私立大学の総務課長に転身した正直な元・証券マン

私立大学の総務課長に転身した正直な元・証券マン

No.1210
  • 現職

    地方 私立大学学校法人 総務部 課長

  • 前職

    上場企業等を経て、上場準備中の持株会社 総務部長

川井 悠太 氏 49歳 / 男性

学歴:学習院高等科 卒
学習院大学 経済学部 経営学科 卒
証券外務員一種

私は、大学を卒業後、様々な業種の企業で働きました。また、職種も個人営業から法人営業、管理部門でも人事・総務・法務から管理部門の責任者まで経験してきました。又、初の海外拠点であるフィリピン支社の開設に奔走したこともありました。これは、幅広い業務経験があると捉えることも出来ますが、専門性や一貫性がないとも捉えることができます。
また、転職活動時が48歳という決して若くない年齢に加え、4回の転職歴というのは、人事、特に採用担当者からすれば上司に推薦しづらい候補者であることは間違いないと思います。

そのような状況でも、無事転職が成功できたのは、エリートネットワーク社、特に私を担当してくださった転職カウンセラーの高橋さんのお陰だと痛く感謝しています。私と同じような、年齢や転職回数等による制約を感じている方に少しでも参考になれば幸いです。

今までの職歴について

1995年に大学を卒業後、証券会社に入社し個人営業と公開引受営業に携わりました。公開引受営業では企業の管理部門の責任者と話をする機会が多く、次第に私自身の関心が営業職から管理部門へと移っていきました。しかし、公開引受部門というプロフィット部門から管理部門というコスト部門への異動はなかなか難しかったため、1回目の転職をしました。

2社目、3社目は人事業務を中心に総務・法務業務にも携わり、仕事の幅が広がっていきました。それぞれの会社の退職理由について詳細は記しませんが、簡単に言えば私自身の若気の至りということです。

4社目では人事業務から始まり、総務、経営管理、経営企画等の実務経験を経て、管理部門の責任者となりました。部署だけではなく会社全体を見渡した上で会社の将来を考え、様々な施策を行うという立場になった時、証券会社を退職する理由であった「いくつもの部門に携わる」ということが出来たと感じました。
自身の希望が叶った職場を辞めることにした理由は、私のポジションの上にもう一つポジションが設けられ、そこに親会社から来る人がおさまることが分かったためです。「一担当者として業務に携わるか、再度他の世界でチャレンジするか」と考えた結果、私は後者を選びました。

そこで5社目は、最初の就職先で携わった公開引受業務を逆の立場から見ることになる上場準備中の会社の管理部門に絞り、無事に入社することが出来ました。

今回の転職のきっかけ

前職でのポジションは総務部長でした。総務部ではいわゆる企業総務と庶務業務を管掌していました。ですが、仕事の多くが庶務業務で、日々の業務をこなすことに一杯になっていました。

そのような中で上場に向けた準備を進めていましたが、上場基準に到達するための最低限の社内整備がなかなか行えない状況や、グループ会社の再編・整備、グループ全体の計画の見直し等、様々な諸問題から会社の方向性と私自身が成し遂げたい方向性が合わないため、転職を考えるようになりました。

転職活動の苦労

転職活動をする際、まず考えなければならなかったことは、「自分の年齢と転職回数」でした。

私の履歴書は、採用担当者から見れば「落とす方が無難な人材である」と認識していました。
自身の経歴と業務は決して恥ずべきものではないとは思っていても、周りから見たらそうは受け取られないであろうことは、採用を担当してきた者としてよく分かります。そのため、そのような転職希望者でも付き合ってくれる人材紹介会社を探す必要がありました。

その点、私は恵まれていました。以前の職場の上司に転職を考えていることを相談したところ「良いコンサルタントを知っている」と言って、エリートネットワークの高橋さんにその場で電話をしてくれました。すぐに面談の日程を決めて、銀座にオフィスがあるエリートネットワークの本社に伺いました。
高橋さんは正直に「あなたの年齢と転職回数、そして現職の在職期間の短さは転職活動において不利である。ただし、縁があって知り合ったのだから、全力でサポートする。」と話されたことを覚えています。その後、何社か紹介いただいたにも関わらず、ご縁がないところもありました。そのような中で紹介されたのが、今回転職を決めた学校法人の求人案件でした。

最初に紹介された際に、「学校法人の職員とは何をやるのか、全く想像がつかない。」とお断りすることを考えました。一方で、「これまで企業のみでしか勤めたことがない私に何故、学校法人の職員を紹介してきたのであろうか。」という好奇心を抱きました。その旨を高橋さんに確認したところ、「この学校法人では、むしろ企業での経験を持った人を募集している」とのお話がありました。そのため、私はそこに応募することにし、結果、無事に内定をいただき、現在働いています。

今回、転職活動に成功した理由

今感じているのは2点です。

1点目は、人事部門側から見た「私を採用するメリット、デメリット」を正確に判断したこと。これはコンサルタントの方にも言われたのですが、自分自身のキャリアの中で、応募先がどの点に興味を持っていただけるかを理解した上で、事実を包み隠さず正直且つ正確に伝えました。

2点目は、人に恵まれた点です。上記の通り、転職を考えた時、昔の上司に相談しなかったら、今回の転職は間違いなくなかったと言い切れます。今回の転職ほど、良いコンサルタントに出会えることは転職の成功の可否に直結するといっても過言ではないと感じました。

最後に

今回の転職は、過去の4回に比べて非常に苦労することを想定していました。しかし、私が想定していたよりも短期間で内定を得ることができ、かつ、実際働いてみたらやり甲斐もあり、働きやすい、という転職先が見つかったのは、偏にエリートネットワークさんのお陰です。ほんとうにありがとうございました。

私のように「転職回数も多く、年齢も若くなく、現職の在職期間が少ない」人でもエリートネットワークさんは見捨てず、全力でサポートしてくれます。この『転職体験記』を読まれた方で私と同じような状況の方も、ぜひエリートネットワークさんに相談してみることをお勧めします。

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