薬学修士、医薬品原料の営業職31歳。総合商社の子会社から、プライム上場 製薬会社のマーケティング職に転職成功

No.1614
  • 現職

    【東証プライム上場 世界トップシェアを誇る製品を持つ総合化学メーカー(事業の中核を担う医療用医薬品メーカーへ出向)】
    本社 営業統括部 営業企画・推進業務(マーケティング職)

  • 前職

    【財閥系 総合商社グループの医薬品専門商社】
    医薬事業本部 新薬メーカー向けの医薬品原薬・中間体の法人営業職(主任)

有水 友彦 氏 31歳 / 男性

学歴:私立高校 卒
北里大学 薬学部 生命創薬科学科 卒
東京医科歯科大学大学院 医歯総合研究科 医歯理工学専攻 修了
TOEIC(IP) 820点

目次
  1. 新卒での就職活動の軸
  2. 入社した会社での担当業務
  3. 今回、転職に至ったきっかけ
  4. 転職におけるこだわり
  5. 転職活動を通じて気づいた点
  6. 次の職場にかける意気込みや覚悟

① 新卒での就職活動の軸

大学院で薬学を専攻していたこともあり、その背景を活かせる業界を志望していました。
通常であれば、製薬会社や化学メーカーの研究職を志望することが自然な流れでした。
しかし、私の場合は大学院の優秀な同期のようにキャリアを研究に捧げる覚悟が持てず、研究職以外で薬学業界に貢献できるフィールドがないか模索していました。
そのような中で、学生時代のバックパッカーの経験で芽生えたグローバルに活躍したいという思いから、医薬品の専門商社を志望しました。

② 入社した会社での担当業務

入社してからは、国内外のサプライヤー(主に海外)から医薬品の原料を仕入れて、国内の新薬メーカーに販売する業務に従事してきました。
内容自体はどこの専門商社でも見られる古典的なトレードビジネスですが、医薬品原料ということもあり、厳格な品質管理とそれに起因する品質トラブルへの対応に追われる毎日でした。
そのため海外ともメールでのやりとりはもちろんのこと、電話や会議で英語で会話することも求められ、お陰で英語力は短期間でかなり鍛えられたと思います。

一方で、業務の中で発生する技術的な議論は基本的に顧客とサプライヤーの技術者同士で行われることが多く、自分の薬学の専門知識を活かせることはほとんどありませんでした。

③ 今回、転職に至ったきっかけ

総合商社の子会社ということもあり、役員を含む上層部や、何名かの社員は親会社からの出向者でした。
尊敬できる方もいましたが、中には親会社での席がないため出向させられ、のらりくらりと働いている人もおり、そのような中で自分の業務を遂行するモチベーションを保つことが難しくなりました。
また、買い手の立場が強いビジネスの中で、一定の枠を超える顧客からの無理難題とも思われる要望にも応じる必要があり、疲弊してしまったため転職を決意しました。

そのような中で、いくつかのエージェントを見ていた時に最も自分が志望する企業群を取り扱っており、且つ非常にレスポンスが速かった(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの岡本様と面談をし、転職に向けて本格的に動き始めました。

通常であればすぐにでも転職活動を始めるべきでしたが、丁度妻の第一子出産を控えており、一旦育児休暇を取得した上で転職活動を進めることで岡本様に調整していただきました。

④    転職におけるこだわり

元々好きな薬学の業界からは離れたくなく、その中で営業以外の職種で活躍できる場がないか考えていました。
具体的には、売る側(営業職)ではなく買う側の購買や、サプライチェーン、マーケティングです。

年収に関しては専門商社で既に人並み以上にいただいていると自覚していたので、下がることも受け入れていました。

⑤    転職活動を通じて気づいた点

書類選考が始まる前は、商社で得た幅広い経験は様々な業種で活かせるものだと思っていました。
しかし、実際にはどの知識や経験も、メーカーで得られるものよりも浅く、実際に企業が必要としているレベルのものではなかったことを、度重なる書類選考の落選通知で思い知らされました。
このことから、このまま専門商社に居続けた場合に他社で通用するスキルが身に付かないことと、今後の自分のキャリアを考えた上でもメーカーで専門知識をつける必要があると強く感じました。

⑥    次の職場にかける意気込みや覚悟

希望通り、医薬品業界のマーケティング職へ転職できたことに喜びを感じる一方で、未経験の職種であるためキャッチアップに向けて必死に勉強をしていきたいと思います。
転職活動を終えて感じたこととしては、少しでも現職に違和感やキャリアへの不安を感じたら、とりあえず動いてみることがいいということです。
私は初めての転職活動ということもあり、転職を意識してから実際に動き出すまでに時間を要してしまいました。
しかし時間は有限です。年齢を重ねれば重ねるほど企業から求められる実務能力や期待は高まり、自分が思い描く結果が得られなくなってしまう危険性も高まってしまうと思います。
初めての方ほど、転職という言葉に身構えすぎず、まずは一歩を踏み出すことが大切だと思います。

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