シックスシグマとは、経営変革手法、品質管理手法の一つです。
簡単に言うと、顧客満足度向上を目的に、製品やサービス品質のばらつきを抑えられるよう業務プロセスを改善するための手法です。統計分析などを体系的に用いて業務プロセス上の問題を見える化し、それを取り除くことで、業務オペレーションを改善、財務的成果につなげるものです。シックスシグマの実施はブラックベルトと呼ばれる資格者が中心となって進められます。
シックスシグマという名称は、統計のばらつきを表す「σ(シグマ)」に由来しています。
シックスシグマは、1980年代初頭、日本の品質管理活動をもとに、米国の通信機器会社・モトローラで開発され、品質改善による大幅なコスト削減と収益アップを実現しました。その後、GE(ゼネラル・エレクトリック)が経営全般に取り入れ、手法を確立し、今では世界中の多くの企業で採用されています。
日本でも、製造業、サービス業、小売・流通行など多くの企業でシックスシグマが採用され、教育研修なども行われています。