31歳女性。財閥系信託銀行でオフィス仲介営業、プライム上場デベロッパーで商業施設リーシングを経て、財閥系有名デベロッパーへ転職成功。

No.1611
  • 現職

    【東証プライム上場 日本を代表する財閥系総合デベロッパー】
    総合職

  • 前職

    【財閥系 信託銀行】
    不動産信託部 上場REIT会計業務担当
    →不動産営業部 オフィス賃貸借仲介営業担当

    【東証プライム上場 東京都心部に強みを持つ総合デベロッパー】
    ビル事業企画部 商業施設のリーシング業務担当

川北 真純 氏 31歳 / 女性

学歴:明治大学付属 中野八王子高等学校 卒
明治大学 商学部 商学科 卒
日商簿記検定2級
実用英語技能検定2級
3級ファイナンシャル・プランニング技能士
日本証券業協会二種外務員資格
生命保険募集人
生命保険変額保険販売資格試験合格
銀行業務検定 財務3級
金融経済3級
金融コンプライアンスオフィサー2級

① はじめに

長い駄文になりますが、高校時代から転職に至るまで、自分の性格や当時の感情含めて、包み隠さずありのままを書きます。
2回転職をしていますが、何度も経験した失敗や後悔を通じて、社会人生活を総じて表現するなら、「自分が本当にやってみたいことを、わがままに挑戦してみる。」といったところです。

② 学生時代〜新卒での就職活動

諦めの悪い性格で、ピアニストになりたいという夢を持ち続け、高校3年生の夏頃まで音大受験を目指すものの、結局才能が無く、ギリギリのところでそのまま付属の大学へ進学することになりました。
所謂大学までエスカレーター式の学校で、中学受験以来がっつり勉強をした記憶もなく、音大を諦めた後、自分には何も強みが無い事に気付きました。
そこで高校3年生で焦って簿記検定2級を取得し、貸借の数字がピタッと合うのが楽しく、漠然と将来は会計士等になれたら格好いいなと思っていました。

大学入学後は、パッとしない高校時代の青春を取り戻すべく大学デビューを目指して、いくつかのサークルに入りました。その中で結局最後まで続いたのは準体育会スキー部でした。
何かに打ち込むことが性格に合い、夏はアルバイト、冬はとにかく山籠りの大学生活でした。
合宿でスキーに打ち込むのはもちろん、住み込みアルバイトでは朝5時から夜遅くまで働いて、朝・昼・夜のスキー宿とレストランでの仕事を効率よく終わらせて、合間の2〜3時間練習するという、今考えるとかなり劣悪な労働環境でした……。
でもそこで、早く仕事を終わらせて滑りに行くために、先輩後輩とチームプレーで仕事を片付けることが楽しく思えました。

3年生の就活時は、女子キャプテンだったこともあり、冬は就職活動ができず、興味のあったメーカーやデベロッパー等は冬に面接が本格化することから諦め、春開始の金融機関に絞って就活を実施しました。

高校時代で気付いた「数字好きな点」と、ピアノを多くの人の前で演奏して沢山の観客を感動させることに喜びを感じていたため、「多くの人に多くの価値を」という軸で就職活動をしていました。
ミーハーな性格も相まって、当時の就職ランキング上位且つ財閥系で、キラキラした先輩社員に魅力を感じて、信託銀行へ入社しました。

③ 信託銀行での業務・経験

両親がデベロッパー勤務だったこともあり念願であった不動産部門に配属されるものの、不動産ファンド会計というニッチで会計事務所の様な業務内容が合わず、新卒から4年間苦しみ続けることに……。
それでも、会計士や税理士がほとんどのチームで、日を跨ぐ前に帰れたらラッキー位の時間帯まで業務に向き合い、苦手なエクセルスキル・会計知識と、とにかく諦めない根性(笑)の様なものが培われました。

入社5年目でオフィス賃貸借仲介営業の部署に異動しました。とにかく人と話すのが好きで、ずっと営業職を希望していたこともあり、希望が叶っての配属でした。
コミュニケーション能力が高く、仕事に前向きな先輩方が多い、天国の様な環境が水に合い、配属1年目で営業達成率がトップになり、その後も前部署で培ったエクセルや分析スキルが功を奏し、営業成績上位を維持していました。
顧客が喜ぶ姿を見ることに喜びを感じ、大企業のオフィス移転に関わりながら、銀行・信託・証券の大企業グループならではのダイナミックな提案ができることに、やりがいを感じていました。ただ、仲介したら終わりという点に限界を感じていました。

④ 総合デベロッパーでの業務・経験

信託銀行は、育ちが良く品行方正で紳士な人が多いところが良い点ですが、良くも悪くも居心地の良い、ぬるっとした環境を脱して成長したいと、社風が正反対の総合デベロッパーに社会人8年目で転職しました。

商業施設の商品企画とテナント誘致という新しい分野での配属になり、信託銀行では考えられない担当案件数で、毎日が目まぐるしく、とにかく激しく(笑)、何もかもが新鮮な毎日を送っていました。
特に、郊外型のショッピングセンターを担当し、少人数で50店舗程度のテナント誘致・商品企画、開発を実施した際は、未経験ではあるものの、とにかく早く一人前の戦力として動かないとプロジェクトが回らない環境に置かれ、急成長せざるを得ない状況でした。
ショッピングセンターの開業日が決まっていた為、何が何でも開業までに全区画テナントを誘致して、一斉開業させなくてはいけないというプレッシャーと、膨大な業務量がこなせず、時にはキャパオーバーで死にそうになりながらも、なんとか全区画満室稼働ができました。開業時には、生まれて初めてのテープカットや、報道機関の取材対応、何よりもオープン前に数百人も列をなして、次々とお客さんが入ってくる光景を見て、今までの苦労が報われる思いで、その場で大泣きしました。間違いなく、今までの社会人人生で一番やりがいがあり、最も感動した瞬間でした。

未経験でもこれ程の大規模な案件に携わり、自ら考えてプロジェクトを進める仕事は、信託銀行ではなかなか経験できず、こういった機会を恵んで下さったことに感謝しています。

⑤   転職に至ったきっかけ

1社目の信託銀行では大企業ならではの組織力を活かした仕事スタイルだったのに対し、2社目のデベロッパーは、個人事業主的なスタイルで、どんなに若い担当者でも、プロジェクトの責任者となり、自分で意思決定をせざるを得ない、会社も自分も急成長していくという仕事スタイルの経験を積むことができました。

しかし2社経験して、ここでまた諦めの悪い性格とミーハーでわがままな自分が出てきて(笑)、「2社の良いところを両方叶えたい。」「大企業で大きな仕事もできて、成長できる環境に身を投じたい。」と漠然と思う様になりました。
ショッピングセンターのプロジェクトが終わってキリが良いこともあり、とりあえず転職エージェントと話をしてみようと思い、ご縁のあった株式会社エリートネットワークの転職カウンセラーの高橋様と面談をしました。

「近い将来転職を考えてもよいかな。」くらいの軽いスタンスで高橋様と面談をした際、私の全くまとまりのない話を15分程度聞いただけで、「大企業で大きな仕事したいんでしょ?」と、ストレートに言われ、自分の心の奥にしまっておいた気持ちを、パシッと言い当てられた気持ちになりました。

そして、いつか試しに受けてみようかなと思っていた財閥系デベロッパーの求人が丁度あり、運命的な感覚で「よし受けてみよう。」と転職活動を決意しました。

⑥    こだわり・転職活動を振り返って

譲れないポイントは「社会的に大きなインパクトを与えるまちづくりができる。」の1点のみでした。
志望動機を考える中で、今までのキャリアの棚卸しや自己分析に悩み、2回目の高橋様との面談をして頂いた際に「自分らしく、やりたいことを具体的に。」というアドバイスをもらい、またハッとさせられました。

1回目の転職時に、ガチガチに作り込んだ志望動機を想定問答集通りに話すスタイルで撃沈した経験を思い出し、面接では素直に率直にありのままを話すように心に誓いました。

「自分らしさ」とは何だろう? ということをとにかく考えました。たどり着いたのは、学生時代の就活軸である「多くの人に多くの価値を」ということがベースですが、ショッピングセンターの開業時に強く感じた「自分が携わったプロジェクトによって、自分が評価されるということよりも、そこに来たお客さんの喜ぶ姿を見ることが一番嬉しいし、原動力となっている。」ということでした。

「とにかく1社だけ受けて、だめだったら今の会社でいいや。後悔しないように全力を尽くそう!」という気持ちでエントリーしたので、応募企業に全集中で、平日は業務後深夜まで、土日はプライベートの予定は全てキャンセルして、考える時間に充てました。

高橋様のアドバイスの中には、今までの豊富な経験則から、「こういった方は受かり辛い、企業は求めていない。」というお話も率直にお聞きし、入社後のギャップが無い様、イメージを掴むことができました。
応募企業には、自力で公募エントリーしようと思っていましたが、エリートネットワークに奇跡的に出会うことができ、高橋様のアドバイス一つ一つが本当に的を射ており、1人では内定まで行かなかっただろうと思いました。
サポート頂いて本当に感謝しています。

⑦    転職活動を通じて学んだ点

転職活動が終わって高橋様から「最初に経歴を見て、信託銀行から2社目のこのデベロッパーに行く人は、変わっている人だなと思った。」と言われ、本当にその通りだと思っています。転職の2回とも、前例の無い企業への転職で、周りからは「変わっているね」「物好きだね」「激しい人生だね」とよく言われました。(笑)

それでも、今回の転職活動をきっかけに、変わっている自分がより好きになりましたし、人生一度しかないから、周りに何と言われようと、自分がやりたいことや好きなことをやろうと強く思う様になり、人生観も変わった気がします。

⑧    最後に

1社目も2社目も本当に素晴らしい会社でしたし、素敵な人達にも出会うことができました。
特に2社目のショッピングセンター開業時に感じたあの感動をまた味わいたいですし、今度はもっと大きな規模の開発にも携わってみたいと感じています。

2社で沢山経験した失敗や学びを活かして、次も未経験分野にも全力でチャレンジして、失敗しながら、思いっきり社会に貢献して、思いっきり楽しもうと思っています。

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