電鉄系大手 不動産会社 プロパティマネジャー
日系 大手不動産管理会社 プロパティマネジャー
関野 潤三 氏 29歳 / 男性
学歴:成城大学 経済学部 経営学科 卒
私が初めて転職を考えたきっかけは、30歳を目前に自分自身が希望をしていた業務内容とかけ離れた部署へと異動になったタイミングでした。また同時に現在の労働環境の改善(残業や評価基準等)も目的として考えました。
今回が初めての転職活動であったため、分からないことが多く非常に苦労しました。
そもそも数ある会社の中からどうやって自分に合う会社を探していけばいいのか。
新卒の時と違い、多くの説明会や選考会を行っている会社が少ないこと、現職中であるため、平日はほとんど時間も作ることができないこと(残業も平均30〜40時間、多い時は80時間のそれなりに忙しい部署であったため)。そこで会社を探すため、転職用のウェブサイトに登録し、日々オファーをなるべく確認するようにし、エージェントさんとの面談や企業の選考会に積極的に参加するようにしておりました。
エージェントさんについては平日夜遅くであっても面談してくださる場合が多く、企業の選考会は土日に行われるところもあったため、時間を作りできるだけ話を伺うようにしました。結局のところ、求人票の内容と実際に選考会や面接に行ったことによって受ける印象とは大きく変わっている場合が多く、やはり『行ってみないと分からない』と何社か受けてきて思いました。
面接においては新卒の時と別物という印象でした。とあるエージェントさんに言われたのは『転職の面接とは、特に自分を売り込みに行く商談だと考えて臨む』ということです。今までどの様な仕事内容でどんな実務経験をしてきたのか、この会社で何ができるのかをプレゼンするような気持ちで行うよう心がけました。面接形式も打合せのような形で進む場合が多く、多少の営業経験がある私は新卒の頃よりも緊張せず行うことができました。
また、どのくらい重要視されているのか分かりませんが、個人的には何と言っても転職理由が重要となってくると思います。
私は当初、『希望業務とは懸け離れた部署への異動がきっかけで、30歳を目前に将来を考えた結果、転職へ踏み切った』と話しておりましたが、面接時にはあまり良い印象を持たれなく残念な結果に終わることもありました。
そこでエージェントさんに相談し『希望職種への異動が叶わないため、現職で自分がやりたいことを行うことが難しいから転職したい』というように言い方を少し変えるようにしました。
また、事前にしっかりと企業研究を行う事、HP等知りうる情報を読みながら、想定問答を考え面接対策を行いました。事業内容、IR情報、組織図含めて企業研究をできる限りの事は致しました。
繰り返しになりますが、転職先企業を決めるにあたって、やはりその企業の面接や選考会にまずは足を運び行ってみることが大事だと私は思います。現職中だと休みを取るのも非常に難しいですが、エージェントさんと上手に調整し、1日休みを取れれば3社、半休なら2社を目標に面接に足を運ぶようにしました。決めてから後悔をしないためにも自分の納得がいくまで受ける会社について調べ、面接に行ってからもう一度相性が合うかも考える事が最も大事だと思います。