東証1部上場 素材メーカー 法務部 企業内弁護士
首都圏の政令指定都市 法律事務所 弁護士
山田 良子 氏 33歳 / 女性
学歴:地方国公立大学 政策学部 卒
国立大学 法科大学院 修了
弁護士 ( 第66期司法修習 )
このたび、(株)エリートネットワークさんから心強いお力添えをいただき、企業内弁護士として新しいスタートを切ることができました。着任後、早半年が経ちました。
就職が決まった上場企業は、企業理念や製品価値に強く共感したところであり、社員の方々も誠実で温かく、同社で働かせていただけることを大変光栄に感じています。
弁護士として日々の業務に追われていたなか、このような新しい道に進むことができたのは、代表の松井さんをはじめとする、(株)エリートネットワークのスタッフの皆様のお陰です。私の経験が、転職を考えている現役弁護士の方や、弁護士になろうとしている学生や受験生の方々の参考になればと思い、『転職体験記』を書かせていただきます。
私は高校卒業後、地方国公立大学の政策学部へ進学しましたが、法科大学院制度ができたことを知り、憧れを持っていた弁護士を志すようになりました。法科大学院には、3年間の未修コースと2年間の既修コースがあり、他学部出身であった私は、3年間の未修コースへ進学しました。ところが進学後、未修コースとはいえ、ほとんどの学生が法学部出身者で、かなり焦りを感じたことを覚えています。その後、法律用語の意味も十分には分からない段階からスタートして、仲間と切磋琢磨しながら、無事司法試験に合格することができました。
法曹人口増加の影響で就職難が叫ばれている状況でしたので、なるべく早い段階から就職活動を行い、興味を持っていた分野の案件を得意とする法律事務所の採用試験に合格して内定をいただくことができました。法律事務所では、幅広い案件を扱い、弁護士として貴重な経験を積むことができました。ところが、人数の少ない小規模事務所であったせいか、ボス独自の考え方による思いつきの?指示も多く、午前3時までの飲食や、休日に宿泊を伴う長時間の拘束など、精神的に辛いと感じる出来事が多くありました。
法律事務所での勤務が5年目に突入した頃、ボスによる業務外での指示内容とそれによる精神的な辛さを考えると、これ以上勤務し続けることは難しいと思うようになりました。また、弁護士としての先々のキャリアを考えたところ、訴訟などの事後的紛争解決だけでなく、未然に紛争を予防する企業法務の分野をさらに深めていきたいと考えるようになり、企業内弁護士への転職を希望するようになりました。
そこで、法律事務所から大手企業の企業内弁護士に転職した修習同期の友人から、アドバイスを受けたところ、「転職エージェントを利用してとても良かった」と教えてくれました。通常業務をこなしている状況でしたので、遠回りをしている時間や余裕は無く、是非同じエージェントに依頼したいと思い、友人に紹介をお願いしました。それが、(株)エリートネットワーク松井さんとの出会いでした。
早速、友人からの指示通り(株)エリートネットワークさんに履歴書と職務経歴書を送付したところ、松井さんからお電話がありました。パッとしない履歴書は転職市場でどう映るのか不安に思っていましたが、松井さんから開口一番「履歴書を送ってくれてありがとう、これまで全力で頑張ってきた真面目な方なんですね。」と言われ、ほっと安心したことを覚えています。
その後、銀座のオフィスへ伺い、松井さんに面談をしていただきました。松井さんは、出生から将来のビジョンに至るまで、丁寧にヒアリングをして、転職活動の中でアピールできそうな事柄、フォローすべき事柄を見い出してくださいました。
私が企業へ転職活動をするうえで重視した点は、長く落ち着いて働ける職場であること、年収も現状から大幅に下がらないこと、モチベーションを高く持って働けること、そして、通常業務を行いながらの転職活動になるので、なるべく効率よく進めたいということでした。
松井さんは、私の要望をしっかりと聞いたうえで、エントリーを進めてくださいました。また、転職活動が進む中でも、現状と見通しをきちんと伝えてくださり、方針について確認をしながら、丁寧に内定まで導いてくださいました。また、私が通常業務と転職活動の両立にへこたれそうになった時や不安になった時には、「最後まで、しっかり面倒みますよ!」と言っていただき、確実に前進することができました。加えて、スタッフの方々のフォローもきめ細かく、転職という人生にかかわる場面で寄り添っていただき、とてもありがたかったです。
転職活動を行う中で、驚いたのは、松井さんの分析力です。学歴・職歴や性格だけでなく、私自身がどういった環境であれば働きやすいか、実力を発揮しやすいか、というところまで深く分析をして、的確なマッチングをしていただきました。実際、入社してみると、松井さんの読みは当たっていたなと感じることが多々ありました。
また、選考過程では、弁護士だからといった上から目線ではなく、現場に寄り添うことのできる人間性や親しみやすさも考慮されているのかな、と感じる点がありました。海外案件や上場企業法務の経験が少ないという不安もありましたが、ポテンシャルも見ていただけていることを実感しました。
速やかにボスに辞意を伝えて了承をいただき、引継ぎを行いました。
結果的には、約1か月の転職活動で、第一志望の企業に入社することができました。業務内容は、未経験の分野もありますが、弁護士として扱うことのできる案件の幅を広げるものであり、勉強できることをありがたく感じています。転職を考えたあの日、一歩を踏み出して本当に良かったと思います。
これも、ここまで支援をしてくださった(株)エリートネットワークさんのお陰です。心から感謝しています。