一部上場 大手水処理総合エンジニアリンググループ プラントメンテナンス会社 水処理プラントの機械設計エンジニア
一部上場 大手総合エンジニアリング会社 建設工事部 工務課 鉄構造物の施工管理・工事計画担当
朴 志訓 氏 31歳 / 男性
学歴:韓国の国立大学 機械工学部 機械工学科 卒
早稲田大学大学院 環境・エネルギー研究科 環境・エネルギー専攻 修了
日本語能力試験 N1
TOEIC 795点
私は、大学時代からずっとプラントエンジニア業界に興味を持っていました。
大学院でもその意志を持ち、更に環境やエネルギーなど、社会的な問題の解決に貢献できる仕事を就職活動の軸として考えていました。
就職活動時は、プラントエンジニアリング業界が主催したイベントへの参加や企業が個別に主催した説明会などに行き、情報収集を行いました。
中でも特に、環境問題の解決に貢献し、エネルギーも生み出している環境プラントを手掛けている企業を中心に就職活動を行いました。
環境プラントを中心に事業を展開している企業から内定を頂きました。
しかし、希望していたプラント設計エンジニアではなく、橋梁や煙突といった鉄構造物の建設工事部の工務課の配属になりました。
当初は主に橋梁の施工計画書やAutoCADを用いた図面の作成などを行い、7ヶ月目からは橋梁の工事現場で現場監督業務を行いました。
入社してから約1年6ヶ月の間で本社および現場から学んだのは、AutoCADを始めとするパソコンスキル、施工計画および現場監督スキル、そして何よりも社会人としての心得だと思います。
最初に配属が決まった際は、何の知識もない分野であるため心配しましたが、業務を行う間に少しずつ慣れ、今はある程度自分の意見を出せるようになりました。
しかし、私は機械工学部出身であり、あと何十年と働くことを考えると、やはり自分が学んできた専門知識を活かした業務に携わりたいと思いました。
自分の能力を一番発揮できる分野で、どこまで成長できるか試してみたかったので、短い経歴ではありましたが、転職しようと決めました。
何よりもプラントエンジニアリングの仕事をすることでした。
学生の時は環境プラントを手掛ける企業を中心に就職活動を行いましたが、今回は環境プラント以外にも、化学・発電・再生エネルギーなど、様々なプラントメーカーに応募しました。
今回の転職活動は現職とほとんど関わりがない分野(機械設計)への転職であったことや、まだ社会人としての経歴が少ないことなどにより、書類通過もかなり厳しい状態でした。
それでも諦めず、挑戦し続けることが大事であると今回の転職活動から学ぶことができました。求人は同じ企業でも時期によって内容が違うケースがありますので、うまく進まない時も落ち込まずに準備し続ければ、いつかは自分の価値を認めてくれる企業が出てくると思います。
反省点としては、現在の職場と同じ規模の会社かそれより大きい会社のみエントリーしたことでした。
結果的には入社したかった企業に転職できて良かったですが、もっと視野を広げて様々な業界・規模の企業にエントリーした方が良かったかもしれないと思っております。
転職先の業務内容は、現職場で学んできた施工管理の知識を生かしながら、自分がそもそもやりたかった機械設計業務を手掛けることができるポジションであります。
機械設計の業務経験がなかったにも拘わらず転職に成功した理由は、現職場での知識も活用することができるからだと思います。
今回の転職を通じて自分がやりたかった業務に携われることになりましたが、まだ機械設計の実務経験はないので、誰よりも頑張って早く一人前になれるように力を尽くしたいです。