インフルエンサーとは、インターネット上のCGM(消費者発信型メディア)において、大多数の購買・消費行動に影響を与える人物を指す。 歌手・お笑い芸人・特定領域における専門家等の有名人はもちろん、多数の読者を抱える個人ブロガー、急速に普及したSNS(TwitterやInstagram、Facebook等)で数万規模のフォロワー数を持つ利用者等、いわば有名人未満・一般人以上のインフルエンサーが近年急増している。
インフルエンサーが存在する「消費者発信型メディア」とは、Q&Aサイト、商品レビューサイト、動画投稿サイト等、SNS、ブログのように消費者自身が情報発信者となり内容を作り上げていくメディアのこと。 情報を受け取る消費者と同じ立場の個人が情報を発信するため、サービスの提供者(企業等)が発信する従来のメディアに比べて、サービスに対する客観的な発言がされている。また、消費者自身が体験したことが情報として発信されるため、意識の共有がしやすく、アクションを起こさせやすいといった特性がある。 ただ、近年ではこうした影響力を背景に、広告であることを隠して商品等を宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」に発展することも増えており、問題になっている。
インフルエンサーという言葉は、影響、感化を意味する「Influence」に由来し、直訳すると影響を与える側の人という意味になる。