公認会計士とは、監査や会計に関する国家資格で、企業の財務諸表に関する適正性を証明する監査業務を行うことが出来る唯一の資格です。
公認会計士の試験は、4科目の短答式試験と5科目の論文式試験があります。(短答式試験に合格すると2年間は短答式試験が免除され、論文式試験は合格した科目については2年間免除が受けられます。)さらにその後、2年間の実務経験と日本公認会計士協会が実施する実務補習を受け、修了考査に合格後、内閣総理大臣の確認を受けて「公認会計士登録」となります。
公認会計士資格は国ごとに存在しているため、米国の公認会計士(USCPA)などと区別するため、「日本の公認会計士」や「JPCPA」などと呼ばれることもあります。
【公認会計士の転職について】
公認会計士は、監査法人はもちろん一般事業会社においても、監査、財務、経理、税務、経営企画など、幅広い業務に携っており、近年ではコンサルティングファームや財務アドバイザリーなどで、会計や監査に関するコンサルティング業務に従事している例も多くあります。
2006年より試験制度が大幅に簡素化されたこともあり、有資格者の数は増加しています。