法人営業職、創業120年のメーカーから昨年上場したベンチャーへ

No.1225
  • 現職

    株式上場 クラウドソリューション企業 新規ビジネス営業職

  • 前職

    一部上場 大手重電メーカー 営業企画部 営業向け研修企画・運営

西岡 誠二 氏 40歳 / 男性

学歴:法政大学 経営学部 経営学科 卒
ロジカルトランプ認定インストラクター
JDLA Deep Learning for GENERAL 2019#3 合格者

目次
  1. 新卒での就職の時の志向
  2. 入社した会社での業務
  3. 転職のきっかけ
  4. 転職時のこだわり・譲れないと考えた点
  5. 転職活動を通じての気づきや学び
  6. 次の職場に賭ける意気込み

こんにちは。今回、エリートネットワークの転職カウンセラー 杉本様のご紹介で、新卒で入社した創業120年の大企業から昨年に上場したばかりのITサービスベンチャーに転身しました。

私の『転職体験記』が参考になれば幸いです。

①新卒での就職の時の志向

私は新卒でBtoBの重電メーカーに就職しました。
電機メーカーを選んだ理由は、日本が世界で戦うことが出来るのが製造業だと考えたためです。

私が就職活動をしていた2003年は就職氷河期と呼ばれ、就職が大変厳しい状況でした。そのような状況でも「日本のモノづくり」を体現する自動車産業は好調で、私も就職するならモノづくりに関わりたいと考えました。

②入社した会社での業務

社会人になってから16年、法人営業→宣伝→営業推進と幅の広いキャリアを積んできました。
入社後、3か月間の研修を経て、地方の営業所に営業職として配属となり、毎日若葉マークを付けた軽自動車に乗ってお客様の工場や技術センターを回りました。

6年半ほど営業所で勤務した後、本社の営業部へ異動となりました。営業所では民間企業を担当していましたが、本社では3年半の間、官庁や大学などを担当しました。販売するモノは同じなのですが、よりアカデミックな知識・スタンスを求められるようになり慣れるまでは大変でした。ですが、論文を読む・技術者の講演会を聴講するなど良い経験を積むことが出来ました。

その後、自社の他事業に興味を持ち、全社横断的な仕事が出来る部署は無いかと考え、宣伝部署に異動しました。そこでは、各種媒体への出稿戦略の立案や自社WEBサイトのリニューアルプロジェクトなどに関わり、営業部門とは異なる目線で顧客や社会にメッセージを発信していく業務を経験しました。定型的な業務のほかに、自身で情報を探し企画・提案することもあり発想力が身についたと思います。

3年間の業務後、営業推進部に異動となり営業研修の企画・運営と業務改革プロジェクトを担当しました。営業職時代の経験と宣伝部署時代の考える力を武器に、研修内容を見直し、より受講しやすい研修へリニューアルしていきました。

③転職のきっかけ

転職しようと考えたきっかけは「変化への対応」でした。

世界はものすごいスピードで変化し続けているが、自分はどうか?自社はどうか?と考え始めました。
自分をどのようにアップデートしていくか、変わり続けるにはどうしたら良いかを考え始めた際、社内の業務改革プロジェクトを進める過程で「変わりたいが変えたくない」という人、「変わらないことが自社の価値」と認識している人が多く、自身の考え方とは大きく異なっていたため、転職を決意しました。

④転職時のこだわり・譲れないと考えた点

転職活動を始めた時点で、
・変更がやりにくいハードウェアではなく、変更がしやすいソフトウェア(もしくはサービス)
・ベンチャー企業
の2つを希望条件としていました。

前職の強みはハードウェアの作り込みによるカスタマイズですが、生産してしまうと変更が難しく、時代にマッチしないことが多々ありました。変化に対して積極的ではないのは、このことが要因の一つであると考えたため、柔軟に対応できるソフトウェアやサービスを提供している企業を希望しました。

ベンチャー企業を希望したのは、スピード感が理由です。
前職は歴史のある大企業であり、営業・宣伝・営業推進などの業務は、大企業ゆえに業界での知名度の高さから好環境で仕事が出来ている点での恩恵がありました。しかしながら、スピード感という点においては遅さを感じることが多かったので、「時代の変化に合わせ、スピード感をもって柔軟に対応する」働き方が可能な企業を探し始めました。

逆に希望条件にしなかったのは、現在と同レベルの給料でした。家族もいますのである程度のラインは設けたものの、現職で得ている給料は「16年在籍して培った社内知識」と「実績」が含まれていると考えたためです。

⑤転職活動を通じての気づきや学び

私の転職活動はコロナ禍の最中だったので、ほぼリモートで面談が進みました。
いくつかの転職サイトに登録し、エージェントからのスカウトなどを見て返信していました。数名のエージェントと電話面談を行い、タイミングとしては厳しい状況であること、40歳/初転職/異業種は通常時でも難しいことを伺いました。一方、テレワークが(強制的にでも)普及したことでWEB面接が増え、求職者と企業の日程調整が容易になったとも教えてもらいました。

一通りお話しをしたところで、私に合いそうな企業の求人案件をいくつか紹介頂き、応募を検討しました。結構な数の企業へ応募を出しましたがほとんど書類で見送りとなりました。精神的なダメージは大きく、心が折れかけました。半分くらい折れていたと思います。そんな時に支えてくれたのは家族でした。書類選考が通らずもやもやした日々を送る中、それでもこれから先をどう生きていきたいか、どのような時間を作っていきたいかなどを話すことでモチベーションが保てたと思います。

そのようなタイミングでエリートネットワークの杉本様よりお声がけを頂き、電話にてお話しをさせて頂きました。ご提案頂いた企業および求人案件が他エージェントとは異なる内容であったことが興味を惹かれた理由の一つですが、面談時間も他エージェントと比べて長めの設定であったこと、私の話をじっくりと聴いて頂いたことが印象的でした。

杉本様を経由して3社応募(エリートネットワーク社以外で30社以上)させて頂きましたが、書類選考落ち1社・面接落ち1社・内定1社と、非常に効率良く進むことが出来ました。面接前の対策相談から、面接後の手応えまで親身に相談に乗って頂き、途中で落ちてしまったことをご連絡頂く際も、「最後まで責任持ってお手伝いさせて頂きます」というメッセージを添えて下さったことで信頼して次回への反省や対策をお話しすることが出来ました。

内定を頂いた企業に関しても、杉本様だけでなく企業担当の廣重様にもその企業に関するレクチャー、募集内容に関する詳細、企業風土などを教えて頂いたうえで面接に臨むことができました。内定を頂くまで面接は2回でしたが、それ以外にコミュニケーションをとる機会が3回ありました。都度、杉本様より「今回の趣旨は〇〇です。」と明確にして頂いたことで、私と応募企業との相互理解を深めることが出来たと思います。そして何よりも「転職する覚悟」を問われ、私がなんと答えるかを迷っている際にアドバイスを頂き、背中を押してもらったことが最も印象に残っています。

⑥次の職場に賭ける意気込み

会社を移ることが初めてなので、予想がつかないことも多々あるかと思いますが、一緒に働きたいと思った人たちとあーだこーだと言いながら世の中に新しい価値を提供することを楽しみたいと思います。

最後に杉本様、本当にありがとうございました。

以上

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