第二新卒 大手重工メーカーグループの法人営業から、上場SaaSベンチャーのインサイドセールスに

第二新卒 大手重工メーカーグループの法人営業から、上場SaaSベンチャーのインサイドセールスに

No.1249
  • 現職

    東証一部上場 SaaSベンチャー企業 インサイドセールス

  • 前職

    大手重工メーカーグループ 発電機事業部門法人営業

鵜飼 敏彦 氏 25歳 / 男性

学歴:兵庫県立 加古川西高等学校 卒
関西学院大学 総合政策学部 総合政策学科 卒

①    新卒時の就職活動について

新卒での就職活動時は、大手有名企業であること、そして安定性のある事業をしていることを第一条件としていました。
元々は大手海運会社を志望していましたがご縁がなく、最終的に大手総合機械メーカのグループ会社に内定を頂き、入社することにしました。入社の決め手は有名企業のグループ会社としてある程度の社会的地位が担保されていること、また福利厚生が充実していることでした。

②    現職での担当業務、会得したスキル

1年目は本社配属となり、各地域支社と生産工場間の折衝役がメイン業務となりました。その他、各地域支社の営業活動のバックアップ業務にも従事していました。
普段の業務では各地域支社の営業会議に出席し、現状の課題のヒアリング、対応中の案件の進捗報告取りまとめ等を行いました。裏方業務ではありましたが、各地域それぞれの強み、弱み、市場でのポジショニングを俯瞰的に学ぶことが出来ました。

こうした業務を経験する中で、販売会社である当社と生産工場のコミュニケーションが全くうまくいっておらず、いがみ合いながら仕事をしているという問題点に目が留まりました。
その状態の改善策として、工場側が必要とする情報、販売会社側が必要とする情報を双方から確認出来るような情報交換ツールを作成し提案することにしました。元々ほぼ機能していなかった工場への案件連絡リストを雛形として、販売会社と工場のパイプ役を務めたからこそ気づけた課題を解決出来るような内容に作り変え、作成していきました。

しかし作成後、各地域支社、工場に運用を勧めたものの、入社して1年足らずの新人が作ったツールは最初全く相手にされず、ただでさえ忙しいのに業務を増やすなと怒られることもありました。
それでも自分の作ったものを信じ、まずは自分が率先して使うことでメリットがあることをアピールしようと考えました。その結果、ある案件にて同ツールを利用することで受注までたどり着くことが出来ました。その実績が認められ、正式に社としてこのツールを運用する運びとなりました。

入社2年目になると、関東地区を担当エリアとする支社へ異動になり、バックオフィス業務から実際に前線にて客先とやり取りをする法人営業の業務に従事致しました。
本社で学んだ知識をもとに、どういった営業戦術を使えば実績に結びつくのかを常に思考し、トライ&エラーで業務に励みました。

業務を遂行する中で、1件あたりの受注金額が下がるため暗黙のルールとして避けるべきとされていた重電メーカとの協業に目をつけました。
改めて考えてみると重電メーカを客先とすれば、確かに1件あたりの受注単価は下がるものの、製品仕様決めの半分以上を重電メーカ側で対応してもらえる為、同時に複数案件を対応することが可能であることに気づきました。

また重電メーカ側が当社との協業にメリットがあると判断することで、自分自身が動いて営業活動をするのではなく、客先である重電メーカに代わりに営業をかけてきてもらえるという自分だけの営業手法を打ち立てることが出来ました。
結果として、1人の営業担当者の受注件数は平均年間1~2件というところ、営業1年目で6件受注という実績を残すことが出来ました。

こういった経験から、既存の考え方に囚われることなく、論理的に自分のやり方を考えて、それが正しいことを証明するスキルを身に付けることが出来ました。

③    転職を志してからエリートネットワーク様に依頼するまで

転職しようと考えたきっかけは、「事業の将来性への不安」と「現職を通して身に付けられるスキルの限界」でした。
新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックは現職でも大きく影響し、会社の業績に深刻なダメージを与えました。

しかしながらこのパンデミックにより、日本は大きくDX、IT化への舵を取ると確信するきっかけにもなりました。現職で扱う製品はこれ以上市場拡大が見込めるような先進的なものではなく、将来性には常に不安を抱いていたので、この世界が大きく変わる潮目の瞬間に自分自身も転職しようと決意しました。
その決意の後押しとして、現職で身に付けられるスキルは近いうちに限界が来て、その後自分は何一つ成長することなくのうのうと生きていくしかない、そんな面白くない未来を打破したいという気持ちがありました。

ただしこの時点では明確な方針は定まっておらず、漠然と転職活動を始めることとなりました。
最初は超有名転職エージェントを使っておりましたが、私自身と向きあって対応してもらっているとはとても思えませんでした。紹介頂く求人や企業にもほとんど魅力がなく、応募しても音沙汰なしで何度も問い合わせてやっと不採用が判明するといった有様でした。

そもそもエージェントを変えるべきかもしれないが、どこに頼めば自分の望むような転職活動が出来るかわからないという思いがあった中、ネット上でたまたま目にした(株)エリートネットワーク様に藁にもすがる想いで申し込み、転職カウンセラーである篠原様、西堀様にカウンセリングをして頂きました。
カウンセリングの中で、転職活動時何を重視するか、どういった中長期的なキャリアパスを描いているか、今持つスキルは何なのかを丁寧に洗い出してもらい、転職活動への再スタートを切ることとなりました。

④    転職時のこだわり・譲れなかった点

転職活動を始めた時点では
・製品ではなく、自分自身に市場価値が生まれるような業種
というこだわりをもとに、コンサル業をメインに進めておりました。しかしコンサルティング会社の面接を受けていく中で、どこか自分とはミスマッチではないかという感覚が芽生えてきました。
自身がコンサルタントとして必要なスキルを持っていないことは初めからわかってはいましたが、コンサル会社の面接でどうしても自分らしく話すことが出来ませんでした。次第に、自分にはコンサルタント的な考え方よりも、セールスとしての考え、意識がどうしても強いことに気づきました。

そういった中で根本的に方向転換をすべきだという結論に至り、方向転換後は
・ベンチャー体質の成長企業の中で自分の力を試していきたい
というこだわりに変化しました。これまで現職で凝り固まった社内の考え方を打破して結果を残してきたという、自分の実体験を信じたこだわりでもありました。
業種は問わずベンチャーのセールスとして転職活動を進め、その中でもIT系に重きを置いて次のステージの転職活動を進めました。

ご担当頂いた転職カウンセラーの西堀様には、私の方針転換についても真剣に向き合って頂き、魅力のある求人情報を多く紹介して頂きました。

⑤    転職活動を通じて

自身の年齢やスキルの無さ、現職での仕事の汎用性の無さもあり、思うように転職活動は進まず担当エージェントである西堀様にも相当なご迷惑をおかけしました。転職活動の準備が自分の中で完了出来た状態で転職を始めたのではなく、日々内容を詰めつつ歩きながら考えるといった状態で、それでも私の要望、スキルを上手く汲み取って頂き、面接の準備からフォローに至るまで付きっきりで対応して頂きました。

特に、ご紹介して頂いた求人について、メールで送信してくるだけではなく、1件1件がどういった企業なのか、どのような背景での募集なのかを口頭でも紹介して貰えたのは助かりました。
今回内定を頂いた企業についても、そういった細かい情報の補足がなければ応募を考えなかったかもしれないとまで思います。
面接の前には応対のスクリプトの添削にも協力してもらい、日々面接をブラシュアップすることにつながりました。

何とか内定を貰えそうだと期待していた企業の最終面接に落ちてしまった時も、励まし、次の面接を頑張ろうと背中を押して頂きました。
その結果自分の希望、条件にあう企業に内定を頂くことが出来ました。

⑥    次の職場に賭ける意気込み

次の会社はSaaS事業を手掛ける成長中のベンチャー企業です。自分が勤めていた元の会社とは扱うプロダクトも、企業体質もまるで違うものだと思います。
それでも今は不安よりワクワクが勝っています。自分が転職を決意しなければ関わることのなかったであろう業界に、西堀様の力を借りて飛び込むことが出来ました。

世の中により貢献出来ることを念頭におき、必ず成果を出してより一層ビジネスマンとしてのスキルを磨いていきたいと思います。

最後に西堀様、至らぬ点も多い私でしたが、諦めずにやってこれたのは西堀様のご支援のおかげです。本当にありがとうございました。

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