コンプライアンスとは、「法令遵守」の意で、法律や社会規範、倫理などに背くことなく、企業活動などを行うことを言います。不祥事の発覚等で企業がその信頼を失い破綻に至る事例が生ずるようになり、「企業のリスク管理」の観点から、行動指針の策定とその遵守のための 内部統制システムの構築に多くの企業が注力するようになりました。
不祥事が企業に与える影響は非常に大きく、消費者や投資家、銀行からの信用を失い、企業イメージにも著しく傷をつけることになるため、コンプライアンスの徹底は、経営の最重要課題の1つとなっています。
商法や独占禁止法、不正競争防止法など企業活動に不可欠な法律はもちろん、個人情報保護法や日本版SOX法など、様々な法律に対応する必要があり、コンプライアンス部門はほとんどの企業で法務部門に属しています。