大手情報サービス会社 美容領域のUXデザイナー
一部上場電鉄グループ 不動産デベロッパー(上海事務所出向)
中国・韓国クライアント向けホテル事業・ブランド戦略コンサルタント
河合 佐知子 氏 26歳 / 女性
学歴:東京都立 国際高等学校 卒
慶應義塾大学 環境情報学部 卒(スウェーデン王立工科大学 1年交換留学)
日本語能力試験 N1
TOEIC 950 点
新卒の就職活動の際には「母国と日本の架け橋になれる仕事に就く」ことを1番の目標にしており、「IT」、「デベロッパー」とそれぞれ違う業界を検討していました。ITは大学時代スタートアップ企業でのインターンシップ経験から興味を持っており、デベロッパーを検討した理由としては大学での専攻と関連しており個人的に最も思い入れのある分野だったからです。
悩んだ結果、職務経験のない未知の業界である「不動産・建築系の業界」に進むことに決めました。当時、自分が作るもののアウトプットが3D(空間)か、2D(スクリーン上)か?を問い、3Dの方がやりがいを感じそう、と単純かつ明快な理由で選択しました。
入社した会社はベンチャースピリットが強く、海外への展開にこれから力を入れようとしている段階で、ちょうど外国人社員の採用を強化し始めた時でした。約3年10ヶ月勤務し、ホテルや商業施設開発のコンサルティングやクライアントとデザイナーの間で広告代理店でいうアカウントマネジャーのようなポジションの仕事をしてきました。
上海支社の勤務や韓国支社の立ち上げにも関わることができ、企画以外のこともたくさん勉強させていただきました。新卒の時から多くの責任ある業務に携わったり、会社の代表としてクライアント先に伺い、打ち合わせをしたりと、他では経験できないことを早くから経験できたと思っています。
転職を考えるきっかけになったのは、以下の3つの経験をしてみたいと思ったからです。
1. 事業を行う側の経験
新規事業など新しい事業を作ることに興味があり、新規クライアント開拓や支社の立ち上げなどの仕事にとてもやりがいを感じてきました。しかし、立ち上げた後の会社の方針が「チャレンジ」より「現状維持」を優先することになり、自分と会社との温度差が転職を決めた一番大きな理由でした。また、企画書を数多く作ったものの、実際にその企画を実行に移せない、というモヤモヤを解消したかったのです。
2. 大きな組織でのマネジメント
今まで8-10人ほどの小さい組織で仕事をしていたので、より規模の大きい会社で体系化されたマネジメントを経験してみたいと思いました。ベンチャー企業での職務経験と大企業での職務経験、両方の良い点、悪い点を知って今後の自分のマネジメントに活かしていきたいと思いました。
3.IT業界での経験
変化が早い方ではない不動産と建築関連領域の仕事をしていく中で、どんどん新しいことを取り入れて変化していくIT業界への憧れがありました。また、移動が多い自分のライフスタイルからも、ドメスティックな不動産業界よりIT業界での経験を積んだ方が将来のキャリアのオプションが多いのでは、と思ったのも一つ理由です。
しかし「実際こういうポジションの仕事がしたい」という希望が明確ではなく、大きく 1.事業会社であること 2.企画やデジタルマーケティングが経験できるポジションであること、を何となくの軸にし、エリートネットワークの転職カウンセラーの篠原さんから推薦ポジションの提案を幅広く受けました。
実際、駆け出してから「こんなぼんやりした状態で転職活動を始めていいのか」と思ったこともありました。しかし、はっきりとしない状況の中、篠原さんとの面談やメールのやりとり、企業様との面接を経て、どんどん「私はこれがやりたいのか」と気づきが増えていき、確信につながっていきました。
今回転職活動では転職に成功したことよりも「本当にしてよかった」と思うポイントがあります。それは、いろんな業界の方々と面接というきっかけでお会いし、仕事内容について話を聞けたことです。こんな短い期間で多くのプロフェッショナルな方に出会い、どんなビジネスを行っていて、どのようなプロセスで仕事をされ、また成果をどう評価されるのかまでのディープな質問をできる機会は滅多にないと思うので、自分としてはたくさんのことを学べたと思っています。
上でも述べたように、数多くの転職希望者を見てきた篠原さんを含め、いろいろな方とお話しし、結果的に未経験ながら大手ネット事業会社のUXデザイナーとして転職をすることができました。
今後、事業会社の社内UXデザイナーとしてユーザー視点のプロダクト作りの経験を積んだ後に、新規事業立ち上げのリーダーとして活躍することが目標です。また、1. 母国である韓国と日本を繋ぐ仕事 2. 前職での空間づくりの仕事を絡められるよう仕掛けていきたいと考えています。
自分の場合、「異業界転職」「海外からの転職活動」という2つの難点がありましたが、篠原さんはそれらを難点とは思われず、様々なポジションにどんどん応募してくださり、オンラインでの面接アレンジもスムーズに行っていただきました。篠原さんのおかけで視野を広げ、短期間でこのような良い機会を掴めたと思っています。この場を借り、感謝の言葉を送らせていただきます。ありがとうございました!
転職活動を迷ってる方や、どう始めれば良いか分からない、という方にお伝えしたいのが、大げさに大きな人生の目標などがなくても「今までの仕事で自分を満たし切れていなかった何か」を言語化し、「この会社で働くとしたら、自分はどんなことができそうか」という想像力を膨らませ、採用プロセスを進めていきながら最終的に「この会社の資源を活用して、自分はこう成長する」という未来像に辿り着ければ良いと思います。
エリートネットワークの方々が親身に手伝ってくださいますのでご心配なく!
転職を検討されている皆様、頑張ってください。