弁護士、町弁を3ヵ月で退所後、YouTuberマネジメント会社のインハウスローヤーへ

弁護士、町弁を3ヵ月で退所後、YouTuberマネジメント会社のインハウスローヤーへ

No.1256
  • 現職

    YouTuberマネジメント会社 法務部 企業内弁護士

  • 前職

    関西の民事中心の法律事務所 弁護士

大沼 友治 氏 27歳 / 男性

学歴:私立大学 法学部 卒
私立大学法科大学院 卒
弁護士

1 弁護士を志したきっかけ

高校生の時、社会科見学で裁判傍聴に行きました。それまで法律は堅苦しいイメージがあったのですが、傍聴を通じて、法律は社会通念を基に柔軟に設計・運用されていると感じ、法律に興味を持つようになって、大学は法学部に進学しました。
法学を学ぶ以上は弁護士を目指してみたいという思い、弁護士という肩書きがあればどのような分野でも自由に活躍できるのではないかという思いから、弁護士を志しました。

2 法律事務所入所の理由

司法試験合格後、就職活動にあたって私は、企業法務を中心に仕事をしていきたいと考えていました。法の専門家という立場から、世の中の様々な業界のビジネスのサポートをしたいという思いがあったためです。

説明会に行くようなことはしていなかったのですが、修習中、知り合いの弁護士の先生にいわゆる"町弁“の事務所を紹介していただきました。地元の事務所であること、企業法務も含めて幅広く案件を扱っていると聞いたことから、まずは法律事務所で広く経験を積もうと考え、入所することとしました。

3 転職を決意した理由

事務所入所後は、所長から振られる仕事をこなしていく日々で、仕事そのものにはそれなりにやりがいも感じており、過剰な長時間労働ということもありませんでした。しかし、事務所内での人間関係や、事務所の空気感に合わないこと、イメージしていた弁護士業務とのギャップに悩むようになり、転職を考えるようになりました。そして、周囲の人に相談するなどして、このまま事務所での勤務を続けても自分・事務所双方にとって良くないと考え、退職を決意しました。結果的に、入所後3ヵ月での退職となりました。

4 転職活動について

事務所の退職を決意してから退職するまでの間に、(株)エリートネットワークを含めて複数の転職エージェントに登録し、転職活動の準備を始めました。
私の場合、転職活動の流れとしては、事務所の退職を先行させ、その後本格的に面接等の活動を行っていくこととしました。事業会社の面接は基本的に平日日中に行われるため、入所したばかりの自分が事務所で勤務しながら平日日中に時間を取ることは難しいと考え、また、ある程度の期間無収入でも問題なさそうという見通しを持っていたためです。

転職活動に際しては、事業会社への転職に絞ることとしました。法律事務所での勤務を経て、自分は法律事務所での弁護士の業務に向いていないと考えたこと、元々志望していた企業法務を扱うに際して、よりビジネスの現場に近いところに居たいと考えたことが理由です。

しかし、私は社会人経験が無い状態で弁護士となり、たった3ヵ月で事務所を退職したという立場であるため、企業への転職にあたって不安もありました。そこで、本格的に転職活動を始める前に、情報収集はしっかりと行いました。その際、(株)エリートネットワークのHPに掲載されている、私と似たような状況で転職を成功させた方の『転職体験記』を読んだり、担当していただいたカウンセラーの横関様との面談を通して求人状況を聞くことで、ポジティブな気持ちで転職活動に臨むことができました。

転職にあたっては、上場企業であること、インターネットやエンタメなど新しい分野にチャレンジできる企業であること、人間関係がフラットであることなどを軸に企業選びを行っていました。横関様には、私の希望を詳細に聞き取っていただき、私の希望する業界を中心に幅広く様々な求人案件をご紹介いただきました。

希望する業界の会社の面接を受けても、想像とのギャップがあったり、逆にあまり興味の無い業界の会社の面接を受けてみると意外にも好印象であったり、調べていくうちに興味の幅が広がったりもします。その点で、横関様と密に相談させていただきながら転職活動を進めることができて本当に良かったと思います。

最終的には、面接を通して私がエンタメ業界を志望していたそもそもの理由と合致する事業を展開する企業とのご縁を頂くことができました。
退職後、内定を頂くまでは1ヵ月半程度で、当初の想定内の期間となりました。

5 最後に

転職活動を続ける中で、なかなか思うようにいかず、苦しくなることもあるかもしれません。就職活動は、最終的には縁としか言いようがない部分もあると思います。誠実に人と接することで、繋がるべくして縁が繋がる時が来るはずです。

エリートネットワークの横関様には、私が苦しいときも常に親身になって相談に乗っていただき、面接対策や先方企業とのやり取り、各種調整など、本当にお世話になりました。私1人では、このような納得のいく転職活動を行うことはできませんでした。現在転職を考えている方は、まずは相談してみることで道が開けてくるのではないかと思います。

私がそうであったように、この『転職体験記』を読んでくださった方々の良きキャリア形成の一助となれば幸いです。

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