COBOLとは、事務処理用に開発されたプログラミング言語です。
もともと事務処理言語は開発メーカーごとに異なっていましたが、アメリカ国防総省によって、事務処理用の共通言語の開発が提案され、CODASYL(Conference on Data Systems Languages:データシステムズ言語協議会)という業界団体が設立されました。そして1959年に、CODASYLによって開発された共通事務処理用言語がCOBOLです。
COBOLは自然言語である英語に近い構文となっており、会計処理や事務処理などに汎用的に使用できるという特徴があります。かつてメインフレーム(汎用機)の開発に用いられることがよくありましたが、現在でも金融機関の勘定系システムなどではCOBOLがよく使われています。