日系 有名な証券会社 投資銀行部門 公開引受部 IPO支援
四大監査法人 法定監査及びIPO支援担当(公認会計士)
遠山 勝次 氏 28歳 / 男性
学歴:北海道大学 卒
公認会計士
新卒時点においては、公認会計士試験の勉強をしておりましたので、いわゆる一般の就職活動というものは経験していませんでした。
私は本を読んだり、勉強をすることが好きでしたので、自分が身につけた知識・知見を使って仕事をしたい、手に職をつけたいと思って、公認会計士という資格試験を探し、そして、目指したことを覚えています。今振り返ると、当時から「自分自身のスキルが誰かの役に立った」ということを実感できる仕事がしたいと思っており、それは今でも変わりありません。
試験合格後、私は大手の監査法人に就職いたしましたが、その際もクライアントの方々と距離が近く、そして、まだ成長途上にある上場準備会社の監査が多く経験できる部署を志望いたしました。
入社以来4年間に亘り、一般的な法定監査と呼ばれる上場会社への金融商品取引法監査や、会社法監査、そして四半期レビューといった手続きのほか、IPOを目指す上場準備会社へのショートレビューや期首残高調査、上場申請書類の作成、J-SOX対応等に関するアドバイザリーサービス等も実施しておりました。
監査クライアントの規模としては小規模から大規模、また、業種も幅広く、ベンチャーキャピタルやクレジットカード会社をはじめとした金融機関から、ソフトウエアの受託制作会社、大手バーティカルメディアの運営会社、アドネットワークサービスの運営会社、自社アプリの制作会社等に携わっており、特にいわゆるTMT分野において知見と経験を得られたかと思います。
また、監査法人内はクライアントごとにチームが組成されるため、場合によっては、主査と呼ばれるチームの責任者ポジションがかなり早い段階で経験できます。私は幸運にもかなり若い段階で主査を経験することができ、監査の手続きに終始するだけでなく、対外、対内折衝や、監査スケジュールの管理、そして、チームマネジメントといったスキルを体得いたしました。
自分のスキルを存分に活かすことができるため、一般の法定監査よりも、IPOを目指す上場準備会社の皆様と仕事をさせていただくことが非常に楽しく、そして上場を通じてより大きく羽ばたいていく会社のサポートをさせていただくことにも喜びを感じていました。これは今でも変わらず、今後の人生においてもIPOに関連した仕事に就きたいと強く望んでおります。
しかし、一方で監査業務を通じた価値提供に限界を感じたこともありました。語弊を恐れずに申し上げると、監査業務は言ってしまえば、マイナスをマイナスする仕事です。そして、監査業務における独立性という観点から、会社に完全に寄り添ったサポートをすることはできません。しかし、監査業務を通じて得られたスキルは、使い方・活かし方によってはより純粋なプラスを生むこともできると確信しておりました。このため、私はどこかのタイミングで一度、監査法人を離れ、培ったスキルを使ってもっとクライアントへ寄り添ったプラスに導く仕事をしたいと思っていたのです。
IPOを目指す場面では、上場準備企業だけではなく、証券取引所、証券会社、印刷会社、監査法人等といった外せない役回りが存在します。
そこで、私は何度か仕事で関与させていただいた証券会社の公開引受部という部門を志しました。監査法人の立場を知りつつ、証券会社において、よりクライアントの立場に沿ったサービスを提供していくことで、自分自身だけの価値となっていくのではないかと思ったのです。
転職を機に全く別の分野に進出することも考えてはいたのですが、やはり、私自身の強みを活かしつつ、クライアントワークができる職場を志望している、とお話させていただいたことを覚えています。
転職活動によって、自分自身の市場価値というものを改めて公正に理解することができたのではないかと思います。
また、今後、自分はどうしていきたいのか、そしてそのためには、どのようなスキルが必要とされるのか、どのような経験が必要とされるのかという今まで意識していなかった、更に長期的な視点を持てたことも非常に大きい収穫だと感じます。
これは、同じ会社にずっと居るのみでは、見えてこない視点ではないでしょうか。
私は、以前から複数の転職エージェントさんに相談をしに行っていたのですが、一番親身になってくれたのがエリートネットワークさん、そして担当してくださった篠原様でした。
特に、他社においては、いわば流れ作業のようにヒアリングを行い、求人案件紹介をしてこられる一方で、エリートネットワークさんは何度もヒアリングを行ったうえで、応募までの細やかなサポートをしてくださったことが印象的でした。応募以後においても、各面接が終了するたびに私と応募先の企業に電話、メール等でのフィードバックをしてくださり、こんな丁寧なエージェントもいるんだと、ただ驚いていました。
また、一番印象的だったのが、採用面接中に「良いエージェントについてもらいましたね」と面接官の方に褒められたことです。篠原様は、応募先企業に向けて私の紹介文を書いてくださったのですが、「他社のエージェントの紹介文は定型文で名前を挿げ替えただけの文章」と酷評されていた一方、篠原様の推薦文は「読ませる文章で、面接する側としても応募者の人となりが分かる。会ってみたいという気持ちになる」と、べた褒めされていました。
面接中、自分自身ではなく、エージェントがべた褒めされたことに正直戸惑っておりましたが、私自身が納得のいく転職が出来たことを考えると、やはり素晴らしいエージェントだったのだと確信しております。
特に、前職よりは、さらにフロント寄りの業務となりますので、クライアントの皆様とともに私自身も一緒に成長ができればと思っています。