CCSAとは、簡単に言うと、内部統制の能力を証明する資格です。
正式には、Certification in Control Self-Assessmentの略で、IIA(内部監査人協会)が認定する、CSA(コントロールの自己評価)に関する知識と実施スキルの修得と能力を証明するものという定義です。試験(2003年より日本語受験が可能)合格後、1年以上の実務経験を経て、正式にCCSAとして認定されます。
CCSAの業務としては、業務プロセスの評価・分析・改善提案、内部統制の構築・整備及び評価業務への助言、リスクマネジメントやSOX法に関連するコンサルティング業務などを行います。
J-SOX法の導入で、上場企業に内部統制の評価・報告が義務付けられたことを受け、多くの企業がコーポレート・ガバナンスの強化へ向けてCSA(コントロールの自己評価)の導入を行っています。このCSAは、経営者や内部監査人がビジネスプロセスや内部統制を評価したり、内部統制を組織内に浸透させたりするための手法として注目されており、CCSAに対するニーズは高まっています。
【CCSAの転職について】
コンサルティングファームや監査法人、外資系企業の内部統制・監査部門などで活躍しています。CCSAを必須とする求人は多くありませんが、有資格者は歓迎されます。また、ビジネス英語力があればより活躍の場が広がるでしょう。