一部上場 老舗化学系素材メーカー 法務部 社内弁護士
一部上場 通信会社 支店配属 法人営業職
一般民事中心の法律事務所 弁護士
黒岩 規孝 氏 33歳 / 男性
学歴:早稲田大学 政治経済学部 卒
私立大学大学院 法務研究科 未習コース 修了
司法試験予備試験 合格
司法修習(67期) 弁護士
TOEIC 775点
私は、大学卒業後、若い時から仕事を任される社風に魅力を感じ、通信サービス業を営む一部上場企業に就職し、営業職としてキャリアをスタートさせました。
その後、2年で退職し、法科大学院に入学しましたが、きっかけとなったのは、入社半年後に発生したリーマンショックです。
リーマンショックが発生すると、IT関係の設備に対する顧客の投資はストップし、案件がほとんどなくなるという状態に陥りました。
そのような状況を経験し、外部的な環境に左右されず必要とされるような専門的知識を身に付けて仕事をしたいと考えるようになりました。
また、私が大学生の時、父親が会社を離職したということもあったことから、会社に依存しないで働ける資格を持っておきたいとも思っていました。
そこで、弁護士であれば、景気の好不況に応じた仕事(不況の場合には倒産関係の仕事等)があると考え、弁護士を志すことにしたのです。
運良く司法試験に合格し、司法修習を終えた後は、一般民事事件を取り扱う法律事務所に就職しました。
就職した法律事務所は、個人の案件と法人の案件をバランス良く取り扱うことが出来、小規模であることからアットホームな雰囲気で居心地の良い事務所でした。
法律事務所では、様々な事件を担当させてもらい、訴訟のイロハを叩きこまれました。数年間の執務を行う中で、基本的な訴訟であれば一人で案件を進めることは可能になりました。
しかしながら、仕事をする中で、一般民事事件の仕事は、「専門的知識を持って仕事をする」という、私が弁護士を志した当初の理由とは少し合致していないのではないかと思うようになりました。
と言いますのも、一般民事事件は、発生した紛争の解決が中心的な仕事の内容となります。
そして、発生した紛争を解決するために最も重要なのは、法律云々よりも、当事者間の利害の調整、という事実上の問題だったりします。
「法律はこうなっているけれども、法律は別として、当事者の関係に鑑みれば、常識的にはこの辺りが妥当な解決策でしょ。」ということもあり、仕事の内容が、「専門的知識」からは少しずつ離れてきているな、と感じていたのです。
当事者間の利害を調整して紛争を解決することにやりがいは感じていましたが、「当事者間の事実上の利害の調整」という仕事であれば、もっと歳を経てからでも出来るのではないかとの思いを抱きました。
やはり、法律という専門的知識を使って仕事をするためには、一般民事よりも企業法務、特にコンプライアンスが重視される上場企業の法務部門の仕事が適しているだろうと思うようになりました。
そこで、企業内弁護士であれば、予防法務というこれまでに自身が扱ったことのない業務内容にも挑戦できると考えました。
また、30代という自分の年齢を考慮すると、企業内弁護士へ転身することは、今のタイミングを逃すと難しいのではないかと思いました。
そのため、思い切って、法律事務所ではなく、一般企業に絞って転職活動を行ってみることにしました。
転職活動を始めるに当たって不安だったことは、一般民事事件を取り扱ってきた弁護士としてのキャリアが、企業法務に転身する上で、どの程度評価されるのか、ということです。
弁護士の転職に関する記事には、「企業法務に転身する上で、一般民事の弁護士としてのキャリアはあまり役に立たない」、「一般民事から企業法務に転身するためには、20代後半までに動いた方がいい」といったことが記載されていました。
そこで、まずは、様々な転職エージェントに会い、自分にどの程度の可能性があるのか、話を聞いてみようと思いました。
そのため、大手の転職エージェント、弁護士専門の転職エージェントと同時に、大学のOB向けの雑誌に広告が掲載されていたエリートネットワーク様に登録し、転職活動をスタートさせました。
登録した転職エージェントの中で、初めて訪問したのが、エリートネットワーク様でした。
指定された日時に、銀座のオフィスにお伺いし、私のカウンセリングを行っていただいたのが、松井様です。
松井様は2時間ほどかけて、私が転職を決意した経緯や、学生時代も含めた私の経験をじっくりと聞いて下さいました。
そして、「あなたの転職動機と、企業内弁護士として働くことは噛み合う」と言っていただけました。
また、その場で複数の企業を御紹介いただき、全ての企業に関して、詳しく事業内容を説明していただきました。
さらに、私のキャラクターと各企業の社風が合致しているか否かという観点も含めて、手持ちの中から応募すべき企業を選択していただていると感じました。
企業で働く上で最も重要なことは、企業の社風と自身のキャラクターがマッチするか否かだと、私は思っています。
松井様には、カウンセリングにおいて、一見、転職活動とは関係のなさそうな事も含め、私の物の見方や人生観全般を聞いていただけました。
そのために、応募者のキャラクターを把握し、応募者と合致した風土の企業を紹介することが出来るのだと感じました。
なお、後日、大手の転職エージェントにもお会いしましたが、そのエージェントは、求人票を私に見せながら、「この企業は何をしている企業なんですかね。」と、自身が紹介する企業のことを私に質問するような有様でした。
転職活動をする上で、一緒に活動する転職エージェントは、パートナーのような存在です。どの転職エージェントと組んで活動するかによって、転職活動の結果は大きく変わってしまいます。
転職活動を考えている方々は、くれぐれも、この点には留意していただければと思います。
松井様とのカウンセリングを行い、企業に応募した2日後くらいには、早くも、書類通過の連絡をいただきました。
しかし、前述のとおり、私には、自身の一般民事の弁護士としての経験が、そもそも企業に評価されるのか?という出発点から疑問があったため、早急に書類通過の連絡があったことに驚いてしまいました。
つまり自分の想定以上のスピードで、転職活動が進み出したことに不安を感じてしまったのです。
書類が通過した企業は、自分自身、その時点で特に強く興味のある企業ではなかったことから、面接を受けるか否かを、松井様に相談してしまいました。
今から思えば、しょうがないことを相談したなと思いますが、松井様には、丁寧に私の話を聞いていただき、「自分自身が不安に思っていることを、まさに面接の場で聞けばいいのではないか。それが面接の意味でしょう。」とのアドバイスをいただきました。
松井様のアドバイスを聞いて、実際に、社員の方々とお会いして話をしなければ分からないこともあり、内定も何もない段階なのに、一人で不安に駆られていても仕方ないなと思い直し、基本的には書類通過した企業の面接は全て受けることにしました。
そして、面接を受けた企業の一社から内定をいただき、面接を受ける中で志望度が最も上がっていった企業でしたので、納得して転職活動を終えることとしました。
面接を受ける際には、松井様のアドバイスに従って、前もって企業のホームページや有価証券報告書等を熟読して臨みましたが、このプロセスは単に面接対策になるだけではなく、自身の希望と応募先の企業が総合的に合致しているのかを再確認する上でも非常に有意義で役に立ったと思います。
銀座のエリートネットワーク様にお伺いして、内定を得るまでは1カ月弱の期間であり、自身が想定していたよりもかなりスムーズに転職先の企業を決めることが出来ました。
転職活動中、松井様には、折々の電話でのアドバイス等、本当にお世話になりました。また、今回、御紹介いただき、内定をいただいた上場企業は、仕事内容や会社規模、条件面も含めて私の希望に合致していました。
このような企業に御縁をいただけたのは、本当に、松井様のお陰だと感謝いたします。
転職先の企業で働けることに、私自身、本当にわくわくしています。企業内弁護士としての今後の仕事に、希望を持って取り組んでいきたいと思います。
もし、一般民事の法律事務所で働いている方で、企業法務に転身したいと考えている方がいらっしゃれば、一度、エリートネットワーク様に御連絡されることをお勧めします。
必ず、良い結果が得られると思います。
皆様の転職活動が実り多いものになりますよう、お祈りいたします。