検査薬会社で分析装置の研究開発を行っている30歳。このまま会社に居続ける将来が想像できず、可能性を広げるためプライム上場医療機器メーカーの新装置開発職へ転職

No.1627
  • 現職

    【東証プライム上場 医療機器メーカー】
    製品開発部 新製品の仕様策定・要件定義等

  • 前職

    【東証プライム上場 検査薬会社】
    研究開発部 分析装置の開発職

木伏 一将 氏 30歳 / 男性

学歴:公立男子校 普通科 卒
東京⼯業⼤学 ⽣命理⼯学部 ⽣命理⼯学科 卒
東京⼯業⼤学⼤学院 ⽣命理⼯学院 修⼠課程 修了
TOEIC 735点

目次
  1. 新卒での就職活動
  2. 入社した企業での担当業務
  3. 転職に至ったきっかけ
  4. 転職活動でこだわった軸
  5. 転職活動を振り返って
  6. 最後に

① 新卒での就職活動

大学の学部では分子生物学を学びましたが、研究室では生物学寄りの研究室に入り藻類の生態の研究を行いました。
就活の際は何かしらの形で研究開発に携われる仕事をしたいと考えていました。
しかし、専攻がいわゆる就職で受けのいいと言われる応用研究ではなく完全な基礎研究だったこともあり、就職は同じ学科の他の専攻の学生よりは厳しいものになると予測していました。
そのため製薬、食品、研究機関など幅広い業界の様々な職種に応募し、最終的に複数の企業から異なる職種での内定をいただきました。

それぞれの企業に良い点と気になる点があったため迷ったものの、最終的に業務内容を重視して自分のやりたい研究開発での採用をいただいた検査薬メーカーに入社することを決めました。

② 入社した企業での担当業務

前職では入社から退職までの6年間、研究開発部に所属していました。
ただし、他の課員の多くは健康診断などの検査に使う試薬そのものの研究を行っていましたが、自分はその試薬を搭載して検査するための分析装置の検討開発と評価を担当していました。
試薬に比べて装置は担当人数が少ないこともあり、性能の検討から課題解決、開発委託先へのフィードバック、申請データの取得、製品仕様や試験規格の設定など幅広い業務を担当していました。
また、開発後期には欧州や米国への海外申請業務にも関わりました。

③ 転職に至ったきっかけ

入社5年目までは転職を考えたことはありませんでしたが、入社6年目から人事評価や給与制度への不満、慢性的な人員不足、他部署との連携の不足など様々な不満を段々と感じるようになりました。
また改めて自分のキャリアを考えた際、検査薬がメインの会社で装置を担当し続けると他の企業の社員に比べて出来ることの幅が狭くなってしまうのではと考えるようになりました。

そしてある日ぼんやりと将来のことを考えた際、10年後20年後もこの会社に居続けた場合の自分の姿が何もイメージできないことに気づきました。このまま今の環境で働き続けるより、もっと一生をかけて挑めるような新しい環境で働きたいと考え、思い切って転職することを決意しました。

④    転職活動でこだわった軸

1点目は、自分のこれまでの実務経験を活かせること、及び何かしらの形で今後も人の健康や命に直接貢献する働き方をしたいと思っていたことから医療業界の企業を中心に検討しました。
2点目に、技術系の業務内容であること、特に出来ればこれまでと同じ製品開発の職種の求人案件を主に応募していました。
最後に3点目として、年収や待遇など実利的な面が今よりも改善することを前提として検討しました。

いくつかの企業に応募する中、前職で様々な業務内容を担当する中で製品の仕様や規格設定を行っていた経験を買っていただき、大手医療機器メーカーの製品開発職で新製品の仕様設定に関わるポストで内定をいただきました。
今とは違うジャンルの仕事ということで本当に自分が務まるのか不安に思う部分もありましたが、これまでの実務経験を買っていただいて内定をもらったということと、上記3点の希望条件全てを満たす待遇だったことから最終的に内定を受諾しました。

⑤    転職活動を振り返って

これまで活動を振り返って思うのは、転職は新卒での就職活動とは全く異なることです。

新卒の採用でも、もちろん専攻内容やスキルは重視されますが、それに加えて性格や人間性もかなりのウェイトを占めていたと感じます。
また新卒では大勢の他の応募者と争う必要があり、自分の強みやスキルを限られた時間内で伝えるコミュニケーションのテクニック的な側面も求められていたと思います。

一方で、転職活動ではこれまで何をやってきたか、何が出来るか、現場でどう動いてきたかなどの業務に直結する実務経験と能力を何よりも重視されていたと感じます。
また転職活動時の面接ではゆっくり時間をとって話が出来ることもあり、話をする中で多少齟齬が生じそうになっても言葉を交わしながら自分の伝えたいこと、相手の知りたいことを確実に伝えられる場であるとも感じました。

総じて転職活動は新卒と違って何よりもこれまで身に付けた実務経験で判断される場所であり、良くも悪くも小手先の話術や印象ではなく実力が求められる世界だと強く感じました。

⑥    最後に

最後に、転職活動を行う中で(株)エリートネットワークの転職カウンセラーの前田様にご協力いただき助かった点を簡潔にではありますが記載します。

まず、各企業様への応募や日程調整を代行していただけるという点について、日常の業務と並行して時間の無い中で行わないといけない転職活動では非常にありがたかったです。
次に、面接後のフィードバックなどについて、個人での応募では面接の場以外に企業様とやり取りする機会はありませんが、エリートネットワーク様に仲介していただくことにより面接で伝え損ねたことを付け足してもらったり、企業様が各面接を通じてどう感じておられたかを伝えてもらえたりが出来ました。
最後に、企業への応募だけでなく、その前後のバックアップ全般(職務経歴書の添削・内定後の待遇交渉・入社までの流れ等)の相談にも乗っていただき、自分一人ではどうしようもない部分を丁寧にカバーいただきました。
改めてこの場を借りてお礼申し上げます。

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