●業務内容
地球温暖化やエネルギー問題が深刻化する一方、2050年には空調機の電力需要が3倍(対2015年比)になると予測されており、省エネルギーで環境にやさしい空調機が益々重要となっています。省エネ性の高い空調機を実現するにはインバータ技術が非常に重要であり、特にインバータ制御の頭脳となるマイコンの性能が鍵となります。マイコン開発業界は従来の1つのメーカが企画・設計・製造・量産を担う垂直統合型の開発から、設計外注(ファブレス)、製造外注(ファンダリ)など水平分業化が進み、ユーザ自身で必要とする半導体を開発できるチャンスが拡大しています。そのため、ダイキン工業の強みであるインバータを更に強化するため自社技術を組込んだカスタムマイコンの内製化を進めており、その開発を担当して頂きます。
●担当業務
インバータのハード、圧縮機・冷媒制御、他機器との通信などのシステムを理解した上で、必要なマイコンの要求仕様の作成、論理設計・検証(ファブレス活用もあり)、試作品の機能評価・信頼性評価までを実務担当者として牽引いただくことを期待しております。将来的には機種開発の取りまとめや新規開発製品のリーダー、新規要素技術開発など部門の中核を担うリーダーとして成長して頂くことを期待しています。空調機・インバータ等の知識については社内でも学べる環境があります。
●使用ツール:RTLシミュレータ、FPGA設計ツール、論理シミュレータ、GitHub
≪ポジション・立場≫
十数名単位のチーム中で、実務担当者をとして開発テーマを牽引いただくことを期待しております。グローバルでインバータエアコンの普及、エアコンの生産台数も増加し続けており、第一人者として活躍頂ける可能性の大きな分野です。将来的には、リーダーとして半導体のカスタマイズ開発の実行推進を担うことも期待します。
≪仕事のやりがい≫
●ダイキン工業は1980年に電子技術センターを設立して以来、「機電融合」の概念の基、エアコンのエンジンである圧縮機、及び、その圧縮機を駆動するモータ、インバータの研究・開発をコア技術と位置づけ、早くから産学連携や部品メーカーとの協力を行いながら研究開発、技術蓄積を行って参りました。ダイキン工業ではモータ、インバータをセットで開発し、システムとして成立させることに特徴があり、モータとインバータが手を携えて革新的な製品を生み出してきております。例えば、基礎原理しか解明されていなかったIPMモータの量産成功、世界最高水準の高効率ターボ冷凍機向けモータ向け磁気軸受開発、グローバルローコストインバータを実現した電解コンデンサレスインバータ開発、希少資源に依存しない省Dyネオジム磁石搭載モータなど、高い省エネ性能、低コストのモータ・インバータ技術はダイキン工業がグローバルNo.1空調機メーカーへ躍進を遂げてきた立役者とも言えます。
●世界No.1空調機器メーカーであることから同社の省エネインバータ生産規模は約1000億円と世界トップに達し、汎用インバータメーカーを大きく超える生産台数です。この生産規模を生かし、研究開発だけでなく、生産技術開発に関しても高い技術力を誇ります。
●同社は部門をまたいだ活発な議論、大学研究室やサプライヤーとの協力から最適解を見出してい開発くスタイルです。産学・産産連携、学会発表などを通じて様々な領域から刺激を受け、自分自身の更なるスキルを磨き上げられる環境と自負しております。
≪ダイキンの強み≫
空調商品として家庭用から業務用まで幅広いラインナップがあり、様々な空調システムで世界中のお客様に快適な暮らしを提供しています。失敗を恐れずに挑戦するひとを支援する風土があり、組織の壁を越えて技術者同士が切磋琢磨して開発を進めています。
≪キャリアパス≫
空調システムでは多数のマイコンを使用しており、システム性能を向上させるためにはこれらのマイコンの高性能化も欠かせません。そのため、マイコン開発の実務だけでなく、空調システムに関する技術についても知見を深めていただきます。実務経験を積みながら人材育成などのマネジメント業務もおこなっていただき、将来的には半導体業界の技術動向を注視しながら半導体戦略の実行責任者になっていただく事も期待しています。
●学歴:高専、大学、大学院
【必須条件】
知識: ロジック半導体設計技術、RTL設計技術 又は組み込みソフト開発技術
経験: FPGA設計開発の経験
専攻学科:電気・電子工学、情報工学
【歓迎条件】
知識: マイコン・LSI仕様設計技術
経験: マイコン・LSI設計開発マネジメントの経験、デジタル又はアナログIP設計開発の経験
【老舗貴金属メーカー】 産業用貴金属製品の開発業務全般
【東証プライム上場 世界展開する医療機器メーカー】 製品開発部門 医療機器の光学系開発エンジニア
【東証プライム上場 財閥系 製紙メーカー】 研究開発本部 植林木の研究・開発職
人々の生活や命を支えるため、「食料・水・環境」分野で地域に根ざした事業にチャレンジする
人の営みと地球環境が調和できる社会。 車載電池は一つの有効な手段になる。
資源から金属素材、機能性材料へ。地域と共生しながら成長を続ける、ものづくりのグローバル企業です。
サステナブルであり、材料特性に優れ、 世界で産業ニーズの高まる貴金属製品。 TANAKAはアジア唯一の公認企業です。
素材開発から顧客志向のマーケティングまで。 戦略事業の未来をOne Teamで拓きます。
多くの人が待ち望み、誰も作れなかった新薬を高度な技術で生産し、世界市場に届けます。