JASDAQスタンダード上場 独立系資産運用会社 エネルギーインフラ投資・運用担当
東証一部上場 上位電力会社 経営企画室
西本 正毅 氏 25歳 / 男性
学歴:京都大学 工学部 地球工学科 卒
京都大学 大学院 エネルギー科学研究科 エネルギー応用科学専攻 修了
証券アナリスト 第2次レベル試験合格
日商簿記検定3級
新卒時の就活で重要視した事項は、自身の成長に繫がる「挑戦できる環境」と「幅広い業種との関連性」、「企業自体の安定性」の3点。
結果、安定企業の代表格であり、且つ自身の就活軸にもマッチする電力会社に入社。電力自由化開始を目前に控え、否応でも挑戦が求められる環境にあり、本業に加え、多角化戦略を通じて、幅広い業種に携われる点も魅力的に感じた。
実際に職場で働く中で、上記3点のうち「挑戦できる環境」「企業自体の安定性」の2点が入社前のイメージとは異なると感じたため。
まず、「挑戦できる環境」については、確かに挑戦が必要であるという認識は社内で一致していたものの、社員の間で挑戦への熱意に温度差があった。更にインフラ企業特有の意思決定の遅さも仇となり「挑戦」と呼べるものは、自由化開始から1年半経過した今でも行われていない。
次に、「企業自体の安定性」については、入社後にシャープや東芝のような大企業の経営難が明らかになり、「大企業=安定」という図式はもはや確実とは言えない状況にあると認識したことが大きかった。
加えて、年功序列で給料・役職が決定する風土ゆえに、上司が働く姿を見て「自身の能力が成長しないまま40代・50代を迎えた時に倒産・リストラとなれば、間違いなく社会的に再起不能になる」と実感したことも、自身の「安定性」に対する考え方を変えるきっかけとなった。
こうした事柄を背景に、「会社に依存しない『個』の力を高めることのできる環境」を転職活動の主軸とし、より専門性の高い企業への転職を決意した。
自身の就職先に依存しない、「部門横断的な専門性」を身に着け、「『個』の力を高められる職場」に転職することに最も拘った。その中で、過去に培った知識が生かせる環境で仕事を開始できるなら尚良しと考え転職活動を行った。
エリートネットワーク社の転職カウンセラー小中出さんは、最初に私の転職活動の方針をしっかりと理解し、その方針だけは絶対にぶれない転職先候補を見つけてきてくれた。
その他の転職エージェントからは、私の拘り・意思よりも転職成功率に重きを置いた企業紹介がなされたため早い段階で退会し、エリートネットワーク社に絞って転職活動を実施した。もし私が、職種に対する拘りよりも転職成功率(≒内定獲得)を重視していたら、別の転職活動の進め方になっていたかもしれない。
ビジネスモデルは類似しているが扱う商品が異なる、といった違いはあり、その点の拘りは捨てることとなった。
まずは目の前の仕事に集中して取り組みたいと考えている。
新卒入社後1年半で転職するとなると、とにかく転職に係る情報が少なく、またインターネットに掲載されている情報と実態は大きく異なることもあるため、その点は最も苦労した点であった。
私の場合、転職エージェントに相談し、聞けることは全て聞く等、上手く連携を図りながら転職活動を進められたことが良かったと思う。そして前述の通り、自身の方針を事前にしっかり固めた上で、それを最初の面談時にエージェントに伝えておいたことも後々の無用な認識の違いが発生せず良かった。
転職エージェントとの相性も非常に重要である。私の場合は担当の転職カウンセラー小中出さんが前職と同業種出身で、前職の不満や現状に共感を得られやすかったことも、転職活動を円滑に進める上での重要なファクターであったと考えている。加えて、私の転職活動における意向・拘りを可能な限り尊重して転職活動を進めてくれたことも有難かった。
まず自身の考えを文字に落とし込んでおいたことは自身を客観視する上でも良かった。併せて、事前に面接を受ける企業のHPや関連動画を見てイメージを持っておき、おそらく質問されると想定される鉄板質問はネットに転がっているので、それらの質問に対する答えを作成して暗唱できるようになっておくと、面接時に緊張してもしっかりと受け答えできる。
また面接後は、復習として面接時の質疑応答を文字起こししておくと、その後の面接時に同じ質問をされた場合に特に受け答えに困った質問等には答えやすくなる。
質問に対して簡潔に答えることと、自分の回答に矛盾がないようにすることの2点。
これらは事前準備のトークスクリプトの時点で作成済みであるので、事前準備はやはり重要であると再認識した。
最初に転職活動の軸が固められていたこと、活動中その方針がぶれなかったこと、事前準備をしっかりしたこと、そしてエージェントを信頼できたこと、が成功に繫がったと思う。
上記の通り、小中出さんが私の転職活動の方針・拘りに共感し、その点を尊重して転職活動のサポートをしてくれたことが非常に大きかった。更に転職に関する悩みのヒアリングや面接時の注意ポイントのアドバイス、内定を頂いた後のアフターフォロー等、最初から最後まで痒い所に手が届くサポートをしてくれた点も心強かった。
前職よりもハードな職場になるが、その分仕事に全力で取り組める、そして自身を成長させることができる職場環境に身を置き、働けることが非常に楽しみである。
転職に伴う前職への未練は一切ないが、前職でこれまでお世話になった方々への感謝の気持ちは忘れずに、現職の仕事に全身全霊で取り組んでいきたいと考えている。
以上