PPSとは、Power Producer and Supplierの略で、一般電気事業者(○○電力などの電力会社)以外で、大口需要家に対し電気の供給を行う事業または事業者のことです。「特定規模電気事業者」と呼ばれ、特定の供給地点(大型ビルや大規模工場など)における需要に応じ、電力を供給しています。PPSによる電力の供給は、一般電気事業者が有する電線路を通じて行われます。
日本では、1995年の電気事業法改正により電力供給等についての競争原理が導入され、一般電気事業者だけでなくPPSによる供給も可能となり、複数の電気事業者が誕生しています。
企業は、CSRの一環などで、環境に配慮したエネルギーの活用に取り組んでおり、電気事業者は、発電に伴うCO2排出係数や新エネルギーによる発電量などに関して、環境に配慮した電力供給の取組みを求められています。