世界シェアトップの電子機器・部品、モジュールを多数誇るグローバルメーカー。
多様な事業ポートフォリオが特徴であり、生産拠点を分散することでリスク対応を図っている(海外生産比率84%)。
2013年より、10期連続各最高売上高を更新中。
●世界シェアトップの電子機器・部品、モジュールを多数誇るグローバルメーカー
(以下、トップシェアを誇る製品群)
・外径22mm以下のサイズの「小型ボールベアリング(世界シェア6割超)」
・スマートフォン向けの「カメラ用オートフォーカスアクチュエータ(世界シェア2割)」、「液晶ディスプレイバックライト」、「リチウムイオン電池保護IC(世界シェア6割超)」
・車載製品としては、ベアリングの他に、「GPS複合アンテナ」「ひずみゲージ」「ステッピングモーター」
・航空機向けの「ロッドエンドベアリング&アクチュエータ」
※その他、HDD用スピンドルモーター用の流体軸受や小型モーター、PC用キーボード、スピーカー、スイッチング電源、計測機器等も生産している。
●幅広い用途に使用される製品群
・同社の製品は、オフィスや家庭で使用される情報通信機器や電化製品、自動車、航空機、スマートフォン、医療機器、ゲーム機器等の幅広い製品に数多く使用されており、常に成長する市場での需要に対応し、成長を続けてきた。
・近年では、自動車業界における電気自動車の普及、省エネルギー・安全性・快適性を満たす高性能モーターや高度な制御用センサーの需要が増大傾向にあり、今後も更なる成長が期待できる。
●高い技術力
・強みは、世界最小・外径1.5mmの超極小ボールベアリングの生産を可能にする超精密機械加工技術と、高精度製品の大量生産を可能にする垂直統合生産システム。
・更に、これまで電子機器・部品、モジュール生産で培ってきた技術力を活かして、これら同社の製品群を組み合わせた製品化も進めている。
●グローバル展開を加速中
・海外生産シフトに積極的で、1973年にシンガポールで海外における本格的な量産活動を開始以来、アジアを中心に拡大を続ける。
・10ヶ国以上に関連会社を擁し、世界中に製造拠点と販売拠点を展開するグローバル企業である。
●中期事業計画
・2029年までに、現在のおおよそ倍となる2.5兆円の売上高を目指している。
・成長戦略として、8分野をコア事業とする「8本槍(やり)戦略」を掲げており、近年はM&Aにも力を入れている。コネクターを手掛ける本多通信工業と住鉱テックの買収を発表。
・事業計画実現に向けて、自律成長を主軸に、積極的なM&Aで事業拡大を進める方針。
●働く環境
・配偶者出産休暇、産前産後休業の他、小学校6年修了までの子を対象とした育児短時間勤務や子の看護休暇など、子育て世代も無理なく働きやすい環境が整っている。
・また、定年が65歳のため、腰を据えて長く働くことができる。