、黒澤様のポジティブなお声がけのおかげで、何とか活動を全うできたと考えています。
面接直後は毎度不安な気持ちになりましたが、そのたびにお電話で会話していただき、気持ちを新たに次の活動に進むことが出来ました。
内定後も、退職手続きや、内定先との連携などについて手厚く相談に乗っていただき、安心して入社前の期間を過ごせております。
活動を振り返っての後悔を記載するとすれば、月並みですが、webテストの勉強、自己分析、企業研究、業務の棚卸など、もう少し準備を進めてから臨むべきだったと感じています。コンサル業界特有のものかもしれませんが、書類提出後のスピード感が想定よりも早く、働きながら上記の準備をするには時間が足りなかったと感じています。幸運にも志望する企業から内定をいただくことが出来ましたが、早期より準備を行っていれば、もっと転職活動を穏やかに進められたかもしれません。
希望する業界で新たな業務に挑戦できることをとても楽しみに思っております。
これまで転職活動をサポートしてくださった皆様に感謝の気持ちを持ちながら、新しい職場でも好奇心を忘れず、日々業務に邁進する所存です。
クライアント企業との太いパイプと採用実績・高い定着率で上場企業を中心に各業界の大手企業様から評価を頂いており、ハイキャリアの転職支援実績が豊富にございます。
企業に精通した専任のカウンセラーが転職活動の各プロセスにおいて具体的なアドバイス、情報・ノウハウを提供し、次の会社への入社に至るまで一貫してサポートします。