一部上場 総合リース会社 社内システム部門 SE(プロジェクトマネージャー候補)
中小規模のシステム開発ベンダー SE (サブリーダー)
結城 光洋 氏 38歳 / 男性
学歴:東京理科大学 理学部第二部 数学科 卒
東京理科大学大学院 理学研究科 修士課程 数学専攻 修了
Sun Certified Programmer for the Java2 Platform1.4
プログラム言語:Notes (LotusScript)、JavaScript、Dojo、Java、HTML、CSS
データベース:DB2、Oracle (SQL全般)
将棋 アマチュア三段
大学では数学を専攻しており、その中でも紙と鉛筆のみを使用する純粋数学の分野におりました。が、私の研究では、方程式の解を計算したりグラフを描画する際にコンピューターを使用することが多かったため、将来的にもコンピューターを使った仕事・職業に就きたいと考えておりました。
1社目はソフトハウスに就職し、JavaやNotesの案件に携わりました。特にNotesを長くやっていたため、Notesでは何でも作れるようになりました。
また、座学でマネージメントの勉強をする傍ら、実務でもサブリーダーをやらせて頂く機会に恵まれましたので、プロジェクトマネージャーのもとで、プロジェクトを納期内にスムーズに遂行させるスキルを身につけていきました。
私はNotesを続けていきたかったのですが、リーマンショック直後に案件が選べる状態ではなくなりましたので、Notes専門で事業を行っている会社に転職しました。ここでは、Notesやプロジェクト遂行、サブリーダーとしてのスキルを更に伸ばすことができました。しかし、派遣契約で単身お客様先に常駐する形態がメインであり、40歳を超えると案件の獲得が難しくなっていくのを知っていたため、スキルが向上する一方で、漠然とした不安は継続的に抱えておりました。
常に進路については考えておりましたが、今回、6年にわたる長期案件が終了したタイミングで、再度転職に目を向けました。
今回の転職にあたり、重要視したポイントが2点あります。
(1)プロジェクトマネージャーを経験できる可能性があること
(2)今後10年以上継続して働けること
上記(1)について、派遣契約ではサブリーダーまでは任せて頂けますが、プロジェクトマネージャーは常駐先のプロパーである上席社員の方が担当することが普通ですので、事業会社のシステム部門に配属されない限り、難しいと考えておりました。
上記(2)について、40歳を過ぎると(派遣)技術者として、案件の獲得が難しくなっていきますので、今後10年働くのは困難であると考えておりました。
また、従来のこだわりを捨てる覚悟にあたることは、上記(1)について、もし、自身がある会社のプロパーになると、プロジェクト管理がメインとなり、プログラミング等の製造フェーズから外れてしまうことになりますので、これまで経験した業務が大きく変わってしまうことを受け入れることでした。
(将来的にはプロジェクトマネージャーになりたいと考えておりますが、短期間のうちに業務内容が変わってしまうことが、従来のこだわりを捨てることに相当するという意味で、記しております。)
今回の転職は大変幸運で、まずはNotesの開発業務に携わり、後にマネージメント等にも携わらせて頂けるとのことで、これまでの経験が存分に活かせるのではないかと期待しています。
システム部門の配属でNotesの開発に携われる求人案件は大変希少なものですが、自身の進路について常にアンテナを張っていたことが幸運を呼び寄せられた要因ではないかと思います。
反省点は、次の常駐契約の案件が決まったタイミングで選考を進めてしまったため、大変良くして頂いた現職の上司(社長)や、現在勤めている現場の方に大変なご迷惑をおかけしてしまったことです。
東証一部上場で正社員として待遇の良い会社に転職させて頂きましたが、胡坐をかくことなく、「労働は社会のため、人のため」との認識を崩さず、一つ一つの仕事を丁寧にこなしつつ、これまで通り、仕事のための勉強も続けていきたいと考えております。