スマートシティとは、ITや環境技術などの先端技術を駆使して、街全体の電力の有効利用を図ることによりエネルギーや資源などを効率よく使うことが可能な環境配慮型都市を指します。
再生可能エネルギーの効率的な利用を可能にするスマートグリッド、電気自動車の充電システム整備に基づく交通システム、蓄電池や省エネ家電などの都市システムを総合的に組み合わせた街づくりを行ない、地球規模の環境問題や人口増加による急速な資源の枯渇など、急速な都市化によって顕在化してきた課題に対応することを目的としています。
2009年にオバマ政権が打ち出した『グリーンニューディール政策』の中で、スマートグリッドへの巨額投資が注目されたのをきっかけに、スマートグリッド構想を進め、都市を丸ごとスマート化しようとするスマートシティの実現に向けた実験が始まっています。
尚、日本では京都府や福岡県、愛知県、神奈川県で官民一体での実証実験が進められており、東京都は2020年までに実現を目指すとしています。