溶接技術者、配管・鋼管メーカーから食品メーカーへ転職

溶接技術者、配管・鋼管メーカーから食品メーカーへ転職

No.1019
  • 現職

    東証一部上場 大手食品メーカー 滋賀県内の工場 溶接技術者

  • 前職

    建築用配管・鋼管メーカー 製造工場 溶接技術者

尾田 雅治 氏 21歳 / 男性

学歴:滋賀県立 彦根東高等学校 定時課程 普通科 中退
乙種第四類危険物取扱者
アーク溶接特別教育 修了
ステンレス鋼溶接適格性証明書 (TN-F) 取得
ステンレス鋼溶接適格性証明書 (TN-P) 取得

●現職に入社した経緯や業務内容

恥ずかしながら私は高校を中退しており、アルバイトを通じてたまたまご縁があった製造業の会社へ入社しました。そこは高層マンション、オフィスビル、病院や学校などで使用される加工配管を受注・設計・自社工場での製作を行う会社で、製作部門の技術者として約4年間勤めました。
主に配管の製造過程における溶接を担当し、加工管と呼ばれる複数のパイプ・継手を使用して曲がりくねる様な配管を工場内で製作。建設現場で施工作業されるゼネコンや建設会社に納品していました。

会社へ入社したのをキッカケに「溶接」という技術に初めて触れました。
高電流の放電を利用し金属を溶かすだけに、初めは「触れるのも怖い」といった思いで業務を行っていましたが、慣れていく内に自分の手で2つの金属を一体化させる事を意識して作業できるようになり、自分でもわかる位の成長を感じてやり甲斐、楽しさを覚えました。

元々自分が楽しいと思う事には没頭するタイプなので、仕事の空き時間などを利用して、敢えて難しい条件で「縛り溶接」をしてみたり、設計上厳しい加工条件の案件を引き受けたり、日々技術を高められる様に努力してきました。
また、火力発電所・石油精製所などの重要部をメインに溶接なさっている凄い技術者の方と知り合ってからは、休みの日にその方の元へ伺って技術のアドバイスを頂いたり、インターネットなどで金属の性質や熱による酸化の勉強をしてきました。

●今回転職する理由

製造作業者として、社内で求められるスキルなどは率先して身に付けてきました。頼りにされる事も増え、やり甲斐もありましたが、どんな技術を身に付けようと、製作する物の大きさ・形が変わるだけで同じ物を作り続けていた為、正直なところ飽きがきていました。

そんな時に、たまたまエリートネットワーク様に求人案件を紹介して頂きました。その仕事の内容が正に今、自分がしたいと強く感じられる様なものでした。
学歴も無いので、もし選考が駄目になったら転職することを考えるのは止めようと決意していた為、最大限の自分を出し切れる様に準備して、転職活動に臨みました。

●転職活動で困った事

前職は社員の紹介で入社しました。そのため特に面接もなく正社員採用されたので、面接を受けた経験は一度もありませんでした。

殆どの方は新卒採用の際に、面接対策などを学ばれるのだと思います。私の場合、そういった経験・知識も無い為、面接日の確約後、短い期間でインターネット・本などで情報収集をしなければなりませんでした。

●面接、実技試験で心掛けたこと

溶接の実技試験→面接の順に、それぞれ別日程で行われました。

最初の実技試験は技術を見て頂く場ですが、会社への訪問時の挨拶、お礼など、当たり前のことですが最大限気を付けました。
また、実技試験自体は自分の実力以上の事はどうやっても出来ない上、緊張して失敗しては意味が無いので、いつもの様に出来るよう心掛けました。

面接に関しては、定番である自己紹介・経歴・志望する動機・自己PRの4つを文章に起こし、事前に転職カウンセラーの廣重様にもチェックして頂き、頭の中に叩き込みました。しかし、文章を丸覚えした事で質問に応用が利かず、一部しどろもどろになる場面もありました。
面接官の方から「緊張している?」と指摘されてからは、その場その場で自分の頭に思い浮かんだ言葉で質問に答えるよう気持ちを入れ替えました。

●廣重様に対して感じたこと

私は17歳で社会に出て、勉強よりも技術を優先する気持ちで仕事に打ち込んできました。それでも世間から見ると21歳という年齢・経験の浅さでこの学歴ですと、転職は望み薄だと自分では思っておりました。

そんな中、エリートネットワークの廣重様が紹介してくださった求人案件に応募し、更にこの様な学歴、キャリアの私へ親身になってアドバイス等をくださり、無事に内定を頂くことが出来ました。

廣重様には感謝の気持ちばかりです。
ありがとうございました。

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