大学院に進学して修士号を獲得された方は企業から何が期待される?
エリートネットワークでは多数の転職成功実績がございます。
文部科学省の大学院に求められる人材養成機能は下記の通りです。
今後の知識基盤社会において,大学院が担うべき人材養成機能を次の四つに整理し,人材養成機能ごとに必要とされる教育を実施することが必要である。
・創造性豊かな優れた研究・開発能力を持つ研究者等の養成
・高度な専門的知識・能力を持つ高度専門職業人の養成
・確かな教育能力と研究能力を兼ね備えた大学教員の養成
・知識基盤社会を多様に支える高度で知的な素養のある人材の養成
上記の人材像が必ずしもそのまま民間企業で求められるわけではありません。もちろん職種によっては大学院における研究活動によって培った高度な専門知識・スキルが求められるケースもあります。しかしながら変化の激しいビジネス環境において多くの企業が求めるのは、研究活動を通じて培う柔軟な思考力をもって「新たな問いを立てる力」、「必ずしも答えのない問題に対して粘り強く取り組む力」です。こう考えると修士号取得時の研究分野に関わらず、多様な就職・転職の選択肢が出てくるのではないでしょうか。
文部科学省の令和5年度学校基本統計結果によると、大学(学部)卒業者は直近10年で年間約60万人弱で推移する中、修士課程への進学者は7万人前後、進学率は約12%の水準です。そして、修士の修了者は年間約7万名に対し、その後進学せずに就職される方が5万7千名~5万8千名を推移しており、大学卒業者の中で10人に1人という希少人材であることがわかります。
また、在籍者数で見ると、修士課程の半数以上(56.1%)が国立大学に在籍している点も特徴的です。
専攻別に見ると、工学系に在籍する学生が全体の4割を超え(41.8%)、その多くが男性であることが分かります。文系では男女差はほとんど見られませんが、理系では男性が女性の約3倍の在籍者数を占めており、全体としても男性は女性の2倍近く在籍しています。
修士課程は昭和49年の学校教育法により整備され、大学院の設置目的は「大学院は、学術の理論及び応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、文化の進展に寄与することを目的とする。」とあることからも、古今を問わず企業・一般社会からも高く期待される人材です。
株式会社エリートネットワークでは、修士課程を修了された方々の転職支援実績が実に豊富にございます。弊社の転職カウンセラーの6割以上が理工系学部の出身者であり、各々のご専門の領域の話であっても、転職希望者のアカデミック・バックグラウンドを充分に汲み取れる素養を有していると自負致します。それ故に、転職希望者に近い目線で会話をさせて頂くことが可能かと存じます。
一般企業や事業会社において、修士卒・大学院卒や若手研究者への求人は多数存在していると考えています。先述に示しました通り、理工系修士課程在籍者数が多い背景もあり、具体的には、製造業やIT業界におけるスペシャリスト・ジェネラリスト層の拡大を目指し、中途採用を積極的に行う動きが見られるようになりました。この他各業界におけるスタートアップ企業においても、不確実性の高い事業環境の中、事業成長の為にやり抜く力は高く評価されます。明確な求人票がなくとも企業へのご相談は可能ですので、ご登録くださいませ。
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