マザーズ上場 ITサービス企業 デジタルマーケティング部門 デジタルマーケティング職
一部上場 物流・港湾運送会社 事務系総合職(貨物の入出庫担当)
デジタルマーケティング事業のITベンチャー企業 アシスタント職(アルバイト)
菅沼 忠彦 氏 25歳 / 男性
学歴:明治大学 商学部 商学科 卒
TOEIC 715点
フォークリフト運転技能講習 修了
私は新卒で一部上場の物流・港湾運送会社に入社した。その会社に入社した理由は、物流の仕事をやりたかったわけではなく、その会社しか受からなかったので入社した、というやや消極的なものだった。しかし、そうは言っても一部上場の歴史もある会社だったため、規模感の大きい仕事に携わることができるのではないか、という期待を少しは持っていた。
ところが、入社してから大きな不安と不満に直面した。
不安な点はキャリアパスが見えない点であった。
大企業で各地に拠点があるので仕方ないこととはいえ、いつどのタイミングで、どの地域・部署に配属されるのかが全く分からないという状況は非常にきつかった。
今のご時世で、キャリアパスを全て会社の辞令に預けるというのはかなりリスクの高い賭けだと思う。このようなリスクを入社前の私は甘くみていた。
また、入社当初抱いていた『規模感の大きい仕事に携わる』というのも何年後に実現するのか分からなかった。
不満な点としては、もっときれいな職場で仕事がしたい、ということである。
私は当時、倉庫に勤めていたのだが、職場は薄汚い上に暗く、家からも遠かった。更に残業も多く、朝早く家を出て帰りは遅い時間になることが頻繁にあり、疲労が溜まっていった。ここで長く働き続けたくはないと感じた。
また、先ほどの不安な点とも関連してくるが、いつまでこの倉庫内で働かなくてはいけないのか、と考えると不安と恐怖で押し潰されそうだった。
そんなある日、ふとデジタルマーケティングに関する本を読み、とても面白いと感じ興味を持った。仕事のオフにスクールにも通い始め、勉強をしていくうちに「是非ともこの仕事にチャレンジしてみたい!」という気持ちが湧いてきた。
会社を辞めるかどうか迷いはしたが、毎朝通勤するたびに会社を辞めたいと考えている自分がいることに気が付き、入社して2年目の冬に会社へ退職の意思を伝えた。
退職後、デジタルマーケティング事業を手掛けるベンチャー企業にとりあえずアルバイトとして入社した。
そこでは多くのことを学び、私のITスキルはかなり成長した。またIT会社ならではの先進的な企業文化や労働環境の良さに感動し、IT業界は魅力的だと感じた。
しかし、同社内ではアルバイトから正社員に転じるのはなかなか難しいと感じたため、アルバイトを始めてから1年後にエリートネットワーク様の門を叩き、転職活動を始めるに至った。
転職活動はIT業界を軸に据えて進めていった。
まずは担当の転職カウンセラー小中出さんと一緒に履歴書や職務経歴書をしっかりと作り込み、面接での質疑応答をスムーズにできるようにトークスクリプトを作成した。
この時、小中出さんが大変親身になって協力してくださり、何度もフィードバックと再提出を重ねて説得力のあるトークスクリプトが完成した。こういった職務経歴書や面接のトークスクリプトについて具体的なアドバイスをもらえるというのは、経験豊富なエージェントを活用して良かったと感じた点である。
しかし、転職活動はなかなか上手くはいかなかった。物流会社を2年という短期間で辞めているという点と、現在アルバイトであるという2点がマイナスになったのかもしれない。
面接中にはっきりとした手応えがないと感じたこともあれば、面接が上手くいったのではないかと思っても不採用となってしまうこともあり、なかなか選考が進展しないもどかしさを感じていた。
そんな状況が続く中、面接の質疑応答内容を文字に起こして小中出さんに送った際に、フィードバックや励ましの言葉をかけていただき、心の底からありがたく思った。また選考結果に関わらず、しっかりとアフターフォローをしてくださったので、くじけることなく前向きに転職活動を続けることができた。
転職活動は自分と向き合い一人で行うものだが、アドバイスや励ましをもらうと、まるでエージェントと二人三脚で転職活動をしているような気持ちになれる。これもまたエージェントを活用して良かったと感じた点である。
そして、転職活動を開始してから約5カ月後にマザーズ上場のITサービス企業に内定をいただいた。以前学んだデジタルマーケティングの知識が活かせそうな会社であったため、迷わず入社を決意した。
まず事前の準備として、志望動機をストーリーのように上手く語れることが大切である。実際、面接官が納得できる志望動機を伝えることができなかった面接は、いずれも不採用となった。場合によっては、これまでの経験やスキルよりも、しっかりと志望動機を語れることのほうが、有利に働く場合もあると感じた。
また、小中出さんからアドバイスをいただき、会社のHPを熟読し、業界について調べて、何かキーとなるような数値(データ)を織り交ぜて面接で話すようにし、説得力がある志望動機にブラッシュアップした。
次に、面接の際に気を付けたこととしては、印象が悪くならないよう、とにかくテンションを上げ続けて笑顔で臨むことである。
テンションを上げ続けることは結構難しく、最初のうちは頑張れるが時間が経過するにつれて、普段と変わらない平板な状態になってしまうこともあった。
また、小中出さんから話す時に語尾を上げないようにしたほうが良い、という無意識のうちに繰り返していた自身の癖に対してアドバイスもいただいたのでその点も気を付けた。
こういった、自分では自覚していない癖を指摘していただけるのも、大変ありがたかった。
最後に、面接をしっかりと振り返ることも当たり前だが大切なことである。
毎回面接が終わってから早いタイミングでどんな問答があったのかを書き起こして、それらのうち、どこが悪かったかを反省してみることは面接の上達には欠かせないことだと思う。
転職活動を振り返ってみてまず言えることは、エリートネットワーク様にお願いして良かったということだ。
小中出さんがおひとりで事前のカウンセリングから面接のフォローまでを一貫して行ってくださったため、コミュニケーションがとても取りやすかった。
転職カウンセラーと自分とで、転職活動の方向性がしっかりと一致していなければ上手くいくはずはない。そういった面では、エリートネットワーク様の転職支援サービスは、安心して担当の方と二人三脚で転職活動を進めていけるため、何も心配することはなかった。
また、未経験にも関わらず、書類選考が通過する確率が高かったのもありがたかった。自分一人で応募していたらきっと1次面接まで進むことはなかったであろう企業様にも面接していただけたので、よほど私のことをアピールしてくださったに違いない、と感じている。
尚かつ、書類の応募や日時調整はエリートネットワーク様が行ってくださったので、自分は面接の準備だけに専念できた点も良かった。
フルタイムで働きながらでも、余裕を持って転職活動をすることができた。
私自身、この転職活動を通じて人間的に成長できたように思う。
転職するにあたっては、これまでの自分の人生を振り返り、また未来の自分がどうなりたいかをしっかりと考える必要がある。これにより自分のキャリアを真剣に見つめ直す良い機会になった。
厳しい結果ばかりが出る面接でも、諦めずに試行錯誤して挑んだので、耐え抜く精神力も身に着いたように思う。
転職するかどうか迷っている人がいたら、まずは一歩踏み出してみることをお勧めする。結果、転職しようがしまいが、きっとそこには大きな発見があるだろうから。
最後に、担当してくださった小中出さんには感謝の気持ちでいっぱいである。
時には励まし、時には厳しいお言葉をいただいたことで、なんとか諦めずに転職活動を乗り越えることができた。一人ならばきっとどこかで心がくじけていただろうと思う。
今後は、エリートネットワーク様と共に見つけた新しいキャリアを邁進していく所存である。